Veritas NetBackup™ LiveUpdate ガイド
サーバーの更新について
LiveUpdate ポリシーを作成し、NetBackup LiveUpdate サーバーにリリース更新をダウンロードすると、NetBackup 環境を更新できるようになります。
更新を始める前に次のガイドラインを確認します。
Windows クライアントの場合、更新予定の LiveUpdate ポリシーにリストされているサーバーで NetBackup Client Service が実行されている必要があります。
NetBackup サーバーとクライアントは特定の順序で更新する必要があります。 マスターサーバーは、常にメディアサーバーまたはクライアントと同じまたはそれより新しいバージョンである必要があります。サーバーより新しいバージョンの NetBackup を使うクライアントは、問題を引き起こし、バックアップやリストアを妨げる可能性があります。
メモ:
NetBackup LiveUpdate は、NetBackup のメジャーリリースバージョンまたはマイナーリリースバージョンにサーバーを更新できません。 NetBackup LiveUpdate を使ってメジャーリリースまたはマイナーリリースにサーバーを更新することを試みれば、アップグレードは失敗します。 Windows システムはエラーメッセージを表示します。UNIX システムでは、更新が適用されなかった場合でも、試行は成功したように見えます。
次は、更新を実行する順序を記述します。
マスターサーバー
常にマスターサーバーを最初に更新します。
LiveUpdate ポリシーを実行するマスターサーバーは、それらのポリシーを使って更新できません。これらのサーバーは、次の方式の 1 つを使って更新する必要があります。
更新する各サーバーで nbliveup コマンドをローカルに使います。
ローカル更新を実行する前に、そのサーバーの NetBackup Client Service を停止してください。
ローカルにアップグレードする前の NetBackup プロセスとサービスの停止を参照してください。
異なる NetBackup マスターサーバーから LiveUpdate ポリシーを実行します。
たとえば、マスターサーバー B のポリシーからマスターサーバー A を更新するには、次の手順を実行してください。
マスターサーバー B で LiveUpdate ポリシーを作成します。
マスターサーバー B のポリシーにクライアントとしてマスターサーバー A を追加します。
マスターサーバー A の
registry entry
ファイル (Windows) またはbp.conf
ファイル (UNIX) にマスターサーバー B を追加します。マスターサーバー B でポリシーを実行します。
NetBackup LiveUpdate を使ったサーバーの更新を参照してください。
メディアサーバー
すべてのマスターサーバーが更新された後、メディアサーバーを更新できます。
ただし、LiveUpdate ポリシーを実行するマスターサーバーに関連するメディアサーバーは、それらのポリシーを使って更新できません。これらのサーバーは、ローカルに更新するか、または更新するメディアサーバーに関係しないマスターサーバーの LiveUpdate ポリシーを使って更新する必要があります。
メディアサーバーを更新するには、マスターサーバー更新に使われるのと同じ方式を使います。
NetBackup LiveUpdate を使ったサーバーの更新を参照してください。
クライアント
マスターサーバーとメディアサーバーが更新された後でクライアントを更新できます。
NetBackup LiveUpdate を使ったクライアントの更新を参照してください。
nbliveup コマンドが AMD64 システムで使われるときに既知の問題が存在します。次の方法のいずれかを使用して、これらのシステムで nbliveup コマンドを実行します。
方式 A - ローカル更新
次のコマンドを使用して、ローカルまたはリモートデスクトップセッションからコンピュータにコンソールユーザーとしてログオンする必要があります。
mstsc -v:your.machine.name.com /F -console
詳しくは、次のリンクを参照してください。
http://support.microsoft.com/kb/278845
方式 B - リモート更新
別の NetBackup マスターサーバーから LiveUpdate セッションを開始します。