Veritas NetBackup™ 52xx Appliance 初期構成ガイド
IPv4-IPv6 ベースのネットワークサポートについて
NetBackup Appliance はデュアルスタック IPv4-IPv6 ネットワークでサポートされ、バックアップとリストアの目的で IPv6 クライアントと通信できます。IPv6 アドレスを Appliance に割り当て、DNS を構成し、IPv6 ベースシステムを含めるようにルーティングを構成できます。
NetBackup Appliance Web コンソールまたは NetBackup Appliance シェルメニューを使って IPv4 と IPv6 のアドレス情報を入力できます。
IPv6 アドレスに関する次の注意事項を確認してください。
使用できるのはグローバルアドレスのみです。リンクローカルスコープまたはノードローカルスコープのアドレスは使用できません。グローバルスコープアドレスと一意のローカルアドレスは両方ともホストによってグローバルアドレスとして扱われます。
グローバルスコープ IP アドレスは、グローバルにルーティング可能なアドレスを意味します。一意のローカルアドレスはグローバルアドレスとして扱われます。
同じコマンドで、IPv4 と IPv6 の両方のアドレスを使うことはできません。たとえば、Configure 9ffe::9 255.255.255.0 1.1.1.1 は使用できません。Configure 9ffe::46 64 9ffe::49 eth1 を使用する必要があります。
IPv6 アドレスへの IPv4アドレスの埋め込みはサポートされていません。たとえば、9ffe::10.23.1.5 のようなアドレスを使うことはできません。
アプライアンスのメディアサーバーの IPv6 アドレスとホスト名が利用可能な場合は、プライマリサーバーにアプライアンスのメディアサーバーを追加できます。
たとえば、プライマリサーバーにアプライアンスのメディアサーバーを追加するには、アプライアンスのメディアサーバーの IPv6 アドレスを次のように入力します。
例:
Main > Network > Hosts add 9ffe::45 v45 v45
Main > Settings > NetBackup AdditionalServers Add v45
Appliance のメディアサーバーの IPv4 アドレスを提供する必要はありません。
純粋な IPv6 クライアントは、NetBackup の場合と同様の方法でサポートされます。
NIC (Network Interface Card) または結合に対して IPv4 アドレスを 1 つのみ入力できます。ただし、NIC または結合に対して複数の IPv6 アドレスを入力できます。
Main_Menu > Network > Hosts コマンドは、1 つの NIC (Network Interface Card) を持つ同じホスト名への複数の IPv6 アドレスの割り当てをサポートします。ただし、このコマンドでは、1 つの NIC を持つ特定のホスト名に 1 つの IPv4 アドレスのみを割り当てることができます。
ゲートウェイアドレスを指定せずにネットワークインターフェースの IPv6 アドレスを追加できます。
詳しくは、『NetBackup Appliance コマンドリファレンスガイド』を参照してください。