Veritas NetBackup™ LiveUpdate ガイド
Java JRE のサポートについて
Java LiveUpdate (JLU) エージェントは Java JRE 1.4.2 の最小バージョンがインストールされていることを必要とします。NetBackup はほとんどの UNIX プラットフォームに対して、この最小必要条件を満たすか、または超える Java JRE を配信します。
NetBackup では、Linux IBMpSeries プラットフォーム用の Java JRE を提供しません。このプラットフォームの場合、NetBackup のインストールスクリプトは受け入れ可能なバージョンの Java JRE を検出するように試みます。受け入れ可能なバージョンが検出されれば、適切なリンクが作成されます。受け入れ不能なバージョンが検出されれば、スクリプトによって通知されます。
スクリプトが Java JRE も、受け入れ可能なバージョンの Java JRE も検出しなければ、NetBackup をインストールする前に Java JRE を手動でインストールしてください。 Java JRE 1.4.2 またはそれ以降をインストールした後、NetBackup クライアントソフトウェアをインストールできます。
NetBackup LiveUpdate の一部のバージョンは、一部の Linux IBMpSeries と IBMzSeries システムでの使用がサポートされていません。 次の表は、これらのシステムでどの NetBackup LiveUpdate バージョンを使うことができるかを記述します。
表: IBMpSeries と IBMzSeries システムでサポートされる NetBackup LiveUpdate のバージョン
システム | NetBackup 6.5 と 7.0 でサポートされる | NetBackup 7.0.1 でサポートされる | NetBackup 7.x でサポートされる |
---|---|---|---|
IBMzSeries RedHat | いいえ | はい (注意 1 を参照) | はい (注意 1 を参照) |
IBMzSeries SUSE | いいえ | はい (注意 1 を参照) | はい (注意 1 を参照) |
IBMpSeries RedHat | はい (注意 2 を参照) | はい (注意 2 を参照) | はい (注意 2 を参照) |
IBMpSeries SUSE | はい | はい | はい |
注意 1
IBMzSeries システムには NetBackup とともに Java JRE が配信されます。特定の条件下では、NetBackup クライアントをアップグレードするときに次のエラーと失敗が発生することがあります。
Oct 13, 2010 1:00:37 AM Trying to load jar file from /tmp/ 1286949636653/cryptix-jce-provider.jar Oct 13, 2010 1:00:37 AM IdsEncodingFailed Oct 13, 2010 1:00:37 AM JLUException Nested Exception is: [ java.security.InvalidKeyException ] Illegal key size or default parameters
この問題を修正するには、最初に NetBackup Java JRE に
「unlimited strength jurisdiction policy files」
をインストールしてください。 NetBackup は Java JRE と一緒にはこれらのファイルを配信しません。 IBM 社の Web サイトからダウンロードし、NetBackup Java JRE がある場所に手動でインストールする必要があります。次に、NetBackup クライアントのアップグレード手順を再び実行します。 このアップグレードによって、NetBackup LiveUpdate エージェントも再インストールされます。
注意 2
IBMpSeries Red Hat バージョン 4 で NetBackup LiveUpdate を使うには、まず IBM JRE バージョン 1.6 をインストールする必要があります。
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