Enterprise Vault™ 導入/計画

Compliance Accelerator 検索

無作為なメッセージのサンプルを取得するだけでなく、不適切な語句やビジネス行為に関して従業員のメッセージの監視が必要な場合もあります。これを実行するには、Compliance Accelerator を使って、Enterprise Vault サービスによってアーカイブされたメッセージの検索を実行します。

Compliance Accelerator では、広範囲の検索基準を使えます。検索対象の単語とフレーズ、日付範囲、メッセージサイズ、種類と方向、作成者と受信者の詳細、添付ファイルの詳細があります。

メッセージまたは添付ファイルの内容のフレーズ検索では、Enterprise Vault のアーカイブのインデックスを「完全」に設定する必要があることに注意してください。

検索は検索実行のスケジュールを使って定期的に実行するか、または特定のタスクに対して手動で実行できます。アプリケーション管理者は複数の部門で検索を同時に実行するように設定できますが、部門管理者による検索実行は、その管理者が担当している部門のみに限定されます。検索から戻されたメッセージは、部門のレビューアが精査の対象とするレビューセットに追加できます。検索結果は、自動または手動で受け入れます。

デフォルトでは、Compliance Accelerator は検索の結果から重複したアイテムを識別して削除するため、それらはレビューセットに表示されません。1 つのアイテムが別のものと重複しているかどうかを判断するために、Compliance Accelerator は作成者の表示名、件名、添付ファイルの数のようなアイテムのメタデータプロパティを比較します。

Compliance Accelerator に検索が設定されると、Accelerator マネージャサービスは検索を実行するために Enterprise Vault Indexing Service に接続します。検索結果が受け入れられると、検索と結果の詳細はカスタマーデータベースに無期限に格納されます。

検索のスケジュールには、SQL Server エージェントサービスが使われます。