Veritas NetBackup™ OpsCenter レポートガイド
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- [状態および成功率 (Status & Success Rate)]>[状態 (Status)]>[1 週間の概要 (Week At A Glance)]レポート
- [状態および成功率 (Status & Success Rate)]>[状態 (Status)]>[ジョブの試行状態の詳細 (Job Attempt Status Detail)]レポート
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[重複排除 (Deduplication)]>[サイズの重複排除の係数 (Deduplication Size Factor)]
このレポートは重複排除の比率を過去 2 週間の毎日について示すので、通常は重複排除に関して最も頻繁に話題になります (時間枠は修正可能です)。重複排除の比率は通常バックアップされるバイトの合計数を変更されバックアップされたバイト数で割って計算します。 したがって、行われるすべてのバックアップ時に 100TB が存在し、10TB のみが変更された場合、比率は 10 になります。このレポートは重複排除ジョブのみを表示します。このレポートのデフォルトの[レポート対象 (Report On)]パラメータは[マスターサーバー (Master Server)]です。このレポートは折れ線グラフの形式で利用可能です。
このレポートは[履歴 (Historical)]ビューと[ランキング (Ranking)]ビューで利用可能です。 [ランキング (Ranking)]レポートは、バイトで最もよい重複排除率を持つという点でトップのホストをランク付けします。これらのホストでは変更が最小限であるため、重複排除で最高の利点を得ることができます。
図: [サイズの重複排除の係数 (Deduplication Size Factor)]レポート ([履歴 (Historical)]) に[サイズの重複排除の係数 (Deduplication Size Factor)]レポートの表示例を示します。
この重複排除レポートは、バイトで最もよい重複排除率を持つという点でトップのホストをランク付けします。これらのホストでは変更が最小限であるため、重複排除で最高の利点を得ることができます。
図: [サイズの重複排除の係数 (Deduplication Size Factor)]レポート ([ランキング (Ranking)]) に[サイズの重複排除の係数 (Deduplication Size Factor)]レポートの表示例を示します。
[サイズの重複排除の係数 (Deduplication Size Factor)]レポートと関連付けられる詳細は次のとおりです。
レポート名 | サイズの重複排除の係数 (Deduplication Size Factor) |
レポートカテゴリ | 重複排除 (Deduplication) |
場所 | [レポート (Report)] > [レポートテンプレート (Report Templates)] > [バックアップ (Backup)] > [重複排除 (Deduplication)] > [サイズの重複排除の係数 (Deduplication Size Factor)]。 |
レポートの目的 | 重複排除の係数を示す履歴傾向レポート。 |
サポート対象の製品 | NetBackup、PureDisk、およびそのアプライアンス |
該当するビュー | マスターサーバー、クライアント |
レポートの表示 | 履歴、ランキング |
ドリルダウンレポート | はい。 ドリルダウンレポートは、選択しているパラメータ値によって、レベル 1 の[クライアント名 (Client Name)]、レベル 2 の[ジョブの形式 (Job Type)]、レベル 3 の[スケジュール/レベルの形式 (Schedule/Level Type)]、レベル 4 の[ポリシー名 (Policy Name)]の 4 つのレベルで表示できます。 |
スケジュール可能 | はい。 |
サポート対象の形式 | PDF、CSV、HTML、XML、TSV |
[サイズの重複排除の係数 (Deduplication Size Factor)]レポートを編集して、目的の列を表示したり非表示にすることができます。デフォルトではすべての列が表示されます。 また、レポートをフィルタ処理して特定のマスターサーバーのレポートを表示することもできます。 次の表に、[サイズの重複排除の係数 (Deduplication Size Factor)]レポートのフィルタと、これらのフィルタを使ってレポートに特定のデータを表示する方法を示します。
フィルタ | 列 | 説明 |
---|---|---|
表示 | レポートで、選択されたビューのデータを表示するビューを選択します。デフォルトでは、[すべてのマイビュー (All My Views)]が選択されます。 | |
マスターサーバー | マスターサーバー | 1 つ以上のマスターサーバーを選択すると、選択したマスターサーバーによってバックアップされるクライアントのデータがレポートに表示されます。 OpsCenter コンソールに追加されるすべてのマスターサーバーが、[値 (Value)]ドロップダウンリストに示されます。 |
メディアサーバー | メディアサーバー | 選択したメディアサーバーのデータをレポートで表示するために 1 つ以上のメディアサーバーを選択します。 OpsCenter コンソールに追加されるすべてのメディアサーバーが、[値 (Value)]ドロップダウンリストに示されます。 |
クライアント | クライアント名 クライアント OS | レポートで、選択されたクライアントのデータを表示する 1 つ以上のクライアントを選択します。OpsCenter コンソールでマスターサーバーによって保護されるすべてのクライアントが表示されます。 レポートで、選択されたクライアント OS のデータを表示するために 1 つ以上のクライアント OS を選択します。 |
