Enterprise Vault™ PST 移行
- 本書について
- PST 移行の概要
- PST ファイルの所有権
- PST 移行: スクリプト
- PST 移行: ウィザードの使用
- PST 移行検索および移行
- PST 移行: クライアント主導型移行
PST の検索と移行のための保存フォルダのサイズの決定
Enterprise Vault サイトプロパティで、PST 保存フォルダの最大サイズをギガバイト単位で指定できます。指定したサイズは各 PST 収集タスクに適用されます。たとえば、最大フォルダサイズを 5 GB に指定すると、設定した PST 収集タスクが 2 つある場合の PST 保存フォルダの最大合計サイズは 10 GB になります。
PST 移行タスクでは、スケジュールされた実行期間で PST 保存フォルダが空になるようにしてください。PST ファイルが PST 保存フォルダに残っている場合は、次のスケジュールされた実行が開始されるまでファイルは移行されません。移行中、PST ファイルは読み取り専用に設定されるため、ユーザーはこれらの PST ファイルに長時間アクセスできません。
次のいずれかの方法によって、PST 移行タスクで PST 保存フォルダが空になるようにすることができます。
PST 移行タスクがスケジュールされた実行期間中にフォルダを空にできるように PST 保存フォルダに適切な最大サイズを設定します。
PST 保存フォルダの最大サイズを小さくしてから、フォルダが常にいっぱいになるように PST 収集タスクをスケジュールします。PST 移行タスクのスケジュールが完了する前に PST 収集タスクが終了するようにスケジュールを設定します。これによって、スケジュールされた実行期間中にフォルダを空にするための時間が PST 移行タスクに確保されます。
PST 移行タスクを実行すると、レポートファイルが作成されます。このレポートの情報を使うと、スケジュールされた実行期間中にタスクが移行できる PST ファイルの平均数を特定できます。PST 収集タスクのプロパティで、PST 保存フォルダに格納できる PST ファイルの最大数を指定できます。