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NetBackup™ Snapshot Client 管理者ガイド

Last Published: 2022-07-12

Product(s): NetBackup (10.0)

FlashBackup ポリシーの構成

次の手順を実行します。

FlashBackup ポリシーを構成する方法

プライマリサーバーで、NetBackup 管理コンソールを開きます。
［ポリシー (Policies)］をクリックします。
［すべてのポリシー (All Policies)］ペインで、右クリックして、［新しいポリシー... (New Policy...)］を選択して、新しいポリシーを作成します。
［属性 (Attributes)］タブで、ポリシータイプ［FlashBackup］（UNIX クライアント用）または［FlashBackup-Windows］（Windows クライアント）を選択します。
FlashBackup-Windows は圧縮済みである NTFS ファイルのバックアップとリストアをサポートします。
ファイルは圧縮ファイルとしてバックアップおよびリストアされます (解凍されません)。
ストレージユニットを指定します。
FlashBackup ポリシーおよび FlashBackup-Windows ポリシーでは、テープストレージユニットとディスクストレージユニットの両方がサポートされています。
次のいずれかの方法で、スナップショット方式を選択します。
- ［属性 (Attributes)］タブで［スナップショットバックアップを実行する (Perform snapshot backups)］をクリックします。
  新しいポリシーの場合、バックアップの開始時に、NetBackup によってスナップショット方式が選択されます。
  スナップショット方式用に構成されているポリシーのコピーの場合、［Snapshot Client オプション (Snapshot Client Options)］オプションをクリックして、スナップショット方式を［自動 (auto)］に設定します。バックアップの開始時に、NetBackup によってスナップショット方式が選択されます。
- ［スナップショットバックアップを実行する (Perform snapshot backups)］をクリックし、［Snapshot Client オプション (Snapshot Client Options)］オプションをクリックして、スナップショット方式を選択します。
Windows の場合、インスタントリカバリのバックアップを有効にするには、［インスタントリカバリ用または SLP 管理用にスナップショットを保持する (Retain snapshots for Instant Recovery or SLP management)］を選択します。
UNIX クライアントで使用する FlashBackup では、インスタントリカバリはサポートされていません。
UNIX の場合、nbu_snap または VxFS_Snapshot スナップショット方式を選択した場合、次のいずれかの方法で raw パーティションをキャッシュとして指定します。
- 管理コンソールの［ホストプロパティ (Host Properties)］ノードで、スナップショットのデフォルトのキャッシュデバイスパスを指定します。［ホストプロパティ (Host Properties)］>［クライアント (Clients)］をクリックしてクライアントを選択し、［処理 (Actions)］>［プロパティ (Properties)］、［UNIX クライアント (UNIX Client)］>［クライアントの設定 (Client Settings)］を選択します。
- ［Snapshot Client オプション (Snapshot Client Options)］ダイアログボックスを使用して、キャッシュを指定します。
  キャッシュの入力を参照してください。
  キャッシュで使用されるパーティションは、ポリシー内のすべてのクライアント上に存在する必要があります。
バックアップ I/O を代替クライアントに移行する場合、または NetBackup メディアサーバーやサードパーティコピーデバイスに移行する場合 (UNIX クライアントのみ)、［オフホストバックアップを実行する (Perform off-host backup)］を選択します。
FlashBackup の場合、［データムーバーの使用 (Use data mover)］オプションは、UNIX クライアントだけでサポートされています。
バックアップ対象リストで複数の raw パーティションが指定されている場合にバックアップ時間を短縮するには、［複数のデータストリームを許可する (Allow multiple data streams)］を選択します。
［スケジュール (Schedules)］タブでスケジュールを作成します。
FlashBackup ポリシーでは、完全バックアップおよび増分バックアップのスケジュールだけがサポートされています。ユーザーバックアップおよびユーザーアーカイブのスケジュールは使用できません。
FlashBackup で完全バックアップを実行すると、［バックアップ対象 (Backup Selections)］タブで選択したディスクまたは raw パーティションの全体がバックアップされます (次の手順を参照)。増分バックアップは、最後の完全バックアップ以降に変更された個々のファイルおよびそれらの親ディレクトリをバックアップします。増分バックアップは、最後の完全バックアップ以降に変更されていない親ディレクトリのファイルはバックアップしません。
増分バックアップでは、変更日時または作成日時の値が変更されたファイルは「変更された」と見なされます。
FlashBackup-Windows に関する注意事項: 次の変更が行われた場合、NTFS マスターファイル表はファイルやフォルダの作成日時または変更日時を更新しません。
- ファイル名またはディレクトリ名への変更
- ファイルまたはディレクトリのセキュリティへの変更
- ファイルまたはディレクトリの属性 (読み取り専用、非表示、システム、アーカイブビット) への変更

［バックアップ対象 (Backup Selections)］タブで、バックアップ対象のファイルが含まれるドライブ文字、または raw ディスクパーティション (UNIX の場合) またはマウントされているボリューム (Windows の場合) を指定します。

Windows の場合
Windows の場合の例:	\\.\E: \\.\E:\mounted_volume\ ここで示された文字列については、次のとおりです。 \\.\E: は、ドライブ文字にマウントされた Windows ディスクボリュームです。 \\.\E:\mounted_volume\ (末尾の円記号に注意) は、ディレクトリ上にマウントされたドライブ文字なしの Windows ディスクボリューム (Windows 再解析ポイント) です。ドライブは、示されているとおりに指定する必要があります (E:\ は不可)。Windows のシステムファイルが含まれるドライブ (通常は C ドライブ) のバックアップは、サポートされていません。
Solaris の場合の例:	/dev/rdsk/c1t0d0s6 /dev/vx/rdsk/volgrp1/vol1
HP の場合の例:	/dev/rdsk/c1t0d0 /dev/vx/rdsk/volgrp1/vol1
UNIX の場合:	［バックアップ対象 (Backup Selections)］タブで、ファイルシステムがマウントされているブロック型デバイスに対応する raw (文字型) デバイスを指定する必要があります。たとえば、/dev/dsk/c1t0d0s6 にマウントされた /usr のバックアップを行う場合は、raw デバイス名を/dev/rdsk/c1t0d0s6 と入力します。/rdsk の「r」に注意してください。メモ: ワイルドカード (/dev/rdsk/c0* など) は指定できません。物理デバイスファイル名 (/devices/pci@1f,0/pci@1/scsi@3/sd@1,0:d,raw など) を指定することもサポートされていません。

メモ:

ワイルドカード (/dev/rdsk/c0* など) は指定できません。物理デバイスファイル名 (/devices/pci@1f,0/pci@1/scsi@3/sd@1,0:d,raw など) を指定することもサポートされていません。

［クライアント (Clients)］タブで、バックアップの対象となるクライアントを選択します。
［バックアップ対象 (Backup Selections)］タブで指定したすべての raw パーティションが、クライアントリスト内の各クライアントに存在している必要があります。エクスクルードリストおよびインクルードリストを使用してもこの要件を回避することはできません。
ポリシーの［属性 (Attributes)］タブで［適用 (Apply)］または［OK］をクリックすると、検証プロセスによってポリシーがチェックされ、エラーがある場合には報告されます。［閉じる (Close)］をクリックすると、検証は実行されません。

詳細情報

スナップショット方式の選択