Enterprise Vault™ PST 移行

PST 検索移行型ツールを使って PST ファイルを移行する方法

1. ［今すぐ実行］を使って、または PST 検索タスクの実行をスケジュールして、利用可能なドメインを検出します。 タスクプロパティの［ドメイン］ページで、PST ファイルを検索するコンピュータが配置されたドメインを選択します。

   PST 検索タスクの実行によるドメインとコンピュータの検索を参照してください。

2. ［今すぐ実行］を使って、または PST 検索タスクの他の実行をスケジュールして、選択したドメインのコンピュータを検出します。 このタスクで検出されたすべてのコンピュータが、［個人用ストアの管理］ > ［コンピュータ］の管理コンソールに一覧表示されます。
3. 検索する各コンピュータ上の PST ファイルが自動的に検索されるように PST 検索タスクを設定できます。 または、管理コンソールの［個人用ストアの管理］ > ［コンピュータ］で PST ファイルを検索するコンピュータを選択できます。

   PST 検索のコンピュータの選択を参照してください。

   ［個人用ストアの管理］ > ［コンピュータ］コンテキストメニューで［追加］オプションを使用して、PST ファイルを検索するコンピュータを追加することもできます。

   PST 検索のコンピュータの追加を参照してください。

4. ［今すぐ実行］を使って、または PST 検索タスクの他の実行をスケジュールして、選択したコンピュータ上の PST ファイルを検索します。 このタスクで検出されたすべての PST ファイルが、［個人用ストアの管理］ > ［ファイル］の管理コンソールに一覧表示されます。

   PST 検索タスクの実行による PST ファイルの検索を参照してください。

   また、［個人用ストアの管理］、［ファイル］コンテキストメニューの［追加］オプションを使って、Enterprise Vault に移行する PST ファイルを追加することもできます。

   移行のための PST ファイルの追加を参照してください。

5. 管理コンソールで、必要に応じて、PST ファイルのプロパティの編集、パスワードで保護された PST ファイルのパスワード指定、移行の優先度の変更、PST ファイルの移行状態の変更を行います。

   PST 収集タスクでは、［コピー準備完了］状態の PST ファイルが PST 保存フォルダにコピーされます。 選択する設定オプションによっては、PST ファイルの移行を承認するために、何らかの手作業の介入が必要になることがあります。 たとえば、PST ファイルがバックアップされたときにのみ移行が開始されることがあります。または、特定の PST ファイルの所有権を確認する必要がある場合があります。 さらに、パスワードで保護された PST ファイルに対するパスワード指定が必要になったり、または特定の PST ファイルが移行されないようにする必要がある場合もあります。

   PST ファイルがパスワードで保護されている場合は、PST 移行時にパスワードを上書きするように Enterprise Vault を設定できます。 この設定は、パスワードが見つからない場合や、誤って指定された場合に便利です。 パスワードを上書きするには、［個人用ストアの管理］プロパティの［全般］タブで［パスワード保護した PST ファイルのパスワードを上書き］を有効にします。

   PST ファイルプロパティの編集を参照してください。

6. ［今すぐ実行］を使って、または PST 収集タスクの実行をスケジュールして、選択した PST ファイルを集中型の PST 保存フォルダにコピーします。

   PST 収集タスクは、ファイルのコピー中にファイルの移行ポリシーを考慮します。このタスクでは、優先度の高いファイルを優先してコピーします。

   PST 収集タスクの実行を参照してください。

7. ［今すぐ実行］を使って、または PST 移行タスクの実行をスケジュールして、関連付けされた移行先アーカイブに PST ファイルのアイテムをアーカイブします。

   PST 移行タスクは、ファイルのアーカイブ中にファイルの移行優先度を考慮します。このタスクでは、優先度の高いファイルを優先して処理します。

   PST 移行タスクの実行を参照してください。