Veritas InfoScale™ Operations Manager 8.0.2 よく寄せられる質問
Virtual Business Service
VRTSvbs パッケージには Virtual Business Service のバックエンドコンポーネントが含まれます。このパッケージは、SFHA 6.0、SFWHA 6.0、ApplicationHA 6.0 (UNIX)バージョン以降ではデフォルトで利用できます。SFHA と ApplicationHA の以前のリリースでは次の操作をします。
Veritasの Web サイトからローカルコンピュータの一時ディレクトリに、すべての必須プラットフォームの VRTSvbs パッケージをダウンロードします。
そのコンピュータから Management Server コンソールにログインします。 Deployment Manager を使って関連するクラスタプラットフォームのすべてのパッケージをアップロードします。
すべての適用可能なホストを選択し、Management Server コンソールを使ってパッケージをインストールします。
Veritas InfoScale Operations Manager 管理サーバーは、Virtual Business Service の構成には重要ですが、動作には重要ではありません。 Virtual Business Service は Veritas InfoScale Operations Manager を使わないと作成も編集もできません。しかし Virtual Business Service は、作成されれば管理サーバーが停止しても動作し続けます。Virtual Business Service のバックエンド CLI は操作の実行と状態の検索に使うことができます。Veritas InfoScale Operations Manager には、エラーを処理する独自の高可用性とディザスタリカバリのプロビジョニングも備わっています。
設定は以下の 2 種類の状況で実行します。
スケジュール設定済み: 5 分に 1 回。 この定時実行では、障害管理が設定されている 1 つ以上の Virtual Business Service にまだ送信されていない変更をプッシュ型で転送します。
スケジュール未設定: Management Server コンソールで、エラー管理がデフォルトで有効になっている既存の Virtual Business Service に設定の変更が加えられます。
次の複数の方法があります。
すべての Virtual Business Service について、Management Server コンソールに[障害管理の状態(Fault Management Status)]を表示できます。このページには、Virtual Business Service の各ホストのエントリとその構成状態が表示されます。ツリーのパネルで仮想ビジネスサービスを右クリックし、メニューで[プロパティ(Properties)]をクリックすると、[障害管理の状態(Fault Management Status)]が表示されます。各ホストに対し、障害管理がそのホストで有効であるかどうかを示す[設定状態(Configured status)]列があります。ホストにインストールされている Virtual Business Service パッケージのバージョンを示す「VBS パッケージバージョン」列もあります。
Virtual Business Service に追加された新しいシグネチャを使ってポリシーチェックを作成できます。選択した Virtual Business Service にこのチェックを実行して、違反が報告されるかどうかを確認します。違反が報告された場合は、Virtual Business Service が適切に機能しない可能性があるので修正してください。
Virtual Business Service に追加された新しいエラーを使うことができます。トピック ID は event.alert.vom.vcs.vbs.package.notinstalled です。これは、「VRTSvbs パッケージはインストールされていません」というエラーを表します。 このアラートで機能するルールを作成します。 必要な通知の種類を選択します。 このルールを使うと、Virtual Business Service の適切な機能に影響する要因の 1 つを減らすことができます。
前述のようにすべてを組み合わせて使うことを推奨します。
VOM Management Server で、次のコマンドを実行します: <sfmh_bin_dir>/xprtlc -l https://localhost:5634/admin/cgi-bin/vbs_configurator.pl -d rescan=all
次に例を示します。
UNIX システム:
# /opt/VRTSsfmh/bin/xprtlc -l https://localhost:5634/admin/cgi-bin/vbs_configurator.pl -d rescan=cred
Windows システム:
"C:\Program Files\Veritas\VRTSsfmh\bin\xprtlc.exe" -l https://localhost:5634/admin/cgi-bin/vbs_configurator.pl -d rescan=cred
Virtual Business Service のすべての定義は失われ、作成し直す必要があります。Veritas InfoScale Operations Manager をアンインストールする前に Veritas InfoScale Operations Manager データベースのバックアップを作成し、再インストール後にリストアして古い Virtual Business Service の定義を維持します。
Veritas InfoScale Operations Manager では XDist を使って Management Server からクラスタノードにデータをプッシュ型で転送します。 XDist には、転送先ホストが停止していて後でバックアップする場合でもデータを送信する、再試行の機能が内蔵されています。
ログファイルは次の場所に保存されます。
<sfmcs_var_dir>/logs/vbs_configurator.log (Management Server 上)
<sfmh_var_dir>/logs/ (管理対象ホスト上)
<vbs_var_dir>/log/ (管理対象ホスト上)
現在、Veritas InfoScale Operations Manager は、仮想マシンの開始または停止には VMware ESX のみをサポートします。 このため、Virtual Center/vSphere はVeritas InfoScale Operations Manager で構成する必要があります。コマンドラインで行う仮想マシンの開始と停止の操作は、ApplicationHA または単一ノードの VCS クラスタでのみサポートされます。
2410
Virtual Business Service デーモンは Virtual Business Service のすべての参加クラスタに ClusterService グループのリソース(vbsapp)として構成されます。