NetBackup™ Bare Metal Restore™ 管理者ガイド
- Bare Metal Restore の概要
- クライアントの保護
- リストア環境の設定
- 共有リソースツリー
- 共有リソースツリーについて
- 共有リソースツリーの前提条件
- 共有リソースツリーの作成
- 共有リソースツリーの管理
- ブートメディアの管理
- クライアントのリストア
- Windows ドライバパッケージの管理
- クライアントおよび構成の管理
- BMR ブートサーバーの管理
- クライアントバックアップからの仮想マシンの作成
- Bare Metal Restore アクティビティの監視
- 付録 A. NetBackup BMR 関連の付録
バックアップから VM を作成する際の前提条件
以下はバックアップから仮想マシンを作成する際の前提条件です。
BMR プライマリサーバーの設定
クライアントの BMR バックアップの有効化
BMR の NetBackup のポリシーを設定してください。ポリシー属性の［ディザスタリカバリ情報の収集 (Collect disaster recovery information)］オプションで、BMR のチェックボックスにチェックマークを付けます。詳細が利用可能です。
BMR クライアントをバックアップするためのポリシーの構成 を参照してください。
BMR のバックアップポリシーには、バックアップ対象の一部として、OS ボリュームが追加されている必要があります。Windows システムの場合、バックアップ対象リストに、ブート、システムボリューム、システム状態を追加する必要があります。
メモ:
ユーザーの便宜上、バックアップ対象には、デフォルトで
ALL_LOCAL_DRIVESオプションを選択できます。この指示句はバックアップ時にすべてのクライアントボリュームを考慮します。バックアップポリシーの BMR を有効にした後で、最初の完全バックアップを実行します。
ハイパーバイザ固有ツールの ISO ファイル
VM の作成プロセスでは、VM の作成中に VM システムに必須のデバイスドライバを構成するために、ハイパーバイザ固有ツールの ISO ファイルが必要です。通常、ハイパーバイザのベンダーは Web サイトやハイパーバイザサーバーでツールの ISO ファイルを提供します。たとえば、VMware ESX Server 5.0 の場合、関連ツールの ISO ファイルは、ESX Server に用意されているか、VMware Web サイトからダウンロードできます。
ESX Server でのツールの ISO パス: /vmimages/tools-isoimages/windows.iso
Web サイトの URL:
http://packages.vmware.com/tools/esx/5.0latest/windows/x86_64/index.html
VIC ホストに、ツールのこの ISO ファイルが配置されている必要があります。仮想マシン作成ウィザードでは、VIC で利用可能なこの ISO ファイルの完全ディレクトリパスの入力を求めるメッセージが表示されます。
NetBackup でのハイパーバイザサーバー名の登録
VM のバックアップを作成する必要がある NetBackup に、ハイパーバイザサーバーを登録する必要があります。登録には、ハイパーバイザサーバーの admin クレデンシャルが必要です。
NetBackup での VIC (NetBackup リカバリホスト) 名の登録
VMware のハイパーバイザの場合、仮想イメージコンバータのホスト名は、プライマリサーバーの［VMware アクセスホスト (VMware access host)］のホストプロパティで登録する必要があります。