NetBackup™ Web UI VMware 管理者ガイド
- VMware サーバーの管理
- VM の保護
- マルウェアスキャン
- インスタントアクセス
- インスタントロールバック
- 継続的なデータ保護
- VM のリカバリ
- ハードウェアスナップショットとレプリケーションを使用した VM の保護
- VMware の操作のトラブルシューティング
ハードウェアスナップショットを使用するための VMware ポリシーの構成
次の手順は、NFS データストアにある仮想マシンのハードウェアスナップショットを作成するための VMware のポリシーを、NetBackup Web UI を使用してどのように構成するかを記述します。
VMware ポリシーの構成について詳しくは、Web UI での VMware ポリシーの操作を参照してください。を参照してください。
表: 構成手順と説明
手順 |
説明 |
参照先 |
---|---|---|
1 |
NetBackup で NetBackup Snapshot Manager サーバーを構成します。 |
詳しくは、『NetBackup™ Snapshot Manager for Data Center 管理者ガイド』を参照してください。 |
2 |
NAS ストレージアレイプラグインを構成します。 |
詳しくは、『NetBackup™ Snapshot Manager for Data Center 管理者ガイド』を参照してください。 |
3 |
VMware バックアップホストを NetBackup 構成に追加します。 |
『NetBackup for VMware ガイド』で、NetBackup に VMware バックアップホストを追加するトピックを参照してください。 |
4 |
VMware vCenter Server または ESX Server の NetBackup アクセスクレデンシャルを構成します。 |
『NetBackup for VMware ガイド』で、VMware に NetBackup クレデンシャルを追加するトピックを参照してください。 |
5 |
スナップショットを使用するように SLP を構成します。 |
詳しくは、『NetBackup™ Snapshot Manager for Data Center 管理者ガイド』のトピック「スナップショットおよびスナップショットレプリケーションのストレージライフサイクルポリシーの構成」を参照してください。 |
6 |
SLP で指定された操作を実行するために NetBackup VMware ポリシーを構成します。 |
詳しくは、『NetBackup VMware 管理者ガイド』を参照してください。 |
次の手順では、NFS データストアにある VM のハードウェアスナップショットを使用するように VMware ポリシーを構成するために必要なポリシーオプションのみが一覧に表示されています。
メモ:
この機能は、VMware の保護計画ではサポートされていません。この機能を使用するには、NetBackup Web UI を使用して VMware ポリシーを作成する必要があります。
次の手順では、ハードウェアスナップショットを使用して NFS データストアにある VM を保護する VMware ポリシーを作成します。
Web UI で VM ハードウェアスナップショットを使用するポリシーを作成するには
- 左側で[保護 (Protection)]、[ポリシー (Policies)]の順にクリックします。
- VMware ポリシーを変更するには、リストからそのポリシーを選択します。
ポリシーを追加するには、[追加 (Add)]をクリックして[ポリシー名 (Policy name)]を入力し、[ポリシー形式 (Policy type)]ドロップダウンリストから[VMware]を選択します。
- ポリシーの[属性 (Attributes)]タブでオプションを構成します。以下の項目は、ハードウェアスナップショット用の VMware ポリシーを作成する場合に限定されます。
ポリシーストレージ (Policy storage): スナップショットベースの保護用に構成されている SLP を選択します。
スナップショットバックアップを実行する (Perform snapshot backups): このオプションを有効にすると、スナップショットバックアップに必要な他のオプションが自動的に選択されます。
[スナップショットバックアップを実行する (Perform snapshot backup)]のオプション: [オプション (Options)]ボタンをクリックすると、[スナップショットオプション (Snapshot Options)]ダイアログボックスと、デフォルトの構成の[パラメータ (Parameters)]が次のように表示されます。
スナップショット形式 (Snapshot Type): 適切なスナップショット形式を選択します。デフォルトでは[自動 (Auto)]オプションが選択されており、アレイスナップショットに使用するスナップショット形式を NetBackup が自動的に判断できます。
Snapshot Manager: スナップショット操作を実行するためにストレージアレイと通信する NetBackup Snapshot Manager ホストを選択します。
メモ:
構成済みの NetBackup Snapshot Manager ホストのリストを表示するには、ユーザーに表示権限を提供します。MANAGE > SNAPSHOT-MGMT-SERVER > View
[最大スナップショット数 (Maximum Snapshots)]: 一度に保持されるスナップショットの最大数を設定します。最大数に達すると、スナップショットのローテーションが実行されます。
新しいスナップショットが作成されるたびに一番古いスナップショットから順に削除されます。[SLP 保持で管理 (Managed by SLP retention)]は、[固定 (Fixed)]または[コピー後に期限切れにする (Expire after Copy)]の保持が現在 SLP で選択されている場合に自動選択されます。
アプリケーションの整合性スナップショット (Application Consistent Snapshot): このオプションはデフォルトでは有効になっています。ほとんどの場合は、このオプションを有効にしておくことをお勧めします。
このオプションが無効になっていると、スナップショットの取得時に仮想マシンのデータが一貫した状態になっていない可能性があります。スナップショットは仮想マシンのすべてのデータをキャプチャしない可能性があります。
注意:
スナップショットからのバックアップイメージを生成することを SLP に許可するには、このオプションを有効にする必要があります。
このオプションを無効にした場合は、[VMware]タブに関して次の点に注意してください。
[削除されたブロックのエクスクルード (Exclude deleted blocks)]および[スワップおよびページングファイルのエクスクルード (Exclude swap and paging files)]は無効になります。
[ブロックレベルの増分バックアップを有効にする (Enable block-level incremental backup)]は無効になります。
[アプリケーション保護 (Application Protection)]オプションは無効になります。
アクセラレータを使用 (Use Accelerator): バックアップ操作を高速化するには、このオプションを選択します。
メモ:
バックアップを高速化するには、SLP で[スナップショットからのバックアップ (Backup From Snapshot)]を定義する必要があります。
[スナップショットからのバックアップ (Backup From Snapshot)]操作に使用される MSDP ストレージユニットは、スナップショット (またはスナップショットレプリケーション) で使用される MSDP ストレージユニットと同じである必要があります。
- [スケジュール (Schedules)]タブをクリックし、バックアップ用の完全スケジュールと増分スケジュールを選択して、[追加 (Add)]をクリックします。
メモ:
増分スケジュールを追加するには、[ブロックレベルの増分バックアップ (BLIB) (Block-level incremental backup (BLIB))]オプションを有効にする必要があります。
- [クライアント (Clients)]タブを使用して、仮想マシンの自動選択のための問い合わせを作成します。選択する VM は、NFS データストアにある必要があります。
メモ:
問い合わせの作成の手順については、『NetBackup for VMware 管理者ガイド』の「バックアップする仮想マシンの自動選択の構成」セクションを参照してください。
- [VMware]タブを使用して、仮想マシンのバックアップのオプションを選択します。
ブロックレベルの増分バックアップを実行するには、[ブロックレベルの増分バックアップ (BLIB) を有効にする (Enable block-level incremental backup (BLIB))]オプションを選択します。
メモ:
[トランスポートモード (Transport modes)]はサポートされておらず、無効になっています。NetBackup はバックアップホストとストレージアレイの間でデータを移動するのに VMware ファイルトランスポートモードを使用します。
メモ:
[アプリケーション保護 (Application Protection)]オプションでサポートされているのは、Microsoft Exchange と Microsoft SQL だけです。
- ポリシーの構成が完了したら、[作成 (Create)]をクリックします。