Veritas NetBackup™ 52xx Appliance 初期構成ガイド
プライマリサーバーの構成によるアプライアンスのメディアサーバーとの通信
新しいアプライアンスをメディアサーバーとして構成するには、まず併用する予定のプライマリサーバーの構成を更新する必要があります。プライマリサーバーと新しいメディアサーバー間の通信を確保するには、新しいメディアサーバーホスト名をプライマリサーバー上の[追加サーバーリスト (Additional Servers List)]に追加する必要があります。
高可用性構成の場合、設定手順に使用するノードのホスト名を追加する必要があります。
次に、プライマリサーバーを構成して新しいアプライアンスのメディアサーバーと通信する手順を示します。
プライマリサーバーを構成して新しいメディアサーバーと通信する方法
- アプライアンスをメディアサーバーの役割として構成する前に、ソフトウェアバージョンにプライマリサーバーとの互換性があることを確認します。プライマリサーバーは、次のようにメディアサーバーと同じかそれ以降のソフトウェアバージョンを使用する必要があります。
- プライマリサーバーに管理者としてログインし、次のようにメディアサーバー名を追加します。
アプライアンスプライマリサーバーの場合:
NetBackup Appliance Web コンソールで次の操作を実行します。
[管理 (Manage)]>[追加サーバー (Additional Servers)]>[追加 (Add)]をクリックします。
[アプライアンスのホスト名 (Appliance Hostname)]フィールドに、追加するアプライアンスのメディアサーバーの完全修飾ホスト名 (FQHN) を入力します。
[追加 (Add)]をクリックします。
アプライアンスに複数のホスト名がある場合はすべての名前を追加します。
NetBackup Appliance シェルメニューで次の操作を実行します。
Main_Menu > Settings ビューで、次のコマンドを実行します。
Settings > NetBackup AdditionalServers Add media-server
media-server は、まだ構成していないアプライアンスのメディアサーバーの完全修飾ホスト名 (FQHN) です。
アプライアンスに複数のホスト名がある場合はすべての名前を追加します。
従来の NetBackup プライマリサーバーの場合:
管理者として NetBackup 管理コンソールにログオンします。
コンソールのメインウィンドウの左ペインで、[NetBackup の管理 (NetBackup Management)]、[ホストプロパティ (Host Properties)]、[プライマリサーバー (Primary Servers)]の順にクリックします。
右ペインで、プライマリサーバーのホスト名をクリックします。
[ホストプロパティ (Host Properties)]ウィンドウの左ペインで、[サーバー (Servers)]をクリックします。
右ペインの[追加サーバー (Additional Servers)]セクションで、[追加 (Add)]をクリックしてアプライアンスのホスト名を入力します。アプライアンスのホスト名が最上部の[追加サーバー (Additional Servers)]セクションに表示されます。
アプライアンスに複数のホスト名がある場合はすべての名前を追加します。
[OK]をクリックして[プライマリサーバープロパティ (Primary Server Properties)]ウィンドウを閉じます。
- 次のようにプライマリサーバーの次のポートを開いて、関連付けられたメディアサーバーと通信できるようにします。
従来の (非アプライアンス) NetBackup プライマリサーバー
このプライマリサーバーとメディアサーバーの間にファイアウォールがある場合は、次のポートを開き、すべてのポートで双方向 (インバウンドおよびアウトバウンド) 通信を設定します。
メモ:
ポート設定を変更するには、管理者としてプライマリサーバーにログインする必要があります。
https: 443
PBX: 1556
vnetd: 13724
NetBackup Appliance プライマリサーバー
このプライマリサーバーが TCP を使用する場合は、ラボのゲートウェイファイアウォールを介して IPMI iKVM ポート 7578 にアクセスできることを確認します。
また、NetBackup Appliance では、NetBackup のオプション機能に使用される NetBackup ポートがデフォルトでは有効になっていない場合があります。アプライアンスで NetBackup ポートの設定を変更するには、アプライアンスシェルメニューにログインし、Settings > Security > Port > ModifyNBUPortRange コマンドを使用します。詳しくは、『NetBackup Appliance コマンドリファレンスガイド』を参照してください。
- メディアサーバーの日時とプライマリサーバーの日時が一致していることを確認します。NTP サーバーを使うことも、時間を手動することもできます。
- NAT ネットワークで新しいメディアサーバーを使用する予定がある場合は、メディアサーバーを構成する前に次のタスクを実行します。
プライマリサーバーで DNAT 機能を有効にします。
アプライアンスプライマリサーバーで、シェルメニューにログインし、次のコマンドを実行します。
Main > Settings > NetBackup DNAT Enable
従来の (非アプライアンス) NetBackup プライマリサーバーについて詳しくは、『Veritas NetBackup 管理者ガイド Vol. 1』を参照してください。第 5 章とトピックタイトル「NetBackup ドメイン内の NAT ホストを有効にするワークフロー」を参照してください。
プライマリサーバーの NetBackup サーバーリストに新しい NAT メディアサーバーの名前を追加します。
アプライアンスプライマリサーバーで、シェルメニューにログインし、次のコマンドを実行します。
Main > Settings > NetBackup NATServers Add
従来の (非アプライアンス) NetBackup プライマリサーバーで、NAT サーバー名を手動で
bp.conf
レジストリファイルに追加するか、bpsetconfig コマンドを使用します。次のように、各サーバー名をスペースで区切って 1 行に入力する必要があります。NAT_SERVER_LIST = media1 media2 media3
???を参照してください。