NetBackup IT Analytics リリースノート

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Product(s): NetBackup IT Analytics (11.0)
  1. はじめに
    1.  
      NetBackup IT Analytics 11.0 について
  2. バージョン 11.0 のパッチリリース
    1. パッチリリース: NetBackup IT Analytics
      1.  
        11.0.11 パッチリリースノート
      2.  
        11.0.10 パッチリリースノート
      3.  
        11.0.09 パッチリリースノート
      4.  
        11.0.08 パッチリリースノート
      5.  
        11.0.07 パッチリリースノート
      6.  
        11.0.06 パッチリリースノート
      7.  
        11.0.05 パッチリリースノート
      8.  
        11.0.04 パッチリリースノート
      9.  
        11.0.03 パッチリリースノート
      10.  
        11.0.02 パッチリリースノート
      11.  
        11.0.01 パッチリリースノート
  3. 新機能: バージョン 11.0 の特長
    1.  
      サポート対象の製品バージョン
    2.  
      製品名の変更と UI の改善
    3.  
      Foundation - 新しいライセンス SKU
    4.  
      NetApp Cluster-Mode Data Collector ポリシーの機能強化
    5.  
      Linux で systemctl を使用するための Oracle サービスと NetBackup IT Analytics サービスの拡張
    6.  
      [ホストの検出と収集 (Host Discovery and Collection)]ビューの機能強化
    7.  
      Windows 用 Oracle 19c Database アプリケーションバイナリの新しいインストーラ
    8.  
      オンデマンドのリアルタイムログ
    9.  
      オンデマンド収集のデバッグログの有効化
    10.  
      テーブル形式のレポートのグラフとしての表示 (およびその逆)
    11.  
      カスタムヘッダーとフッターのレポートとダッシュボードへの追加
    12.  
      Google Cloud Platform のデータ収集ポリシー
    13.  
      NetBackup 保護計画のサポート
    14.  
      NetBackup の FETB 収集のサポート
    15.  
      分析とアラートによる異常検出
    16.  
      レポートによるイベント監査ログ
    17.  
      [NetBackup ホスト証明書 (NetBackup Host Certificates)]レポートとアラート
    18.  
      NetBackup 非ホスト証明書の有効期限レポートとアラート
    19.  
      レポートベースのアラートの Syslog 通知
    20.  
      共有サービスとしての Oracle Database バイナリのサポート
    21.  
      Quebec および San Diego リリースでの IT Analytics ServiceNow App の認定
    22.  
      バックアップサーバーにのみレポートのスコープを適用
    23.  
      log4j 脆弱性への対策
    24.  
      Docker イメージとして配備された Veritas NetBackup のサポート
    25.  
      NetBackup IT Analytics Exporter
    26.  
      コンテナを使用した Data Collector のインストール
    27.  
      インテリジェントアラート
    28.  
      VMware Data Collector ポリシーによる vSAN の詳細の収集
    29.  
      SNMP トラップを受信するための Brocade Switch Data Collector ポリシーの強化
    30.  
      Compute Resources Data Collector ポリシー
    31.  
      Veritas NetBackup Data Collector ポリシーのリソースの監視の精査
    32.  
      「NetBackup ログイン試行の失敗」アラートルール
    33.  
      IT Analytics ポータルから NetBackup Web UI を開く - (パッチ 2)
    34.  
      [処理 (Actions)]メニューからのレポート統計の表示
    35.  
      対象となるユーザー操作が拡張されたイベント監査 - (パッチ 1)
    36.  
      製品またはベンダーによる Hitachi Vantara の[アレイの容量と使用状況 (Array Capacity & Utilization)]レポートのデータ変更 - (v11.0 Patch4)
    37.  
      csv ファイルを使用したポート属性の一括ロード
    38.  
      EMC Avamar 包含リストと除外リストの機能強化 - (パッチ 2)
    39.  
      EMC Avamar データ収集とレポートの機能強化 - (パッチ 2)
  4. サポートされているシステム
    1.  
      Data Collector のサポート対象オペレーティングシステム
    2. サポート対象ブラウザとディスプレイの解像度
      1.  
        Linux ポータルサーバー: エクスポートおよび電子メールで送信されるレポート
  5. インストールとアップグレード
    1.  
      ポータルインストールのメモリ要件
    2.  
      パフォーマンスプロファイルと送信されるデータ
  6. 修正された問題
    1.  
      概要
    2.  
      修正された問題
  7. 既知の問題、最適化、およびライフサイクル終了 (EOL)
    1.  
      既知の問題
    2.  
      最適化: 大規模な収集のための Linux ファイルハンドル設定のカスタマイズ
    3.  
      ライフサイクル終了 (EOL)

