Enterprise Vault™ Veritas Information Classifier を使用した分類
- このマニュアルについて
- 分類のための Enterprise Vault の準備
- Veritas Information Classifier ポリシーの設定
- Enterprise Vault 分類ポリシーの定義と適用
- テストモードでの分類の実行
- スマートパーティションを使用した分類
- 付録 A. カスタムフィールドの検索に使う Enterprise Vault のプロパティ
- 付録 B. 分類に使う PowerShell cmdlet
- 付録 C. 分類キャッシュフォルダ
- 付録 D. FCI 分類から Veritas Information Classifier への移行
- 付録 E. 監視とトラブルシューティング
本書について
このマニュアルは、Veritas Information Classifier を使って分類タグを新しいアーカイブ済みコンテンツと既存のアーカイブ済みコンテンツのすべてに割り当てる Enterprise Vault 管理者を対象にしています。Enterprise Vault 検索、Compliance Accelerator、および Discovery Accelerator などのアプリケーションのユーザーが検索またはレビューを実行するときに、Veritas Information Classifier がアイテムに割り当てたタグに従ってアイテムをフィルタ処理できます。
Veritas Information Classifier は、一連のポリシーを基準にした分類のために送信するアイテムを評価します。各ポリシーには、特定の分類タグの割り当てのためにアイテムが満たす必要のある条件が指定されています。たとえば、ポリシーを使用して、コンテンツにクレジットカード番号が含まれるアイテムを検索し、該当するアイテムに「Credit-Card」タグを割り当てるようにできます。Veritas Information Classifier には、50 を超える組み込み分類ポリシーが含まれており、世界の多くのデータ保護規制や企業の基準に対応しています。たとえば、個人識別情報を検出するポリシーにより、欧州連合の一般データ保護規則 (GDPR) などのプライバシー規制に対応できます。また、カスタムポリシーも作成できます。
Veritas Information Classifier は、分類タグを割り当てるほかにも、アイテムの保持カテゴリの更新、アイテムへの削除マーク付け、Compliance Accelerator のレビューセットへの包含 (またはレビューセットからの除外) を行うことができます。