NetBackup™ SAN クライアントおよびファイバートランスポートガイド
- SAN クライアントとファイバートランスポートの概要
- 配備の計画
- SAN クライアントの宛先ストレージについて
- SAN の準備
- SAN クライアントとファイバートランスポートのライセンス
- SAN クライアントおよびファイバートランスポートの構成
- ファイバートランスポートメディアサーバーの設定
- SAN クライアントの構成
- クラスタ内の SAN クライアントの構成
- [ファイバートランスポート (Fibre transport)]プロパティ
- SAN クライアントの使用設定の構成
- SAN クライアントおよびファイバートランスポートの管理
- SAN クライアントとファイバートランスポートの無効化
- SAN クライアントとファイバートランスポートのトラブルシューティング
- 統合ログについて
- 付録 A. AIX に固有の構成の詳細
- 付録 B. HP-UX に固有の構成の詳細
vxlogview コマンドを使用した統合ログの表示について
vxlogview コマンドを使用した場合だけ、統合ログの情報を正しく収集して表示することができます。統合ログファイルは、バイナリ形式のファイルで、一部の情報は関連するリソースファイルに含まれています。これらのログは次のディレクトリに保存されます。特定プロセスのファイルに検索を制限することによって vxlogview の結果をより速く表示することができます。
UNIX の場合 | /usr/openv/logs |
Windows の場合 | install_path\NetBackup\logs |
表: vxlogview 問い合わせ文字列のフィールド
フィールド名 | 形式 | 説明 | 例 |
---|---|---|---|
PRODID | 整数または文字列 | プロダクト ID または製品の略称を指定します。 | PRODID = 51216 PRODID = 'NBU' |
ORGID | 整数または文字列 | オリジネータ ID またはコンポーネントの略称を指定します。 | ORGID = 116 ORGID = 'nbpem' |
PID | long 型の整数 | プロセス ID を指定します。 | PID = 1234567 |
TID | long 型の整数 | スレッド ID を指定します。 | TID = 2874950 |
STDATE | long 型の整数または文字列 | 秒単位またはロケール固有の短い形式の日時で開始日付を指定します。たとえば、「mm/dd/yy hh:mm:ss AM/PM」の形式を使用しているロケールなどがあります。 | STDATE = 98736352 STDATE = '4/26/11 11:01:00 AM' |
ENDATE | long 型の整数または文字列 | 秒単位またはロケール固有の短い形式の日時で終了日付を指定します。たとえば、「mm/dd/yy hh:mm:ss AM/PM」の形式を使用しているロケールなどがあります。 | ENDATE = 99736352 ENDATE = '04/27/11 10:01:00 AM' |
PREVTIME | 文字列 | hh:mm:ss の形式で、時間を指定します。このフィールドには、=、<、>、>= および <= の演算子だけを使用できます。 | PREVTIME = '2:34:00' |
SEV | 整数 | 次の使用可能な重大度の種類のうちのいずれかを指定します。 0 = INFO 1 = WARNING 2 = ERR 3 = CRIT 4 = EMERG | SEV = 0 SEV = INFO |
MSGTYPE | 整数 | 次の使用可能なメッセージの種類のうちのいずれかを指定します。 0 = DEBUG (デバッグメッセージ) 1 = DIAG (診断メッセージ) 2 = APP (アプリケーションメッセージ) 3 = CTX (コンテキストメッセージ) 4 = AUDIT (監査メッセージ) | MSGTYPE = 1 MSGTYPE = DIAG |
CTX | 整数または文字列 | 識別子の文字列としてコンテキストトークンを指定するか、'ALL' を指定してすべてのコンテキストインスタンスを取得して表示します。このフィールドには、= および != の演算子だけを使用できます。 | CTX = 78 CTX = 'ALL' |
表: 日付を含む問い合わせ文字列の例
例 | 説明 |
---|---|
(PRODID == 51216) && ((PID == 178964)|| ((STDATE == '2/5/15 09:00:00 AM') && (ENDATE == '2/5/15 12:00:00 PM')) | 2015 年 2 月 5 日 の午前 9 時から正午までを対象に NetBackup プロダクト ID 51216 のログファイルメッセージを取り込みます。 |
((prodid = 'NBU') && ((stdate >= '11/18/14 00:00:00 AM') && (endate <= '12/13/14 12:00:00 PM'))) || ((prodid = 'BENT') && ((stdate >= '12/12/14 00:00:00 AM') && (endate <= '12/25/14 12:00:00 PM'))) | 2014 年 11 月 18 日から 2014 年 12 月 13 日までを対象に NetBackup プロダクト NBU のログメッセージを取り込み、2014 年 12 月 12 日から 2014 年 12 月 25 日までを対象に NetBackup プロダクト BENT のログメッセージを取り込みます。 |
(STDATE <= '04/05/15 0:0:0 AM') | 2015 年 4 月 5 日、またはその前に記録されたすべてのインストール済み Veritas 製品のログメッセージを取得します。 |