既知の問題

このリリースには、次の既知の問題があります。

表: NetBackup IT Analytics 11.0 の既知の問題

問題番号

説明

SC-31099

Hyper-V インテリジェントポリシーの場合、Veritas Backup Manager が戻すクライアント名は、Hyper-V 仮想マシンのプライマリ VM 識別子にかかわらず、常に VM UUID です。このため、ファイルメタデータの収集でエラーが発生します。また、この動作により、IT Analytics はこのようなクライアントの一部またはすべてが保護されていないと報告します。

SC-31525

Linux ホストにインストールされている NetBackup IT Analytics ポータルでは、ホストの root ディレクトリに同じ名前のフォルダが 2 つ以上存在する場合、無効なデータの増加例外がログに記録されます。たとえば、フォルダ名が /boot と /BOOT で両方の名前の大文字と小文字が異なる場合でも、例外が記録されます。

サブフォルダレベルで同一のフォルダ名が見つかった場合、例外はログに記録されません。

SC-32137

File Analytics は、Host File Analytics ポリシーから、または NetBackup File Analytics ポリシーを通じて有効にできます。同じホストに対して両方を有効にすると、レポートに表示されるデータが不正確になります。

そのため、特定のホストに対して File Analytics を構成する場合は、1 つのポリシーのみで構成してください。また、可能な限り NetBackup File Analytics ポリシーを使用してください。

SC-32319

File Analytics 収集状態レポートで、[現在の収集 (Current Collection)]と[前回の収集 (Previous Collection)]の両方に同じ[ファイル数 (File Count)]の値が表示されます。

22582

SAN ファブリック収集の特定のケースで、データベースに実際には存在しないエイリアスが含まれていることがあり、それらがゾーンに関連付けられているように見えます。

21948

VMware 収集の checkinstall を実行すると、エラーメッセージにエラーの原因が正確に反映されないことがあります。コレクタのログを調べて、エラーの実際の原因を確認します。

SC-40668

Foundation ライセンスを持つ NetBackup IT Analytics ポータルでは、[管理 (Admin)]タブの[HostGroups]メニューに Veritas NetBackup と関連のないホストグループが表示されます。

NetBackup 以外のホストグループは無視できます。

SC-41008

ライセンスが期限切れになると、ライセンスレポートの消費済みの数が正しい値を示さない場合があります。

SC-40521

Windows Exporter は、インストーラによって Windows サーバーでサービスとして実行されるように構成されます。このため、エクスポータは起動時に次のエラーをログに記録します。

level=error msg= "Failed to start service: The service process
could not connect to the service controller."source="exporter.go:337"

このエラーは無視してください。Windows Exporter はオープンソースのエクスポータであり、サービスとして実行されるため、エラーがログに記録されます。データセンダーまたは他の実行中のエクスポータのスクレイピング処理には影響しません。

SC-41009

NetBackup の raw データファイルは、rawdata ファイル名にコマンド名を使用して生成されます。bpdbjobs コマンドの場合、コマンド名とともにジョブ ID が追加されます。Windows NetBackup の設定に多数のジョブとオンデマンド収集がある場合、または raw データが対象のスケジュール設定された収集が実行された場合、削除が困難な長いファイル名で raw データファイルが生成されることがあります。Data Collector をアンインストールするか、その特定の NetBackup セットアップの raw データフォルダを削除しようとすると、「削除できません。ファイル名が長すぎます (Unable to delete; filename too long)」という問題が表示される場合があります。

SC-38719

レポートで、データによっては一部の棒が小さくまたは細くなります。レポートをエクスポートすると、グラフ画像の幅はさらに狭くなり、小さい棒は表示されません。

SC-41611

ポータルから[今すぐ実行 (Run Now)]機能 (BACKUPNOW ジョブとして識別) を使用してトリガされたオンデマンドバックアップジョブは、ほぼ 8 時間、NetBackup データベースに残ります。8 時間以上おきにスケジュールされている場合、Veritas NetBackup コレクタのバックアップポリシーの精査ではこれらのジョブが収集されないことがあります。

回避方法: バックアップポリシーの精査が少なくとも 7 時間ごとに実行されるようにスケジュールします。

SC-40722

SC-40721

システム管理レポートは、すべてのドメインのシステムレベルでエラーデータとパフォーマンスデータを含むように設計されています。マルチドメイン環境では、低レベルのドメインのユーザーに対して、これらのレポートのいずれかへのアクセス権が付与されると、システム全体のデータを含むレポートで、ユーザーがアクセス権を持っていないドメインの情報が表示される場合があります。

この問題を回避するためのベストプラクティスは、システム管理レポートの権限を上位のシステム管理者にのみ付与し、サブドメインのユーザーには付与しないことです。システム管理者以外にこれらのレポートの権限が付与されている場合は、それらの権限を除去し、上位のシステム管理者のみがレポートを表示および実行できるようにします。

SC-40963

アンインストーラは、英語以外のロケールのシステムの Windows で NetBackup IT Analytics ポータルのアンインストールに失敗します。

回避方法: インストーラの ISO をダウンロードしてマウントし、アンインストーラを実行します。