Veritas NetBackup™ Appliance リリースノート
- NetBackup appliance 3.1 について
- NetBackup appliance 3.1 の機能、拡張機能、変更
- NetBackup Appliance ハードウェアの機能
- NetBackup Appliance の互換性
- 操作上の注意
- 付録 A. リリース内容
- 付録 B. 関連ドキュメント
NetBackup Appliance ソフトウェアのアップグレードについて
ソフトウェアの更新リリースが利用可能なときは、インストールして最新の製品機能と修正が確実に含まれるようにすることを推奨します。
アプライアンスソフトウェアをアップグレードするとき、更新リリースはオペレーティングシステム、NetBackup、すべてのアプライアンスインターフェースの更新バージョンをインストールすることがあります。すべてのサービスはアップグレードが始まると自動的に終了し、それからすべての更新が適用された後で自動的に再起動されます。
メモ:
アプライアンスサーバーの現在のバージョンが 2.6.1 より前の場合は、バージョン 2.7.x または 3.x に直接アップグレードできません。最初にバージョン 2.6.1.x にアップグレードする必要があります。このアップグレードシナリオでは、2.6.1.2 にアップグレードしてから 2.7.x または 3.x にアップグレードすることを強く推奨します。
システム停止時間を最小化するため、アプライアンスのアップグレードは前もって計画することを推奨します。
以下に、アプライアンスソフトウェアのアップグレードをどのように計画して実行する必要があるのかについて説明します。
常にシステムの動作状態が最も低いときにアップグレードをスケジュール設定します。アップグレードを開始する前にすべてのバックアップとリストア操作を中断することを推奨します。
ソフトウェアの更新を始める前に、接続が切断されないようにするための対策を採ることを推奨します。 アプライアンスのアップグレードに使用するコンピュータは、スリープ、シャットダウン、電源の遮断の動作をしないように設定してください。そのようにしないと、ネットワーク接続が失われます。インストール中に接続が失われると、操作は失敗する場合があります。
アプライアンスマスターサーバーは常に、一緒に使われるあらゆるアプライアンスメディアサーバーと同じかそれ以降のバージョンである必要があります。このルールの唯一の例外は、ベリタスがメジャー、マイナー、ソフトウェア更新のあらゆるリリースに対してメンテナンスリリースを提供している場合です。 メンテナンスリリースのバージョン番号は 4 つの数字 (2.x.x.x) で識別されます。
アプライアンスをアップグレードするときは、アプライアンスで利用可能なソフトウェアの更新のみを使う必要があります。アプライアンスソフトウェアの更新は、アプライアンス、NetBackup、オペレーティングシステムのコンポーネントの更新から成っている完全なパッケージです。ベリタスは、いずれかのコンポーネントに対する個別のアプライアンスアップグレードはサポートしません。
アプライアンスマスターサーバーは、必ずアプライアンスメディアサーバーをアップグレードする前にアップグレードする必要があります。
NetBackup appliance バージョン 3.1 のアップグレードには、構成ボリュームに少なくとも 100 GB 必要です。アップグレードを開始する前に、パーティションをリサイズしてください。詳しくは、『NetBackup アプライアンスアップグレードガイド』を参照してください。
アップグレードを開始したら、完了するまで実行する必要があります。
メモ:
アップグレードを中止しないことを推奨します。 中止した場合、予想外のシステム動作を経験することがあります。たとえば、サービスの再起動中にアップグレードが中止されると、すぐにバックアップが失敗することがあります。この動作が予想どおりですが、システムの他の部分が影響される可能性もあります。