NetBackup™ Web UI クラウド管理者ガイド
- クラウド資産の管理と保護
- Snapshot Manager を NetBackup で構成します。
- クラウド資産のインテリジェントグループの管理
- クラウド資産またはクラウド資産用インテリジェントグループの保護
- ストレージライフサイクルポリシーについて
- クラウド資産のポリシーの管理
- マルウェアのスキャン
- リソースグループを使用した Microsoft Azure リソースの保護
- クラウド作業負荷のための NetBackup アクセラレータ
- AWS スナップショットレプリケーション
- PaaS 資産の保護
- RDS Custom インスタンスの保護
- Azure Managed Instance データベースの保護
- 制限事項および考慮事項
- ネイティブクライアントユーティリティのインストール
- さまざまな配備のストレージの構成
- PaaS のクレデンシャルの管理
- PaaS 資産への保護の追加
- クラウド資産のリカバリ
- 個別リストアの実行
- クラウド資産の保護とリカバリのトラブルシューティング
- PaaS の作業負荷の保護とリカバリに関する問題のトラブルシューティング
SLP の追加
SLP の操作はデータのバックアップ指示です。複数のストレージ操作を含んでいる SLP を作成するには、次の手順を使用します。
このセクションでは SLP の作成について簡単に説明します。詳しくは、『NetBackup™ 管理者ガイド Vol. 1』を参照してください。
SLP のベストプラクティスについては、ナレッジベースの記事 https://www.veritas.com/content/support/ja_JP/article.100009913 を参照してください。
SLP を作成するには
- NetBackup Web UI を開きます。
- 左側で[ストレージ (Storage)]、[ストレージライフサイクルポリシー (Storage lifecycle policy)]の順に選択します。
- [追加 (Add)]をクリックして新しい SLP を作成します。
- [ストレージライフサイクルポリシー (Storage lifecycle policy)]ペインで、次の詳細を指定します。
[ストレージライフサイクルポリシー名 (Storage lifecycle policy name)]: SLP が作成された後は、名前を変更できません。
[データの分類 (Data classification)]: SLP が処理できるデータのレベルや分類を定義します。ドロップダウンメニューには定義済みの分類がすべて表示され、そこには SLP に固有の[任意 (Any)]の分類も含まれます。[任意 (Any)]を選択すると、データの分類に関係なく、提出されるすべてのイメージを保存するよう SLP に指示します。
[セカンダリ操作の優先度 (Priority for secondary operations)]: 他のすべてのジョブに対する、セカンダリ操作からのジョブの優先度です。優先度は、バックアップ操作とスナップショット操作を除くすべての操作から派生するジョブに適用されます。範囲は、0 (デフォルト) から 99999 (最も高い優先度) です。
たとえば、データの分類にゴールドが指定されたポリシーの[セカンダリ操作の優先度 (Priority for secondary operations)]を、データの分類にシルバーが指定されたポリシーよりも高く設定できます。
- SLP に 1 つ以上の操作を追加します。操作は、SLP がバックアップポリシーで従い、適用する手順です。[追加 (Add)] をクリックして、SLP に操作を追加します。[新規操作 (New operation)]ペインで、次の情報を入力します。操作の種類を選択します。
ソースストレージ (Source storage) > 操作 (Operation)
バックアップ (Backup)
スナップショット (Snapshot)
インポート (Import)
宛先ストレージの属性 (Destination storage attributes) > 宛先ストレージ (Destination storage)
スナップショット
ストレージユニットなし
スナップショット
宛先ストレージの属性 (Destination storage attributes) > ボリュームプール (Volume pool)
NetBackup
メモ:
[スナップショット (Snapshot)]と[インポート (Import)]操作では、このオプションは無効になります。
保持 (Retention) > 保持形式 (Retention type)
[固定 (Fixed)]の保持を指定すると、ストレージのデータが指定した期間保持され、その期間が過ぎるとバックアップまたはスナップショットが期限切れになります。
ただちに期限切れにする、1 週間、2 週間、3 週間以上。
保持が固定されているイメージコピーは、次の条件がすべて満たされると期限切れの対象になります。
[固定 (Fixed)]のコピーが保持される期間が期限切れになりました。
子のコピーはすべて作成されました。
ミラーコピーである子のコピーすべてが、期限切れの対象になります。
[コピー後に期限切れにする (Expire after copy)]の保持を指定すると、イメージのダイレクト (子) コピーがすべて他のストレージに正常に複製された後に、このストレージのデータが期限切れになります。後続のコピーが構成されないので、SLP の最後の操作で[コピー後に期限切れにする (Expire after copy)]の保持形式を使うことができません。このため、この保持形式の操作には子が必要です。
[管理対象の容量 (Capacity managed)]操作は、各ボリュームの[高水準点 (High water mark)]の設定に基づいて、ストレージ上の空き容量が NetBackup によって自動的に管理されることを意味します。
ディスクストレージユニットまたはディスクプールの[高水準点 (High water mark)]設定および[低水準点 (Low Water Mark)]設定によって、領域の管理方法が決まります。
子操作を追加するには、操作を選択して[子の追加 (Add child)]をクリックします。操作の種類を選択します。子操作の場合、SLP は選択した親操作に基づいて有効である操作だけを表示します。
- [時間帯 (Window)]タブには、利用可能な操作形式が表示されます。これらを使用してセカンダリ操作を実行するタイミングを指定して、操作の時間帯を作成します。
- 必要に応じて、[ソースコピーが期限切れになりそうになるまで、このコピーの作成を延期します (Postpone creation of this copy until the source copy is about to expire)]を選択します。
- [詳細 (Advanced)]で、時間帯が終了した後 NetBackup でアクティブなイメージを処理するかどうかを指定します。
- [複製 (Duplication)]で、異なるメディアサーバーによって書き込まれたバックアップイメージの読み込みを、代替読み込みサーバーに許可できます。
さまざまなスナップショット操作とバックアップ操作の異なる SLP 構成を理解するには:
PaaS と IaaS ポリシーの SLP 構成を参照してください。