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NetBackup™ Snapshot Client 管理者ガイド
Last Published:
2022-07-12
Product(s):
NetBackup (10.0)
- 概要
- インストール
- ポリシーの構成
- NAS スナップショットの構成
- FlashBackup の構成
- インスタントリカバリの構成
- ソフトウェアベースのスナップショット方式の構成
- Cluster Volume Manager 環境 (CVM) のためのサポート
- ディスクアレイ用のスナップショット方式の構成
- OS 固有の構成作業
- IBM DS6000 アレイと DS8000 アレイについて
- IBM DS4000 アレイについて
- Hitachi SMS/WMS/AMS、USP/NSC、USP-V/VM について
- HP-XP アレイについて
- アレイのトラブルシューティングについて
- メディアサーバーおよびサードパーティコピー方式に関する注意事項
- バックアップおよびリストアの手順
- スナップショット管理
- トラブルシューティング
- 情報の収集とログの確認について
- UNIX プラットフォームのログディレクトリ
- Windows プラットフォームのログフォルダ
- テクニカルサポートの連絡先情報
- 最新のパッチおよび更新
- Snapshot プロバイダ情報
- &newProductName; に関する重要な注意事項
- &newProductName; のインストールの問題
- FlashBackup と状態コード 13
- Windows VSS ライターが保護するファイルの FlashBackup インスタントリカバリスナップショットからの単一ファイルのリストアが失敗する
- 削除されないスナップショットの識別と削除
- VxVM ボリュームクローンの削除
- スナップショットからの代替クライアントリストアおよびバックアップの失敗
- スナップショットからのリストアが状態 2800 で失敗する
- raw パーティションのリストアが、FlashBackup-Windows ポリシーリストアエラー (FlashBackup-Windows policy restore error) で失敗します
- スナップショットの作成がエラー 156 で失敗する
- スナップショットがエラー 20 で失敗する
- スナップショットからのリストアが状態 133 で失敗する
- スナップショットからのバックアップがエラー 50 で失敗する
- スナップショットの親ジョブからのバックアップがエラー 4213 (スナップショットのインポートに失敗しました (Snapshot import failed)) で失敗する
- スナップショットジョブが失敗し、スナップショットコマンドがボリューム名を認識しない
- スナップショットの作成がエラー 4220 で失敗する
- 同じボリュームが同じホストの複数のマウントポイントにマウントされていると、スナップショットの作成が失敗します。
- スナップショットベースのバックアップとリストアの失敗
- 複数のスナップショットジョブがコード 156 または 1541 で失敗します。
- 複数のバックアップ対象 [Cache=] で FlashBackup ポリシーが失敗する
- 「スナップショットエラーの発生 156」による部分的なバックアップの失敗
- ファイルシステム検証のバックアップはエラー 223 で失敗する
- 指定した CIFS 共有パスにスラッシュが含まれている場合にポリシーの検証が失敗する
- ポリシーの検証が状態コード 223 で失敗する
- ワイルドカードバックアップのための NDMP スナップショットのポリシーがエラー 4201 で失敗する
- bpfis ログによるトラブルシューティング
- HP-UX 11.31 を使う際の制限事項
- スナップショット操作のポリシーを構成するときに NetBackup 管理コンソールがハングアップする
- NetApp NAS ボリュームのアクセラレータが有効になっている増分バックアップ
- スナップショット方式: 自動
- 付録 A. nbu_snap の管理 (Solaris)
- 付録 B. スナップショット操作の概要
- 索引
システムの静止について
有効なスナップショットを作成するには、バックアップの対象となるデータで、トランザクションに一貫性がある (トランザクションが完了している) 必要があります。たとえば、医療データベースでの患者の記録の更新や、新しい患者の記録の作成などです。1 つのトランザクションは、複数の I/O 要求 (検索、コピー、送信、書き込みなど) で構成されます。トランザクションの I/O 要求が完了するまでデータには一貫性がないため、バックアップには適していない場合があります。
トランザクションは、ストレージ管理スタック (ファイルシステムやボリューム管理システムなど) のすべてのレベルに影響します。要求がスタックの次のレベルに渡されると、さらにトランザクションが生成されます。たとえば、ファイルシステムでは、トランザクションはデータベースアプリケーションからの I/O 要求によって構成されますが、この I/O 要求が多数のディスク参照に分割されている場合があります。元の要求を満たすには、これらのすべてのディスク参照を完了する必要があります。そのため、スナップショットを作成するには、データのトランザクションの一貫性に影響を与える可能性があるすべてのアプリケーションまたはプロセスとの調整が必要となります。
調整の方法を静止と呼びます (静止状態または休息状態にすることを意味します)。静止では、データがトランザクションの一貫性を得るまで、データベースアプリケーションまたは処理が一時的に停止されます。有効なスナップショットを作成するには、すべてのアプリケーションおよびストレージ管理スタックを静止する必要があります。