Enterprise Vault™ PST 移行
- 本書について
- PST 移行の概要
- PST ファイルの所有権
- PST 移行: スクリプト
- PST 移行: ウィザードの使用
- PST 移行検索および移行
- PST 移行: クライアント主導型移行
PST 移行タスクの設定方法
PST 移行タスクのプロパティには、次のページが含まれます。
[全般]。このページのプロパティでは、失敗した操作をタスクが再試行する頻度、および保持するレポートファイル数を設定できます。
[設定]。このページには、次の設定が含まれます。
移行処理で PST 移行タスクが使う一時ファイルフォルダのローカルドライブの場所。PST 移行タスクを作成するときは、このフォルダの場所を指定します。
ビルディングブロックを設定した場合は、ビルディングブロック環境にあるすべての Enterprise Vault サーバー上の同じフォルダパスを使って一時ファイルフォルダを作成する必要があります。PST 移行タスクが異なるサーバーにフェールオーバーした場合でも、一時ファイルフォルダには同じローカルパスが引き続き使われます。
同時に移行する PST ファイルの最大数。システム設定とワークロードによっては、この値を変更することでパフォーマンスが向上する場合があります。
[スケジュール]。 できるだけ多くのコンピュータと PST ファイルにアクセスできるように、コンピュータに電源が入っていて、内部ネットワークに接続されている通常の勤務時間に PST 移行タスクが実行されるようにスケジュールすることを推奨します。PST ファイルのロック解除、ショートカットの作成、PST ファイルの削除などの移行後の操作には、コンピュータと元の PST ファイルへのアクセス権限が必要です。勤務時間外にタスクが実行されるようにサイトスケジュールが設定されている場合は、このタスクのスケジュールを指定することによってサイトの設定を上書きすることもできます。
[ログオン]。PST 移行タスクの実行に使われるアカウントには、PST 保存フォルダ、一時ファイルフォルダ、移行対象のコンピュータと PST ファイルへの適切なアクセス権限が必要です。移行後の操作には、コンピュータと元の PST ファイルへのアクセスが必要です。 ドメイン内のすべてのコンピュータに対する十分なアクセス権限をタスクに設定するには、ドメイン管理者グループのメンバーであるアカウントでタスクを実行します。タスクプロパティの[ログオン]ページの設定を使って、アカウントを指定します。
PST の検索と移行を管理するために必要な管理者ロールを参照してください。