Veritas NetBackup™ Appliance の廃止と再構成ガイド

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Product(s): Appliances (3.1.1 (5340), 3.1.1 (5330), 3.1.1 (5240), 3.1.1 (5230), 3.1.1 (5220), 3.1 (5340), 3.1 (5330), 3.1 (5240), 3.1 (5230), 3.1 (5220))

NetBackup 52xx または 53xx メディアサーバーアプライアンスの使用停止

52xx または 53xx メディアサーバーアプライアンスを使用停止にすると、ディスクに格納されているバックアップイメージがすべて失われます。マスターアプライアンスでメディアアプライアンスを使用停止にするには、NetBackup Appliance シェルメニューを使う必要があります。メディアサーバーアプライアンスを使用停止にするには、次の手順に従います。

メモ:

使用停止にするメディアサーバーに重複排除プールストレージユニットが構成されている場合は、メディアサーバーを削除する前にそのストレージユニット上のイメージを手動で期限切れにする必要があります。

メモ:

NetBackup 5330 メディアサーバーアプライアンスが高可用性 (HA) 構成のノードの場合は、最初に HA 構成からノードを削除し、次の手順を実行して削除したノードを使用停止にする必要があります。

HA 構成からノードを削除する方法について詳しくは、『NetBackup Appliance コマンドリファレンスガイド』を参照してください。

52xx または 53xx メディアサーバーアプライアンスを使用停止にするには

  1. マスターアプライアンスで SSH セッションを開きます。
  2. admin としてログオンします。
  3. 次のコマンドを入力して、メディアアプライアンスを削除し、テープライブラリの所有権を移動します。

    Main_Menu > Appliance > Remove MediaServerTargetMediaServer

    変数 MediaServer は、使用停止にするメディアサーバーのホスト名です。このメディアサーバーは、アプライアンスメディアサーバーでも非アプライアンスメディアサーバーでもかまいません。TargetMediaServer は、メディアを受信するために選択したメディアサーバーのホスト名です。TargetMediaServer メディアサーバーもまた、アプライアンスメディアサーバーでも非アプライアンスメディアサーバーでもかまいません。

    メディアを移動する必要がない場合は、TargetMediaServer 変数に NONE を指定できます。TargetMediaServer 変数に NONE を指定した場合、メディアサーバーアプライアンスに接続されたメディアのバックアップイメージがすべて失われます。

  4. Yes と入力してこのアプライアンスの削除を確定します。
  5. TargetMediaServer 変数に有効なメディアサーバーアプライアンスを指定した場合は、そのアプライアンスが正常に使用停止にされた後に、シャットダウンする各アプライアンスに対して次のコマンドを入力します。

    Main_Menu > Support > Shutdown

  6. 移動先のメディアサーバーアプライアンスにテープライブラリをケーブル接続する必要があります。
  7. 次のコマンドを実行してメディアサーバーをオンにします。

    Main_Menu > Support > Reboot

  8. 次のコマンドを入力して、TargetMediaServer 変数で定義されたメディアサーバーアプライアンスにテープライブラリを構成します。

    Main_Menu > Manage > Libraries > ConfigureMediaServer

    メモ:

    アプライアンスメディアサーバーではないメディアサーバーを使う場合は、NetBackup 管理コンソールを使ってそのメディアサーバーにテープライブラリを構成する必要があります。

    MediaServer は、テープライブラリに接続して、構成する必要があるメディアサーバーアプライアンスです。

  9. 使用停止にしたメディアサーバーから次のコマンドを実行し、追加のプロンプトに従って、アプライアンスを出荷時のデフォルト設定にリセットします。

    Main_Menu > Support > FactoryReset

    出荷時の設定へのリセットとメディアサーバーの使用停止が完了したら、選択した任意の役割を果たすようにメディアサーバーを構成できます。マスターサーバーとして構成する場合は、Main_Menu > Settings > NetBackup AdditionalServers Add コマンドを使用して、メディアアプライアンスを追加できます。

問題が発生した場合は、ベリタス社のテクニカルサポートに問い合わせてください。

メモ:

メディアサーバーを使用停止にしても、PureDisk タイプのディスクプールオブジェクトとストレージサーバーオブジェクトは削除されません。これらのオブジェクトを削除するには、NetBackup マスターサーバーから NetBackup 管理コンソールを使う必要があります。

NetBackup メディアサーバーを使用停止にする方法について詳しくは、『Veritas NetBackup 管理者ガイド Vol. 1』の「メディアサーバーの廃止」を参照してください。

NetBackup 7.x メディアサーバーを使用停止にする方法については、次のテクニカルノートを参照してください。

http://www.veritas.com/docs/TECH62119

NetBackup 環境からNetBackup MSDP (Media Server Deduplication Option) 構成を削除する方法については、次の Technote を参照してください。

http://www.veritas.com/docs/TECH150431