Veritas NetBackup アップグレードガイド
- 概要
- アップグレード計画
- マスターサーバーのアップグレード
- メディアサーバーのアップグレード
- NetBackup の MSDP のアップグレード
- クライアントのアップグレード
- VxUpdate を使用した NetBackup 配備の管理
- 付録 A. リファレンス
NetBackup 8.2 へのアップグレードの計画方法
NetBackup 8.2 へのアップグレードの準備段階で複数の要素を検討する必要があります。
NetBackup 8.1 のアップグレードには、メディアサーバー重複排除プール (MSDP) のローリング変換が含まれています。
デフォルトでは、ローリング変換はシステムがビジー状態ではないときに実行されます。つまり変換は、バックアップ、リストア、CRQP、CRC チェック、圧縮などが非アクティブのときに実行されます。この変換では、通常のシステム操作への影響は予想されていません。ローリング変換が完了すると、変換後のシステムと新しいインストールの間で違いはありません。ローリング変換に関する詳しい情報を参照できます。
NetBackup 8.1 での MSDP のアップグレードの考慮事項を参照してください。
MSDP ローリングデータ変換についてを参照してください。
役割ベースのアクセス制御 (RBAC) を使用する場合は、セキュリティ管理者を指定する必要があります。詳細情報を参照できます。
NetBackup Web ユーザーインターフェースについてを参照してください。
『NetBackup Web UI セキュリティ管理者ガイド』を参照してください。
NetBackup 8.0 より、NetBackup マスターサーバーには、重要なバックアップ操作をサポートするための構成済み Tomcat Web サーバーが含まれます。この Web サーバーは、権限が制限されているユーザーアカウント要素の下で動作します。これらのユーザーアカウント要素は、各マスターサーバー (またはクラスタ化されたマスターサーバーの各ノード) で使用できる必要があります。詳細情報を参照できます。
NetBackup マスターサーバー Web サーバーのユーザーとグループの作成を参照してください。
メモ:
ベリタスは、NetBackup Web サービスに使用するユーザーアカウントの詳細を保存することを推奨します。マスターサーバーのリカバリでは、NetBackup カタログのバックアップが作成されたときに使われたものと同じ NetBackup Web サービスのユーザーアカウントとクレデンシャルが必要です。
注意:
セキュアモードで NetBackup PBX を実行する場合は、Web サービスユーザーを PBX の権限を持つユーザーとして追加します。PBX モードの判別と、正しくユーザーを追加する方法について詳しくは、次をご覧ください。
表: アップグレード処理の概要はアップグレード手順の概要を示しています。
表: アップグレード処理の概要
手順 | 詳細 | 詳細情報 |
---|---|---|
1 | オペレーティングシステムの必要条件を見直し、コンピュータがすべての必要条件を満たしていることを確認する | UNIX および Linux のインストールおよびアップグレード要件を参照してください。 Windows および Windows クラスタのインストールおよびアップグレード要件を参照してください。 Windows クラスタのインストールとアップグレードの要件を参照してください。 |
2 | Web サーバーのユーザーアカウントとグループアカウントが作成され、有効になっていることを確認します。 | 詳細情報を参照できます。 NetBackup マスターサーバー Web サーバーのユーザーとグループの作成を参照してください。 |
3 | アップグレード処理を開始する | マスターサーバーのアップグレードについてを参照してください。 |