NetBackup™ for Microsoft Exchange Server 管理者ガイド
- NetBackup for Exchange の概要
- NetBackup for Exchange のインストール
- Exchange スナップショットバックアップの Snapshot Client 構成とライセンス要件
- Exchange クライアントのホストプロパティの構成
- NetBackup for Exchange 操作のアカウントの構成
- Exchange ホストの構成
- Exchange 個別リカバリの構成
- Exchange のバックアップと個別リカバリテクノロジ (GRT) について
- Exchange 個別リカバリテクノロジ用 Network File System (NFS) のインストールおよび構成
- Exchange のバックアップポリシーの構成 (非 VMware)
- Exchange Server のバックアップポリシーの構成について
- Exchange Server のスナップショットバックアップの構成について
- Exchange Server のインスタントリカバリバックアップの構成について
- Exchange Server、メールボックス、パブリックフォルダのバックアップの実行
- Exchange Server、メールボックス、パブリックフォルダのリストアの実行
- Exchange スナップショットバックアップのリストアについて
- 個々の Exchange メールボックスおよび共有フォルダの項目のリストアについて
- Exchange メールボックスまたは共有フォルダのオブジェクトの代替パスへのリダイレクトリストア
- VMware バックアップを使用した Exchange Server データの保護について
- Exchange Server のバックアップとリストアのトラブルシューティング
- NetBackup for Exchange デバッグログ
- オフホスト Exchange サーバーでのイベントビューアログの表示
- NetBackup の状態レポート
- Exchange リストア操作のトラブルシューティング
- DAG のバックアップとリストアのトラブルシューティング
[Exchange]プロパティ
[Exchange]プロパティは、現在選択されている Windows クライアントに適用されます。クラスタ環境またはレプリケートされた環境では、すべてのノードで同じ設定を構成します。仮想サーバー名の属性を変更する場合は、DAG ホストサーバーのみ更新されます。
[Exchange]ダイアログボックスには次のプロパティが含まれます。
表: [Exchange]ダイアログボックスのプロパティ
プロパティ |
説明 |
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スナップショット検証 I/O スロットル (Snapshot verification I/O throttle) |
このプロパティは、Exchange 2007 による[MS-Exchange-Server]バックアップポリシーだけに適用されます。このバージョンの Exchange のサポートは終了しました。 |
完全バックアップ中のログファイルのバックアップオプション (Backup option for log files during full backups) |
メモ: このプロパティは、[MS-Exchange-Server]バックアップポリシーのみに適用されます。
スナップショットバックアップによるすべての Exchange トランザクションログファイルまたはコミットされていない Exchange トランザクションログファイルのみのバックアップについてを参照してください。 |
インスタントリカバリが正常に完了した後でログを切り捨てる (Truncate log after successful Instant Recovery backup) |
メモ: このプロパティは、[MS-Exchange-Server]バックアップポリシーのみに適用されます。 インスタントリカバリのバックアップが正常に完了した後でトランザクションログを削除するには、このオプションを有効にします。デフォルトでは、スナップショットのみである完全インスタントリカバリバックアップのトランザクションログは削除されません。 |
Exchange 個別リストア用プロキシホスト (Exchange granular proxy host) |
メモ: このプロパティは、個別リカバリテクノロジ (GRT) を使うバックアップを複製または参照するときに適用されます。 GRT を使用するバックアップ (bplist を使用して) を複製または参照する場合、別の Windows システムをソースクライアントのプロキシとして機能するように指定することもできます。ソースクライアントに影響を与えないようにする場合、またはソースクライアントが利用できない場合は、プロキシを使用します。 Exchange 個別プロキシホストの構成を参照してください。
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メッセージの添付ファイルに対する単一インスタンスのバックアップを有効にする (Enable single instance backup for message attachments) |
メモ: このプロパティは、Exchange 2007 による[MS-Exchange-Server]バックアップポリシーだけに適用されます。このバージョンの Exchange のサポートは終了しました。 |
Microsoft ボリュームシャドウコピーサービス (VSS) を使用するバックアップの前に一貫性チェックを実行する (Perform consistency check before backup with Microsoft Volume Shadow Copy Service (VSS)) |
DAG バックアップの実行時に一貫性チェックを実行しない場合は、このオプションを無効にします。[一貫性チェックに失敗した場合もバックアップを続行する (Continue with backup if consistency check fails)] にチェックマークを付けると、一貫性チェックに失敗した場合も NetBackup はバックアップを続行します。 Exchange バックアップでの一貫性チェックオプションについてを参照してください。 |
Exchange クレデンシャル (Exchange credentials) |
このプロパティについて、次の点に注意してください。
NetBackup Exchange 操作のアカウントのクレデンシャルを指定します。このアカウントには、Exchange のリストア操作の実行に必要な権限が必要です。必要なアクセス権はお使いの Exchange バージョンに依存します。アカウントには、「プロセスレベルトークンの置き換え」の権限も必要です。 クライアントのホストプロパティにおける Exchange クレデンシャルについてを参照してください。 NetBackup Exchange 操作のアカウントの構成についてを参照してください。 「プロセスレベルトークンの置き換え」の権限を使用した NetBackup Exchange 操作のアカウントの構成についてを参照してください。 |