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Veritas InfoScale™ 8.0 ディザスタリカバリ実装ガイド - Linux
Last Published:
2022-01-26
Product(s):
InfoScale & Storage Foundation (8.0)
Platform: Linux
- 第 I 部 ディザスタリカバリのための Storage Foundation and High Availability Solutions の概要
- 第 II 部 キャンパスクラスタの実装
- 第 III 部 RDC (Replicated Data Cluster) の実装
- 第 IV 部 グローバルクラスタの実装
- VCS と SFHA 用のグローバルクラスタの設定
- グローバルクラスタの Storage Foundation Cluster File System High Availability、Storage Foundation for Oracle RAC、または Storage Foundation for Sybase CE での設定
- グローバルクラスタの VVR と Storage Foundation Cluster File System High Availability、Storage Foundation for Oracle RAC、または Storage Foundation for Sybase CE での設定
- 第 V 部 参照先
VCS レプリケーションデータクラスタの動作
RDC 設定の動作を理解するために、VCS レプリケーションデータクラスタ(RDC)の中で設定されたアプリケーションを例として取り上げます。RDC 設定には次の 2 つのシステムゾーンがあります。
プライマリゾーン(ゾーン 0)。プライマリサイトに配置され、プライマリストレージに接続されたノードで構成されます。
セカンダリゾーン(ゾーン 1)。セカンダリサイトに配置され、セカンダリストレージに接続されたノードで構成されます。
アプリケーションは、クラスタ内のすべてのノードにインストールおよび設定されています。アプリケーションデータを各 RDC サイトの共有ディスクに置き、RDC サイト間で複製することにより、データの同時性が保たれます。アプリケーションサービスグループは、現在のプライマリゾーンでオンライン状態であり、クラスタ内でフェールオーバーするよう設定されています。
図: VCS レプリケーションデータクラスタ設定 に、VCS レプリケーションデータクラスタで設定されるアプリケーションを示します。
システムまたはアプリケーションに障害が発生した場合、VCS はアプリケーションサービスグループを同じ RDC サイト内にある別のシステムにフェールオーバーしようと試みます。ただし、プライマリの RDC サイト内にフェールオーバー先のノードが見つからない場合は、サービスグループを現在セカンダリである RDC サイト(ゾーン 1)に切り替えます。