Veritas NetBackup™ マスターサーバーのクラスタ化管理者ガイド
- NetBackup マスターサーバーのクラスタ化の概要
- Windows Server Failover Clustering での NetBackup
- UNIX または Linux 上の Veritas Cluster Server での NetBackup
- Unix または Linux 上の VCS に NetBackup フェールオーバーサーバーをインストールする場合のインストール前チェックリストについて
- Windows 上の Veritas Cluster Server での NetBackup
- Solaris クラスタでの NetBackup
- HP Service Guard クラスタでの NetBackup
- PowerHA for AIX クラスタでの NetBackup
- NetBackup の構成
- 操作上の注意事項
- 付録 A. 複数インターフェースを使用するクラスタ内の NetBackup マスターサーバー
HP Service Guard クラスタでの NetBackup のインストール前提条件
Service Guard 環境に NetBackup フェールオーバーサーバーをインストールおよび構成するには、次の要件が満たされている必要があります。
Service Guard および現在の NetBackup Enterprise Server で、ハードウェアがサポートされていることを確認します。サポート対象のストレージデバイスのリストについては、次の Web サイトを参照してください。また、Service Guard のマニュアルも参照してください。
サポートされているバージョンの Service Guard が正しくインストールされ、構成されていることを確認します。
仮想 IP アドレスと仮想ホスト名を NetBackup リソースに排他的に割り当てていることを確認します。このリリースの NetBackup では IPv6 がサポートされています。
共有ディスクを構成して、NetBackup をインストールするすべてのクラスタノードにアクセス可能な状態にする必要があります。共有ディスクの作成および構成について詳しくは、Service Guard と適切な Volume Manager (Veritas または HP) のマニュアルを参照してください。NetBackup データベースファイルおよびディレクトリ用に、十分な領域が共有ディスクにあることを確認します。また、ディスクがどのシステムにもマウントされていないこと、およびすべてのボリュームグループがオフラインで、ボリュームが NetBackup のインストール前に停止していることを確認します。
データベースを複数の共有ディスクに分散して、パフォーマンスを向上できます。この構成は最初のクラスタ構成後に実行できます。
NetBackup をインストールする各ノードにロボットデバイスとテープデバイスを物理的に接続します。デバイスは SCSI またはファイバーチャネルで接続します。OS コマンドを使用してすべてのデバイスが正しく接続されていることを確認します。『NetBackup デバイス構成ガイド』を参照してください。
NetBackup をインストールする、クラスタの各ノードで、SSH を使用できることを確認します。root ユーザーとして、パスワードを入力せずにクラスタ内の各ノードにリモートログオンできることが必要です。この必要があるのは、NetBackup サーバー、NetBackup オプション製品のインストール、アップグレード、構成を行うときだけです。
NetBackup Enterprise Server の現在のバージョンのインストールプログラムおよび有効なライセンスキーを確認します。