Veritas NetBackup™ 53xx Appliance 高可用性リファレンスガイド
既存システムの NetBackup 53xx 高可用性構成への転換
既存のシステムを NetBackup 53xx 高可用性 (HA) 構成に転換するには、以下に示す手順を順序どおりに完了します。
既存の NetBackup 53xx アプライアンスを設置したラックに、新しい NetBackup 53xx 計算ノード (パートナーノード) を設置します。
プライマリストレージシェルフにパートナーノードを接続します。
既存のノードに新しいノードを接続します。
新しいノードの電源をオンにします。
既存のマスターサーバーシステムのソフトウェアバージョンをアップグレードします。
システムが従来のマスターサーバーである場合は、ソフトウェアバージョンを NetBackup ソフトウェアバージョン 8.1 以降にアップグレードします。システムが NetBackup 52xx アプライアンスの場合は、NetBackup Appliance ソフトウェアバージョン 3.1 以降にアップグレードします。
既存の NetBackup 53xx 計算ノードのソフトウェアバージョンを NetBackup Appliance ソフトウェアバージョン 3.1 以降にアップグレードします。
パートナー ノードで同じソフトウェアのバージョンをインストールします。
NetBackup Appliance Web Consoleまたは NetBackup Appliance Shell Menuを使用して既存のノードに高可用性構成を設定します。
この手順では、マスター サーバーで追加サーバーリストにこのノードの新しく割り当てられたネットワーク情報が自動的に追加します。
NetBackup Appliance Shell Menuを使用してパートナーノードで初期構成を実行します。
パートナーノードを追加して、NetBackup Appliance Web Consoleまたは NetBackup Appliance Shell Menuを使用した高可用性構成を完了します。
この手順では、マスター サーバーで追加サーバーリストに、パートナー ノードのネットワーク情報が自動的に追加します。
メモ:
HA をセットアップする前に Copilot 機能用に既存のノードを構成した場合、HA 構成が完了した後は、Copilot 機能は動作できなくなります。
手順について詳しくは、次のマニュアルを参照してください。
ハードウェアの設置手順については、『NetBackup 5330 Appliance ハードウェア取り付けガイド』または『NetBackup 5340 Appliance ハードウェア取り付けガイド』を参照してください。
初期構成の手順については、『NetBackup 52xx Appliance 初期構成ガイド』または『NetBackup 53xx Appliance 初期構成ガイド』を参照してください。