Veritas NetBackup™ マスターサーバーのクラスタ化管理者ガイド
- NetBackup マスターサーバーのクラスタ化の概要
- Windows Server Failover Clustering での NetBackup
- UNIX または Linux 上の Veritas Cluster Server での NetBackup
- Unix または Linux 上の VCS に NetBackup フェールオーバーサーバーをインストールする場合のインストール前チェックリストについて
- Windows 上の Veritas Cluster Server での NetBackup
- Solaris クラスタでの NetBackup
- HP Service Guard クラスタでの NetBackup
- PowerHA for AIX クラスタでの NetBackup
- NetBackup の構成
- 操作上の注意事項
- 付録 A. 複数インターフェースを使用するクラスタ内の NetBackup マスターサーバー
HP Service Guard クラスタでの NetBackup フェールオーバーサーバーのアップグレード
NetBackup フェールオーバーサーバーをアップグレードするには、次の手順を実行します。
メモ:
HP Service Guard クラスタで NetBackup をアップグレードする前に、TechNote http://www.veritas.com/docs/000010468 を参照してください。
HP Service Guard クラスタで NetBackup フェールオーバーサーバーをアップグレードする方法
- カタログバックアップを含むクラスタ環境の有効なバックアップが存在することを確認します。
クラスタでの NetBackup カタログバックアップの構成を参照してください。
- クラスタ外で実行されている各 NetBackup サーバーについて、サーバーリストが正しいことを確認します。このリストには、NetBackup を実行できる各ノードの名前と仮想サーバーの名前が含まれている必要があります。
- 次のコマンドを実行して、NetBackup を停止状態にします。
cmmodpkg -d netbackup
- アクティブノードで次のコマンドを実行し、NetBackup エージェントの監視を無効にします。
touch /usr/openv/netbackup/bin/cluster/frozen
- アクティブノードに、NetBackup サーバーをインストールします。
次の点に注意してください。
『NetBackup インストールガイド』に記載されている手順に従って、NetBackup サーバーをインストールします。
サーバー名を指定する必要がある場合は、サーバーの仮想名を指定します。
- NetBackup サーバーがフェールオーバーできるそれぞれの非アクティブノードに、NetBackup サーバーをインストールします。
次の点に注意してください。
『NetBackup インストールガイド』に記載されている手順に従って、NetBackup サーバーをインストールします。
サーバー名を指定する必要がある場合は、サーバーの仮想名を指定します。
- Service Guard クラスタの NetBackup では、アップグレード中に、データベースが作成されたことを示すメッセージが 2 回表示されます。これらのメッセージが表示されるのは、install_bp の実行中にデータベースがデフォルトの場所 (/usr/openv/db/) に作成されるためです。その後、共有ディスクに移動または再作成されます。
- 次のコマンドを実行します。
cmmodpkg -e netbackup
- アクティブノードで次のコマンドを実行し、NetBackup エージェントの監視を有効にします。
rm -f /usr/openv/netbackup/bin/cluster/frozen
NetBackup リソースがオンラインになり、Service Guard で NetBackup リソースの監視が再開されます。
- NetBackup リソースグループをオフラインにしてから、オンラインにします。リソースグループをオンラインまたはオフラインにするための Service Guard コマンド
- アップグレードをインストールしたら、クラスタ内のすべてのノードにセキュリティ証明書が配備されているかどうかを確認します。配備されていない場合、クラスタ内のすべてのノードでセキュリティ証明書を生成します。
クラスタ化された NetBackup セットアップでの証明書の配備について詳しくは、『NetBackup セキュリティおよび暗号化ガイド』を参照してください。
- NetBackup がクラスタ内で正しくフェールオーバーできることを確認します。
NetBackup 構成の検証を参照してください。