Veritas NetBackup™ Appliance の廃止と再構成ガイド
- NetBackup Appliance の廃止
- NetBackup Appliance の再構成
- NetBackup Appliance の再設定について
- NetBackup Appliance の再設定について
NetBackup Appliance の再設定について
アプライアンスのソフトウェアに問題がある場合、アプライアンスのソフトウェアをチェックポイントまでロールバックしたり、出荷時設定へのリセット操作を実行することができます。出荷時設定へのリセットオプションを使うと、元のデフォルト設定にアプライアンスをリセットできます。また、チェックポイントがあれば、既存のチェックポイントにアプライアンスをリセットすることもできます。出荷時設定へのリセットを実行する場合は、カタログの構成と既存のデータを保存するオプションがあります。
ディザスタリカバリの状況では、メディアまたはマスターサーバーアプライアンス上に現在あったデータとソフトウェア更新がすべて失われたかどうかを判断する必要があります。または、すべてのデータを保存する機会があると判断できる場合もあります。どのシナリオに直面しているかに関係なく、新しいアプライアンスを導入したときと同様にアプライアンスをイメージ処理して再設定する必要があります。再設定が必要になったときに参照できるように、初期構成情報をすべて記録しておくことをお勧めします。
メモ:
再イメージングの間、すでにアプライアンスに接続されているストレージシェルフは接続したままにする必要があります。また、追加のストレージシェルフを接続しないでください。
メモ:
NetBackup 5200 アプライアンスは出荷されなくなっているので、現在の 2.6.0.x ソフトウェアリリースを使ってソフトウェアの以前のバージョンを持つ 5200 を再イメージングする機能はサポートされていません。2.5 などのサポートされている同じソフトウェアのバージョンを使って 5200 アプライアンスを再イメージングしてから、2.6.0.x リリースにアップグレードする必要があります。
警告:
NetBackup Appliance 2.6 からのストレージ設定拡張により、2.6.x アプライアンスを 2.6 より前のバージョンに再イメージする場合、ストレージ情報を保持できません。バックアップデータの維持が必要な場合、同じリリースライン内のバージョンのみを使用できます。たとえば、2.6.0.2 アプライアンスをバージョン 2.6.0.1 に再イメージする場合はバックアップデータを保持できます。ただし、2.6.0.2 アプライアンスをバージョン 2.5.4 に再イメージする場合はバックアップデータを保持できません。
アプライアンスを再構成する前に、ライセンスキーに関する以下の点を考慮する必要があります。
再設定プロセスの間にデータを保存する場合は、NetBackup Appliance のシェルメニューを使う必要があります。NetBackup Appliance Web コンソールを使っての再設定は、このリリースではサポートされていません。
再構成中にメディアまたはマスターサーバーアプライアンスの初期構成が行われる場合は、初期構成プロセスが始まる前に、NetBackup Appliance のシェルメニューを使ってライセンスキーをインストールする必要があります。また、出荷時設定へのリセット操作が実行された場合、ユーザー名とパスワードがデフォルト値に設定し直されることがあります。
再イメージング処理を始める前に、アプライアンスの初期構成プロセスを行ったときに入力した構成情報を記録することを推奨します。再イメージングプロセスが完了した後に出荷時設定へのリセットを実行する場合は、アプライアンスに接続するために同じ構成情報を入力する必要があります。また、出荷時設定へのリセット後にユーザー名とパスワードがデフォルト値にリセットされます。
ネットワーク構成:
ネットワークインターフェース
IP アドレス
サブネットマスク
ゲートウェイ
ネットワーク名
ホストの構成:
ドメイン名システム (DNS) の場合 - ドメイン名サフィックス、DNS IP アドレス、検索ドメイン
DNS 以外のシステムの場合 - IP アドレス、完全修飾ホスト名、短ホスト名
ユーザー名とパスワード - デフォルトのユーザー名は admin、デフォルトのパスワードは P@ssw0rd です。
役割の構成 - 初期構成に使った役割と同じ役割を使ってアプライアンスを構成することが重要です。
ストレージ構成 - メディアサーバーアプライアンスのディスク上に保存対象のバックアップデータがある場合は、以下の情報を書き留めて、ストレージを構成する準備が整ったときにその情報を使えるようにします。
ストレージプールのサイズ
ディスクプール名
ストレージユニット名
重複排除パスワード
NetBackup Appliance シェルメニューを使った 52xx マスターサーバーアプライアンスの再構成を参照してください。
NetBackup Appliance シェルメニューを使った 52xx または 53xx メディアサーバーアプライアンスの再構成を参照してください。