Veritas NetBackup™ Appliance の廃止と再構成ガイド

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NetBackup アプライアンスでの NIC1 (eth0) ポートの使用について

デフォルトでは、NIC1 (eth0) は出荷時に IP アドレス 192.168.229.233 に設定されます。 このプライベートネットワークのアドレスは、ノートパソコンからの直接接続によって初期構成を実行できるように予約されています。 NIC1 (eth0) は、通常、ネットワーク環境に接続されません。

初期構成を完了すると、バックアップデータ転送を行わない管理ネットワークに NIC1 (eth0) を接続できます。 ただし、プライマリネットワークが同じ IP アドレス範囲を使用する場合は、デフォルト IP アドレスの変更が必要になることがあります。NetBackup アプライアンスは、NIC1 (eth0) で管理者インターフェイスのデフォルト IP アドレスと同じ範囲においてネットワーク構成を使用できません。

例えば、NIC2 (eth1) が 192.168.x.x IP アドレス範囲に設定されている場合、NIC1 (eth0) のデフォルトの IP アドレスを別の IP アドレス範囲に変更する必要があります。

初期構成を完了した後に NIC1 (eth0) の IP アドレスを変更するには、次のいずれかを実行します。

  • NetBackup Appliance Web コンソールで次の操作を実行します。

    アプライアンスにログインしたら、[設定 (Settings)]>[ネットワーク (Network)]>[ネットワーク設定 (Network Settings)]の順にクリックします。 [ネットワーク構成 (Network Configuration)]セクションで、NIC1 (eth0) の IPv4 アドレス設定を編集します。

    詳しくは、『NetBackup Appliance 管理者ガイド』を参照してください。

  • NetBackup Appliance シェルメニューで次の操作を実行します。

    アプライアンスにログインしたら、[ネットワーク (Network)]>[IPv4 (IPv4)]コマンドを使用して NIC1 (eth0) の IP アドレスを変更します。

    詳しくは、『NetBackup Appliance コマンドリファレンスガイド』を参照してください。

    メモ:

    アプライアンスで eth0 が構成されていない場合は、NetBackup Appliance Web コンソールからのチェックポイント操作が機能しません。この問題は、ポートの IP アドレスの構成を削除した場合にのみ発生します。この問題が発生した場合は、ポートを構成するか、NetBackup Appliance シェルメニューを使ってチェックポイントを作成するか、またはチェックポイントにロールバックします。ベストプラクティスとして、NIC1 (eth0) を使わない場合にも、IP アドレスを使って構成しておいてください。