Enterprise Vault™ PST 移行
- 本書について
- PST 移行の概要
- PST ファイルの所有権
- PST 移行: スクリプト
- PST 移行: ウィザードの使用
- PST 移行検索および移行
- PST 移行: クライアント主導型移行
複数のコンピュータかPSTファイルの追加
Enterprise Vault の PST 移行コマンドレットは、個々のコンピュータを追加して PST 移行先を検索および移行するか、個々の PST ファイルを追加して移行します。 複数のコンピュータまたは PST ファイルを単一の操作で追加するには、Import-Csv PowerShell cmdlet、すべてのコンピュータまたはファイルとそれに関連付けられたパラメータを含む CSV ファイルを使います。
複数のコンピュータを追加するには、管理コンソールで複数のコンピュータを追加する場合に使う形式と同じ形式で CSV データを構築します。
PST 検索のコンピュータの追加を参照してください。
複数の PST ファイルを追加するには、管理コンソールで複数のファイルを追加する場合に使う形式と同じ形式で CSV データを構築します。
移行のための PST ファイルの追加を参照してください。
Import-Csv によって CSV ファイルから読み取られるデータを適切な PST 移行 cmdlet に渡すことができます。次に例を示します。
Import-Csv C:\files.csv | Add-EVPstFile
これは、C:\files.csv
からデータを読み取り、Add-EVPstFile cmdlet に渡します。
デフォルトでは、Import-Csv は CSV データからの各値を文字列として渡します。ただし、Add-EVPstComputer cmdlet を使う場合は、-EnableSearch をブール値として渡す必要があります。
Add-EVPstComputer と Import-Csv を組み合わせて使う場合は、CSV データからの -EnableSearch 値をブール値に変換する必要があります。次に例を示します。
Import-Csv c:\computers.csv | % { $_.EnableSearch = [bool]([int]$_.EnableSearch ); $_ } | Add-EVPstComputer
Import-Csv の使用について詳しくは、PowerShell に次のコマンドを入力してください。
Get-Help Import-Csv -detailed