Veritas NetBackup アップグレードガイド
- 概要
- アップグレード計画
- マスターサーバーのアップグレード
- メディアサーバーのアップグレード
- NetBackup の MSDP のアップグレード
- クライアントのアップグレード
- VxUpdate を使用した NetBackup 配備の管理
- 付録 A. リファレンス
- NetBackup マスターサーバー Web サーバーのユーザーとグループの作成
- クラスタ化されたマスターサーバーの非アクティブノードで証明書を生成する
- NetBackup Java Runtime Environment について
- NetBackup Web ユーザーインターフェースについて
- NetBackup 応答ファイルについて
- RBAC のブートストラップについて
- インストール後すぐにマスターサーバー上のクラウド構成ファイルを更新するか、NetBackup 8.2 にアップグレードする
- NetBackup ソフトウェアの入手について
- NetApp クラスタのためのアップグレード前の追加手順
- レプリケーションディレクタを使用した NetApp ディスクアレイの使用
- NetBackup のバージョン間の互換性について
- UNIX および Linux のインストールおよびアップグレード要件
- Windows および Windows クラスタのインストールおよびアップグレード要件
- Windows クラスタのインストールとアップグレードの要件
- 新しいメディアサーバーに全データを移行してクラスタ化されたメディアサーバーを削除する
- NetBackup OpsCenter サーバーと NetBackup マスターサーバー間の接続の無効化
- Amazon クラウドストレージサーバーのアップグレード後の手順
VxUpdate について
Veritas は、LiveUpdate の代わりとして VxUpdate を導入します。VxUpdate の主要コンポーネントは、メディアサーバーおよびクライアントのアップグレードツールとして機能する新しい配備ポリシーです。VxUpdate のリリースに伴い、Veritas は LiveUpdate のサポートを終了します。
ポリシーをサポートするために、Veritas はメディアサーバーおよびクライアントのアップグレード用の簡略化されたツールを提供します。追加の外部ツールを必要とせず、バックアップポリシーに類似した、使い慣れたポリシーベース形式の構成になっています。署名済みパッケージが検証され、マスターサーバー上の VxUpdate リポジトリにインストールされます。パッケージがインストールされると、配備ポリシーで利用可能になります。さらに、配備ポリシーを使用して、Veritas から提供される緊急エンジニアリングバイナリのインストールを自動化できます。
新しい配備ポリシーを使用すると、配備アクティビティをスケジュールに従って構成および実行したり、クライアントホストの所有者が、必要に応じてアップグレードを実行したりすることを可能にします。さらに、配備アクティビティを細分化して、小規模のタスクに分割できます。事前チェック、ステージング、インストールのタスクを、それぞれに固有の配備時間帯を設定した異なるスケジュールを持つ個別のアクティビティとしてスケジュール設定できます。
メモ:
キューに登録された配備ジョブのみをキャンセルできます。VxUpdate ジョブがアクティブ状態になるとキャンセルできません。
配備ポリシーは、NetBackup 管理コンソールの他のポリシーと同じ場所にはありません。配備ポリシーは、NetBackup 管理コンソールの[配備の管理 (Deployment Management)] > [配備ポリシー (Deployment Policies)]にあります。
配備ポリシーを正常に作成して使用するために推奨される方法は次のとおりです。Veritas
表:
|
手順 |
処理 (Action) |
追加情報 |
|---|---|---|
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1 |
NetBackup リポジトリへの配置 |
リポジトリの管理を参照してください。 |
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2 |
配備ポリシーの作成 |
配備ポリシーの管理を参照してください。 |
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3 |
(オプション) マスターサーバー、メディアサーバー、またはクライアントからのアップグレードの手動による実行 |
VxUpdate を使用したマスターサーバーからのアップグレードの手動による開始を参照してください。 |