Veritas NetBackup™ 52xx Appliance 初期構成ガイド
最大伝送単位サイズの設定について
MTU プロパティは、イーサネットフレームの最大伝送単位のサイズを制御します。イーサネットの標準的な最大伝送単位サイズは 1500 バイトです (ヘッダーなしの場合)。サポート対象の環境では、MTU プロパティを 9,000 バイトを超えて設定できます。インターフェースにさらに大きなフレームサイズを設定することを、一般的に、ジャンボフレームを使うと言います。ジャンボフレームにより、データがネットワーク経由で送信され、場合によってはスループットが向上して CPU 使用率が減ることがあるため、断片化を減らすことができます。ジャンボフレームを活用するには、イーサネットカード、ドライバ、スイッチのすべてにおいて、ジャンボフレームをサポートする必要があります。さらに、アプライアンスへのデータ転送に使われる各サーバーインターフェースを、ジャンボフレーム用に設定する必要があります。
インターフェースの MTU プロパティを 1500 バイトより大きな値に設定した場合、特定のインターフェースのアプライアンスに接続しているすべてのシステムで、最大伝送単位サイズを同一にすることが推奨されます。こうしたシステムには、NetBackup クライアントやリモートデスクトップが含まれますが、これらに限定されません。また、MTU プロパティを設定する前に、ネットワークハードウェア、OS、ドライバのサポートをすべてのシステムで確認してください。
インターフェースの MTU プロパティは、NetBackup Appliance シェルメニューで SetProperty コマンドを使って設定できます。
『NetBackup Appliance コマンドリファレンスガイド』の SetProperty コマンドを参照してください。