Veritas NetBackup™ for Lotus Notes 管理者ガイド
- NetBackup for Lotus Notes の概要
- NetBackup for Lotus Notes のインストール
- NetBackup for Lotus Notes の構成
- Lotus の高速なリストアの設定
- Lotus Notes クライアントのプロパティの定義
- Lotus Notes データベースのバックアップポリシーの構成
- NetBackup for Lotus Notes ポリシーへのスケジュールの追加
- Lotus Notes ポリシーへのバックアップ対象の追加
- Lotus Notes データベースのバックアップおよびリストアの実行
- Domino のクラスタ機能
- Domino パーティションサーバー
- Domino の複数のインストール (UNIX または Linux)
- NetBackup for Lotus Notes のトラブルシューティング
Lotus Notes 環境のリカバリ
Lotus Notes 環境を再作成する必要がある場合、Lotus Notes データベースと通常のファイルの両方をバックアップからリストアします。
Lotus Notes 環境をリカバリする方法
- Domino サーバーソフトウェアを再インストールします。
- ファイルシステムのバックアップイメージから Domino 構成ファイル (*.id) をリストアします。
このファイルは、現在の Domino サーバーインストールのパスにリストアします。
- Domino サーバーを構成します。
Domino サーバーを初めて構成するときに、前述の手順でリストアした *.id ファイルを使用できます。
以前の Lotus Notes 環境でトランザクションログが有効になっていた場合は、次の手順を実行します。
Domino 管理者アプリケーションを使用して、新しい Domino サーバーでトランザクションログを有効にします。
新しいトランザクションログを作成するために、Domino サーバーを再起動します。
- Domino サーバーを停止します。
notes.ini
ファイルで次の変更を行います。TRANSLOG_Status=0
notes.ini
ファイルに次の行を追加します。TRANSLOG_mediaonly=1
- translog_path ディレクトリに存在する可能性があるファイルを移動または削除します。
たとえば、nlogctrl.lfh またはトランザクションログエクステントです。
- 以前の Domino サーバーインストールのトランザクションログエクステントを、現在のトランザクションログディレクトリにコピーします。
または、バックアップ、アーカイブおよびリストアインターフェースを使用して、トランザクションログエクステントをリストアすることもできます。トランザクションログエクステントのタイムスタンプは、データベースのリストア元であるバックアップイメージのタイムスタンプよりも新しいタイムスタンプである必要があります。
notes.ini
ファイルで次の変更を行います。TRANSLOG_Status=1 TRANSLOG_MediaOnly=1 TRANSLOG_Style=1
- Domino サーバーを起動して、リストアされたトランザクションログエクステントの新しい制御ファイルを作成します。
- Domino サーバーを停止します。
次のように、バックアップ、アーカイブおよびリストアインターフェースを使用して、Lotus Notes バックアップイメージから Lotus Notes データベースまたはメールボックスをリストアします。
トランザクションログが有効な場合、データベースをリカバリする時点を選択します。
特定の時点を選択しない場合、データベースは利用可能な最新バージョンにロールフォワードされます。
- Lotus Notes データベースのリカバリが完了したら、
notes.ini
ファイルに対して次の変更を行います。TRANSLOG_MediaOnly=0
(または、
notes.ini
から設定を削除します。) - Domino サーバーを起動します。
Lotus Notes データベース以外のデータベースのバックアップイメージが利用できない場合、新しい *.id ファイルを作成して、新しくインストールされた Domino サーバーを構成することができます。
Lotus Notes データベースのバックアップおよびリストアの実行について