Veritas NetBackup™ 53xx Appliance 高可用性リファレンスガイド
単一ノードのエラーのディザスタリカバリ
エラーが発生したノードをリカバリするには
- 正常に動作するノードで、
admin
として NetBackup Appliance Shell Menuにログオンします。 - Main > Manage > HighAvailability に移動します。
- 次のコマンドを実行して、エラーが発生したノードを削除します。
RemoveNode HostName
ここで、HostName には災害ノードのホスト名を指定します。
メモ:
データ損失を避けるには、ノードを削除した後に以下の手順を実行します。
削除したノードからイーサネットケーブルを取り外します。
削除したノードからファイバーチャネルケーブルを取り外します。
- 削除済みノードで、
admin
として NetBackup Appliance Shell Menuにログオンします。ノードがダウンするほど重大なエラーが発生し、NetBackup Appliance Shell Menuにアクセスできない場合は、『NetBackup Appliance 管理者ガイド』マニュアルの「ディザスタリカバリについて」セクションを参照してください。
- Main > Support に移動します。
- 次のコマンドを実行して、削除したノードを出荷時のデフォルト設定にリセットします。
FactoryReset
- NetBackup Appliance Shell Menuから、削除したノードの初期構成を実行します。
手順について詳しくは『NetBackup 53xx Appliance 初期構成ガイド』で、NetBackup Appliance シェルメニューで NetBackup 53xx 高可用性構成のパートナーノードの初期構成を実行する方法に関するセクションを参照してください。
- 初期構成が完了したら、構成済みノードを次のように HA 構成に追加できます。
HA 構成のノードで、
admin
として NetBackup Appliance Shell Menuにログオンします。Main > Manage > HighAvailability に移動します。
次のコマンドを使用して、HA 構成に構成済みノードを追加します。
AddNode hostname
hostname は、構成済みノードの短いホスト名または完全修飾ドメイン名 (FQDN) です。
次のメッセージが表示されたら、パートナーノードで直接 SSH ECDSA フィンガープリントをチェックしたことを確認します。
Do the fingerprint values match? [yes, no] (no)
ネットワークが安全であることを保証するには、パートナーノードの SSH ECDSA フィンガープリントが正しいことを確認する必要があります。アプライアンスの ID を確認する方法については、『NetBackup Appliance コマンドリファレンスガイド』を参照してください。
値が一致した場合、yes と入力します。
事前チェックが成功した後、次のメッセージが表示されたら、再発行トークンを入力して、ホスト ID ベースの証明書を信頼します。
再発行トークンは必須です。(Reissue token is mandatory.)ホスト ID ベースの証明書を取得するために必要なホストの再発行トークンを入力してください。(Enter the reissue token for the required host to obtain a host-ID based certificate)
セキュリティ証明書について詳しくは、『NetBackup セキュリティおよび暗号化ガイド』マニュアルの「NetBackup のセキュリティ証明書」の章を参照してください。
次のメッセージが表示されたら、yes と入力し、ノードの追加手順を続行します。
>> Do you want to continue? [yes, no] (no)
手順が成功したことを示すメッセージが表示されたら、HA 構成は完了です。