Veritas NetBackup™ ログリファレンスガイド

オリジネータ ID 486

NetBackup プロキシヘルパーのログファイルは、SSL/TSL エラーやその他の安全な通信の問題が原因で通信に問題がある場合に役立ちます。vnetd - standalone コマンドを使用して、プロセスを開始できます。起動とシャットダウンに問題がある場合は、vnetd のログファイルを確認します。

vnetd プロセスの期待される最小数の例を次に示します。

/usr/openv/netbackup/bin/vnetd -proxy inbound_proxy -number 0

/usr/openv/netbackup/bin/vnetd -proxy outbound_proxy -number 0

/usr/openv/netbackup/bin/vnetd  - standalone

インバウンドおよびアウトバウンドのプロキシプロセスは、nbpxyhelper ログファイルにログを送信します。それらの間の通信をジョブの詳細を通じて確認できます。:INBOUND または :OUTBOUND の接続 ID を特定し、nbpxyhelper ログファイルでそれらを検索します。:INBOUND と :OUTBOUND の接続は、エラーがある場合にのみ表示されます。次の例を参照してください。

Aug 5, 2018 5:13:14 PM - Info nbjm (pid=3442) starting backup job (jobid=268) for 
  client nbclient1, policy ANY_nbclient1, schedule Full-EXPIRE_IMMEDIATELY
Aug 5, 2018 5:13:14 PM - Info nbjm (pid=3442) requesting STANDARD_RESOURCE resources from RB
  for backup job (jobid=268, request id:{5DD92BD0-98F4-11E8-AEE4-55B66A58DDB2})
Aug 5, 2018 5:13:14 PM - requesting resource  __ANY__
Aug 5, 2018 5:13:14 PM - requesting resource  nbmaster2.NBU_CLIENT.MAXJOBS.nbclient1
Aug 5, 2018 5:13:14 PM - requesting resource  nbmaster2.NBU_POLICY.MAXJOBS.ANY_nbclient1
Aug 5, 2018 5:13:15 PM - Error bpbrm (pid=21177) [PROXY] Connecting host: nbmaster2
Aug 5, 2018 5:13:15 PM - Error bpbrm (pid=21177) [PROXY] ConnectionId: 
  {5E0FBBD2-98F4-11E8-804A-EC7198374CC6}:OUTBOUND

多くのログファイルが作成される可能性があるため、OID 486 はデフォルトで DebugLevel=0 に設定されています。ログ記録を DebugLevel=6 で長期間有効にしたままにしないでください。

ログレベルは、vxlogcfg コマンドを使用して変更できます。次に例を示します。

ログ記録を追加するには、次のコマンドを使用します。

vxlogcfg -a -p NB -o 486 -s DebugLevel=6

ログを削除するには、次のコマンドを使用します。

vxlogcfg -a -p NB -o 486 -s DebugLevel=0