ポリシー | ポリシー名 ポリシー形式 ポリシーのキーワード ポリシーデータの分類名 | 選択されたポリシーのデータを表示する 1 つ以上のポリシー名を選択します。 選択されたポリシー形式のデータを表示するために 1 つ以上のポリシー形式を選択します。 選択されたキーワードが含まれるポリシーのデータを表示するために、1 つ以上のポリシーキーワードを選択します。 ゴールド (Gold)、シルバー (Silver)、ブロンズ (Bronze) などの 1 つ以上のポリシーデータ分類名を選択して、選択したデータ分類名を持つポリシーのデータを表示します。 |
スケジュール | スケジュール/レベルの形式 スケジュール名 | 構成されたスケジュールのデータを表示するために、スケジュールまたはレベルの形式を 1 つ以上選択します。 選択されたスケジュール名のデータを表示する 1 つ以上のスケジュール名を選択します。 |
ジョブ | ジョブの形式 製品の種類 ジョブのトランスポート形式 ジョブ状態 | 選択されたジョブ形式のデータを表示するために、アーカイブ、バックアップ、リストアなど 1 つ以上のジョブ形式を選択します。 選択された製品のデータを表示するために 1 つ以上のバックアップ製品を選択します。 選択されたトランスポート形式のジョブのデータを表示するために、FT、LAN、不明など 1 つ以上のトランスポート形式を選択します。 選択されたジョブ状態のデータを表示するために、失敗、成功など 1 つ以上のジョブの状態を選択します。 |
フィルタの使用例: 特定のクライアントに対して[サイズの重複排除の係数 (Deduplication Size Factor)]レポートを実行して、この特定のクライアントの詳細を表示できます。
レポートの拡張機能:
[サイズの重複排除の係数 (Deduplication Size Factor)]レポートに対して次の拡張が行われました。
次の 4 つのレベルに対応するドリルダウンレポートが追加されました。
レベル 1: クライアント名 (Client Name)
レベル 2: ジョブの形式(Job Type)
レベル 3: スケジュール/レベルの形式 (Schedule/Level Type)
レベル 4: ポリシー名 (Policy Name)
レポートには、オプション[次の移動平均期間で傾向ラインを表示する (Show trendline with moving average period of)]によってカスタマイズされた平均期間の傾向線が表示されます。この値は、1、2、3、7、14、30 のいずれかを選択できます。デフォルト値は 3 です。たとえば、3 を指定すると、各間隔で現在のデータポイントと以前の 2 つのデータポイントの平均値を示す傾向ラインが表示されます。
相対時間枠の選択のために、[年間 (Years)]単位が追加されました。過去 X 年のデータを表示できるようになりました。
[次へ (Next)]オプションは[相対時間枠 (Relative Timeframe)]のドロップダウンメニューから削除されました。[次の 2 週間 (Next two weeks)]のような相対時間枠を入力することはできなくなりました。これは、レポートが将来のデータをサポートしないためです。
次のオプションは[次の基準による時間枠グループ (Time Frame Group by)]の選択項目から削除されました。
曜日平均 (Day of week Average)
曜日合計 (Day of Week total)
時間平均 (Hour of day Average)
時間合計 (Hour of day total)
分間 (Minutes)
月平均 (Month of year Average)
月合計 (Month of year total)
四半期平均 (Quarter of year Average)
四半期合計 (Quarter of year total)
[サイズの重複排除の係数 (Deduplication Size Factor)]レポートのフィルタに対して次の拡張が行われました。
新しい列[ジョブの状態 (完了のみ) (Job Status (Complete only))]と[ジョブの状態 (完了と部分的な完了のみ) (Job Status (Complete and Partial only))]が、[レポート対象 (Report On)]パラメータに追加されました。
ポリシーフィルタの[ポリシー形式 (Policy Type)]列の値として[不明 (UNKNOWN)]が追加されました。ポリシー形式が不明なレポートデータをフィルタ処理できるようになりました。
このレポートに適用されないジョブ形式がフィルタから削除されました。サポート対象のジョブ形式は、[バックアップ (Backup)]、[アーカイブ (Archive)]、[リストア (Restore)]、[カタログバックアップ (Catalog Backup)]、[スナップショットからのバックアップ (Backup From Snapshot)]、[スナップショット (Snapshot)]、[複製 (Duplicate)]、[レプリケーション (Replication)]です。
[ジョブの形式 (Job Type)]列のデフォルトの選択値が、[バックアップ (Backup)]に変更されました。
Y1 軸のデフォルトの単位は[GB]になりました。
[ジョブのトランスポート形式 (Job Transport Type)]フィルタから、値[SAN]が削除されました。
既知の問題:
OpsCenter のストレージユニット名に[レポート (Report)]を選択すると、PureDisk にストレージユニットが存在しないため PureDisk ではデータが何も生成されません。
Y 軸や Y1 軸のデータの単位は、1 つ下の単位です。