NetBackup™ Web UI VMware 管理者ガイド
- VMware サーバーの管理
- VM の保護
- マルウェアスキャン
- インスタントアクセス
- インスタントロールバック
- 継続的なデータ保護
- VM のリカバリ
- ハードウェアスナップショットとレプリケーションを使用した VM の保護
- VMware の操作のトラブルシューティング
インスタントロールバック機能を使用する前の考慮事項
インスタントロールバック仮想マシン機能について、次の点に注意してください。
この機能はバックアップコピーでサポートされます。これらのコピーは、保護計画 (Web UI) または従来のポリシー (NetBackup 管理コンソール) で作成されます。
この機能は、NetBackup Appliance、NetBackup Virtual Appliance、Build Your Own (BYO) サーバー、および NetBackup FlexScale でサポートされています。
この機能では、独立したディスクを備えた VM のバックアップをサポートしていません。VMware では、永続的なディスクでも非永続的なディスクでも、VM 内の独立したディスクのスナップショットをサポートしていません。その結果、独立したディスクはバックアップされません。
詳しくは、次を参照してください。
この機能は、バックアップから除外されたディスクを持つ VM をサポートしていません。NetBackup 管理コンソールで、ポリシーの[ディスクを除外 (Exclude Disks)]タブにある[除外したディスクはありません (No disks excluded)]を選択します。または、NetBackup Web UI の保護計画で、[選択した仮想ディスクをバックアップから除外 (Exclude selected virtual disks from backups)]チェックボックスのチェックマークをはずします。
raw デバイスマッピングモード (RDM) のディスクがある VM は、この機能ではサポートされません。
この機能を使用すると、一度に最大 100 台の VM をロールバック対象として選択できます。100 台を超える VM を選択した場合、[すぐにロールバック (Roll back instantly)]オプションは表示されません。
たとえば、180 台の VM をロールバックする場合は、同じジョブに対して 2 つのロールバック要求を作成する必要があります。1 つは 100 台の VM 用、もう 1 つは 80 台の VM 用です。
この機能では、1 つのインスタントロールバック VM には 1 つのライブマウントが必要です。各ライブマウントは 1 日間保持できます。したがって、ロールバックをサポートできる VM の数は、利用可能なライブマウントの合計数に依存します。デフォルトでは、ライブマウントの値は 200 に設定されています。
このデフォルト値は、
<ストレージパス>/spws/etc/spws.cfg
から変更できます。MaxAllowedLivemounts=200
NetBackup FlexScale の場合、MSDP クラスタ内の各 MSDP エンジンで、ライブマウントの値がデフォルトで 100 に設定されます。
このデフォルト値は MSDP エンジンの場所
/msdp/data/dp1/pdvol/spws/etc/spws.cfg
から変更できます。メモ:
インスタントロールバック、VMware インスタントアクセス、MSSQL インスタントアクセス、ユニバーサル共有で構成されるライブマウントの合計数が MaxAllowedLivemounts 値を超えてはなりません。