Veritas NetBackup™ 52xx Appliance 初期構成ガイド

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Product(s): Appliances (5.3)
Platform: NetBackup Appliance OS
  1. 初期構成の準備
    1. アプライアンスの構成ガイドライン
      1.  
        NetBackup Appliance MSDP クラウドアプリケーションの構成の概要
    2.  
      アプライアンスのシステム構成順序について
    3. NetBackup 52xx アプライアンスロールについて
      1.  
        構成されていないアプライアンスに対するコマンドの制限
    4.  
      IPv4-IPv6 ベースのネットワークサポートについて
    5.  
      NetBackup Appliance Web コンソールの初期構成ページの概要
    6. NetBackup Appliance の初期構成チェックリストについて
      1.  
        NetBackup Appliance の初期構成チェックリスト
    7.  
      最大伝送単位サイズの設定について
  2. 初期構成の手順
    1.  
      NetBackup 52xx Appliance の初期構成を NetBackup Appliance Web コンソールから実行する
    2.  
      NetBackup Appliance シェルメニューからの 52xx プライマリサーバーアプライアンスの初期構成の実行
    3.  
      プライマリサーバーの構成によるアプライアンスのメディアサーバーとの通信
    4.  
      NetBackup Appliance シェルメニューからの 52xx メディアサーバーアプライアンスの初期構成の実行
  3. 構成後の手順
    1.  
      NetBackup アプライアンスでの NIC1 (eth0) ポートの使用について
    2.  
      アプライアンスのカタログバックアップポリシーの構成
    3.  
      NetBackup Appliance からクライアントへの NetBackup クライアントパッケージのダウンロード
    4.  
      NFS 共有を使った NetBackup クライアントソフトウェアのインストール
  4.  
    索引

アプライアンスのカタログバックアップポリシーの構成

バックアップ環境で新しい NetBackup Appliance の使用を開始する前に、最初の構成が完了した直後にカタログバックアップポリシーを構成することをお勧めします。次に、アプライアンスのカタログバックアップポリシーを構成する方法について説明します。

アプライアンスのカタログバックアップポリシーを構成するには

  1. NetBackup 管理コンソールを起動してアプライアンスのカタログバックアップポリシーを構成する前に、次のように、最初にターゲット NFS ストレージデバイスをアプライアンスにマウントする必要があります。
    • NetBackup Appliance シェルメニューにログインして、Manage > MountPoints ビューに移動します。

    • 次のコマンドを実行して、NFS ストレージデバイスをアプライアンスにマウントします。

      Mount RemotePathMountPointNFS/NFSv4

    • List コマンドを実行して、NFS ストレージデバイスが正しくマウントされていることを確認します。

  2. NetBackup 管理コンソールを起動し、次を実行します。
    • 左ペインで[セキュリティ管理 (Security Management)]を展開し、[セキュリティ設定 (Security Settings)]を選択します。

    • [詳細 (Details)]ペインで、[ディザスタリカバリ (Disaster Recovery)]タブをクリックします。

    • [パスフレーズ (Passphrase)]データ入力フィールドにパスフレーズを入力し、[パスフレーズの確認 (Confirm Passphrase)]データ入力フィールドに同じパスフレーズを入力します。

  3. カタログバックアップポリシーを次のように構成します。
    • 左ペインで[NetBackup の管理 (NetBackup Management)]を展開して[カタログバックアップの構成 (Configure the Catalog Backup)]をクリックし、NetBackup カタログバックアップウィザードを起動します。

    • [ポリシー名 (Policy name)]を入力し、[新しいカタログバックアップポリシーの作成 (Create a new catalog backup policy)]を選択して[次へ (Next)]をクリックします。

    • 目的のバックアップタイプを指定して、[次へ (Next)]をクリックします。

    • バックアップの間隔とスケジュールを選択して、[次へ (Next)]をクリックします。

    • [ログオン (Logon)]データ入力フィールドに、アプライアンス管理者のユーザー名を入力します。[パスワード (Password)]データ入力フィールドに、アプライアンス管理者のパスワードを入力します。

  4. カタログディザスタリカバリファイルを次のように作成します。
    • [カタログディザスタリカバリファイル (Catalog Disaster Recovery File)]ページで、作成した新しいマウントポイントを参照して選択します。ここに、各ディザスタリカバリイメージファイルが保存されます。イメージファイルには、ディザスタリカバリ情報が格納されます。

      イメージファイルは通常、パスフィールドに NFS 共有を指定することで、ネットワーク共有またはリムーバブルデバイスに保存されます。たとえば、/mnt/remote/example は、アプライアンスにマウントされた NFS 共有ポイントです。このパスが書き込み可能であることを確認するには、NFS サーバー上の次の項目が次のように設定されていることを確認してください。

    • NFS サーバーで、chmod コマンドを使用して、共有フォルダのアクセス権の値を 777 に設定します。

    • NFS サービス設定ファイル (/etc/exports) の共有フォルダに、読み取り/書き込み (rw) フラグを適用します。例: /local/nfs/example 10.200.0.0/16(rw,sync,no_subtree_check)

      メモ:

      カタログをリカバリできるようにするため、必要に応じて、イメージファイルの場所を記録してください。

    • ディザスタリカバリ情報を受信する電子メールアドレスを 1 つ以上入力し、バックアップポリシーの構成を終了します。

  5. NetBackup 管理コンソールでカタログバックアップポリシーを手動で実行します。ディザスタリカバリ (DR) ファイルと .drpkg パッケージは /admin で生成され、受信者に電子メールで送信されます (電子メールが設定されている場合)。