Veritas NetBackup™ for Lotus Notes 管理者ガイド
- NetBackup for Lotus Notes の概要
- NetBackup for Lotus Notes のインストール
- NetBackup for Lotus Notes の構成
- Lotus の高速なリストアの設定
- Lotus Notes クライアントのプロパティの定義
- Lotus Notes データベースのバックアップポリシーの構成
- NetBackup for Lotus Notes ポリシーへのスケジュールの追加
- Lotus Notes ポリシーへのバックアップ対象の追加
- Lotus Notes データベースのバックアップおよびリストアの実行
- Domino のクラスタ機能
- Domino パーティションサーバー
- Domino の複数のインストール (UNIX または Linux)
- NetBackup for Lotus Notes のトラブルシューティング
Lotus Notes ポリシーのバックアップ対象リストの指示句について
バックアップ対象リストに指示句を追加して、バックアップするデータベースオブジェクトを示すことができます。バックアップ対象に関する詳細情報を参照できます。
表: バックアップ対象リスト内の Lotus Notes の指示句
指示句 | 説明 |
---|---|
ALL_LOTUS_DATABASES | 選択した各クライアント上で、すべての Lotus Notes データベースのバックアップを行います。ALL_LOTUS_DATABASES とは、ローカルデータベースおよび Domino サーバーデータベースのことです。 メモ: この指示句は、UNIX クライアントでのみサポートされています。Windows クライアントでは、実際の Lotus Notes データベースを格納するディレクトリを含むバックアップ対象リストを作成します。 メモ: 容量の大きいローカルドライブや複数のローカルドライブが存在するクライアントでは、ALL_LOTUS_DATABASES 指示句を使用すると、パフォーマンスが大幅に損なわれることがあります。このような場合には、特定のディレクトリまたはデータベースをバックアップ対象リストに追加してください。たとえば、Domino データディレクトリを指定します。 Windows クライアントで Lotus-Notes のバックアップを行う場合にこの指示句が指定されていると、バックアップは失敗し、[status 69: The file list string is invalid]と表示されます。UNIX クライアントと Windows クライアントの両方が存在する場合は、2 つ以上のポリシーを作成し、1 つは UNIX クライアント専用、もう 1 つは Windows クライアント専用とします。 |
BACKUP_TRANSACTION_LOGS | Domino サーバーによってバックアップ可能と識別されたすべてのトランザクションログエクステントのバックアップを行います。 |
NEW_STREAM | NEW_STREAM 指示句は、新しいデータストリームを定義するためにバックアップポリシーで使用します。 ストリームは次のいずれかです。
NEW_STREAM 指示句を使用するには、[属性 (Attributes)]タブで、ポリシーに対して[複数のデータストリームを許可する (Allow multiple data streams)]を有効にしておく必要があります。 1 つのポリシーから複数のパーティションサーバーのバックアップをスケジュールするには、各 Domino パーティションのデータを別々のデータストリームでバックアップする必要があります。NEW_STREAM 指示句および各データストリームに対して NOTES_INI_PATH= 指示句を使用します。 (UNIX または Linux) 同じホスト上で複数の Domino サーバーインストールのバックアップをスケジュールするには、各 Domino サーバーのデータを別々のデータストリームでバックアップする必要があります。NEW_STREAM 指示句および各データストリームに対して NOTES_INI_PATH 指示句と LOTUS_INSTALL_PATH 指示句を使用します。 NEW_STREAM 指示句について詳しくは、『NetBackup 管理者ガイド Vol. 1』を参照してください。 |
NOTES_INI_PATH= | この指示句は、バックアップを行う際に使用する特定の Domino サーバーパーティションと関連する notes.ini ファイルの格納場所を識別します。 (UNIX または Linux) この指示句は、バックアップを行う際に使用する特定のサーバーインストールと関連する notes.ini ファイルも識別できます。 Domino パーティションサーバーのバックアップを構成する場合、この指示句を使用して notes.ini ファイルへの絶対パスを指定します。このファイルは、使用するサーバーパーティションに関連付ける必要があります。 指定されたサーバーパーティションは、データベースのバックアップ方法 (トランザクションログを記録する、またはトランザクションログを記録しない) に影響します。バックアップが行われるトランザクションログエクステントセットの選択にも影響します。 (UNIX または Linux) Domino サーバーの複数のインストールの 1 つのバックアップを構成するには、この指示句を使用して notes.ini ファイルへの絶対パスを指定します。この notes.ini ファイルは、使用するサーバーインストールに関連付ける必要があります。 |
LOTUS_INSTALL_PATH= | この指示句は、Domino サーバーの特定のインストールと関連する Lotus プログラムファイルの格納場所を識別します。 (UNIX または Linux) Domino サーバーの複数のインストールの 1 つのバックアップを構成するには、Lotus プログラムファイルがインストールされている場所の絶対パスを指定します。 |