Enterprise Vault™ Discovery Accelerator レビューアガイド

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Product(s): Enterprise Vault (12.3)
  1. Discovery Accelerator の概要
    1.  
      Discovery Accelerator の主な機能
    2.  
      Discovery Accelerator クライアントについて
    3.  
      Discovery Accelerator クライアントを開く
    4.  
      Discovery Accelerator クライアントの使い方
  2. アイテムの検索
    1. Discovery Accelerator 検索の作成と実行
      1.  
        特定の種類の Skype for Business コンテンツの検索の制限事項
    2.  
      検索基準オプションについて
    3.  
      効果的な検索の実行に関するガイドライン
  3. 手動によるアイテムのレビュー
    1. Discovery Accelerator を使ったレビューについて
      1.  
        特定の種類の Skype for Business コンテンツのレビューの制限事項
    2.  
      レビューペインについて
    3.  
      レビューペインのアイテムのフィルタ処理
    4. レビューセット内での検索
      1.  
        クイック検索の実行
      2. 詳細検索の実行
        1.  
          検索属性について
        2. 演算子について
          1.  
            Discovery Accelerator ルールでの NEAR 演算子条件の使用に関するガイドライン
        3.  
          SQL Server のストップワードについて
        4. 手動での分析ルール定義言語 (RDL) のクエリーの編集
          1.  
            カッコの使用による分析 RDL のブールの優先度の設定
          2.  
            分析 RDL でのステミングの使用
          3.  
            分析 RDL でのカストディアンと対象値の指定
    5.  
      同じ対話のすべてのアイテムの検索
    6.  
      アイテムへのレビューマークとタグの割り当て
    7.  
      コメントのアイテムへの追加
    8.  
      アイテムの履歴の表示
    9.  
      アイテムの印刷可能バージョンの表示
    10.  
      元のアイテムのダウンロード
    11.  
      クリップボードへのアイテムリストのコピー
    12. Enterprise Vault アーカイブからのアイテムの削除
      1.  
        削除した後にアイテムをレビューする場合の制限事項
    13.  
      レビューペインの概観の変更
    14.  
      レビューペインのユーザー設定の設定
  4. リサーチフォルダを使った作業
    1.  
      リサーチフォルダについて
    2.  
      リサーチフォルダの作成
    3.  
      リサーチフォルダのプロパティの編集
    4.  
      アイテムのリサーチフォルダへのコピー
    5.  
      リサーチフォルダのアイテムのレビュー
    6.  
      リサーチフォルダからのアイテムのエクスポート
    7.  
      リサーチフォルダへのアクセス権の付与
    8.  
      リサーチフォルダからのアイテムの削除
    9.  
      リサーチフォルダのケースへの変換
    10.  
      フォルダの削除
  5. アイテムのエクスポートと提出物生成
    1. アイテムのエクスポートと提出物生成について
      1.  
        特定の種類のコンテンツのエクスポートの制限事項
    2.  
      エクスポートと提出物生成の違い
    3.  
      エクスポート実行または提出物生成実行
    4.  
      同時エクスポート実行数または提出物生成実行数の制限について
    5.  
      エクスポート ID または通し番号を Microsoft Outlook で表示
  6. レポートの作成と表示
    1.  
      Discovery Accelerator レポートについて
    2.  
      Discovery Accelerator レポートの作成
    3. 利用可能な Discovery Accelerator のレポート
      1.  
        [アーカイブソース]レポート
      2.  
        [ケースの履歴]レポート
      3.  
        [エクスポート実行の重複]レポート
      4.  
        [アイテムの詳細]レポート
      5.  
        [リーガルホールド]レポート
      6.  
        [提出物生成実行]レポート
      7.  
        [提出物生成実行の重複]レポート
      8.  
        [提出物生成]レポート
      9.  
        [検索]レポート
      10.  
        [セキュリティ]レポート
    4.  
      既存のレポートの表示
    5.  
      レポートの削除
    6. OData Web サービスを使った Discovery Accelerator データセットの表示について
      1.  
        利用可能な Discovery Accelerator データセット
      2.  
        Discovery Accelerator データベースへのアクセス
      3.  
        Microsoft Excel での OData サービスの使用
      4.  
        Microsoft SQL Server Reporting Services (SSRS)での OData サービスの使用
      5.  
        OData エラーのトラブルシューティング
  7. 付録 A. Discovery Accelerator 検索で使う Enterprise Vault のプロパティ
    1.  
      Enterprise Vault の検索のプロパティについて
    2.  
      システムプロパティ
    3.  
      Enterprise Vault のカスタムプロパティ
    4.  
      ファイルシステムアーカイブのアイテムの Enterprise Vault のカスタムプロパティ
    5.  
      SharePoint アイテムの Enterprise Vault のカスタムプロパティ
    6.  
      Compliance Accelerator 処理されたアイテムの Enterprise Vault のカスタムプロパティ
    7.  
      ポリシー管理ソフトウェアで使うためのカスタムプロパティ
    8.  
      Enterprise Vault SMTP アーカイブのカスタムプロパティ

検索属性について

表: 検索属性 は利用可能なすべての属性をリストします。各属性に対して、表は属性と一緒に使うことができる演算子を示し、その目的を記述しています。

表: 検索属性

属性

種類

有効な演算子

説明

AttachmentsCount

数字

=

>

>=

<

<=

AttachmentsCount は電子メールの添付ファイルの数に基づく条件を追加するために使います。

Author

文字列

CONTAINS

ANYOF

NOT CONTAINS

NOT ANYOF

Author は電子メールの送信者に基づく条件を追加するために使います。

フルネームは二重引用符 (") で囲みます。名、姓、ミドルネームを個別に入力することもできます。

対象 (T:)、対象グループ (TG:)、カストディアン (C:)、カストディアングループ (CG:) に対応する値は、別の行にする必要があります。 T: や TG: などの接頭辞は大文字にする必要があります。

カストディアンはカストディアンのプライマリ属性値によって識別し、カストディアングループ、対象と対象グループはそれらの表示名によって識別します。

AuthorOrRecipients

文字列

CONTAINS

ANYOF

NOT CONTAINS

NOT ANYOF

AuthorOrRecipients は次の属性のいずれかの送信者そして受信者に基づく条件を追加することを可能にする複合属性です。

  • From

  • To

  • CC

  • BCC

フルネームは二重引用符 (") で囲みます。名、姓、ミドルネームを個別に入力することもできます。

対象 (T:)、対象グループ (TG:)、カストディアン (C:)、カストディアングループ (CG:) に対応する値は、別の行にする必要があります。 T: や TG: などの接頭辞は大文字にする必要があります。

カストディアンはカストディアンのプライマリ属性値によって識別し、カストディアングループ、対象と対象グループはそれらの表示名によって識別します。

BCC

文字列

CONTAINS

ANYOF

ALLOF

NOT CONTAINS

NOT ALLOF

NOT ANYOF

BCC は電子メールの BCC 受信者に基づく条件を追加するために使います。

フルネームは二重引用符 (") で囲みます。名、姓、ミドルネームを個別に入力することもできます。

対象 (T:)、対象グループ (TG:)、カストディアン (C:)、カストディアングループ (CG:) に対応する値は、別の行にする必要があります。 T: や TG: などの接頭辞は大文字にする必要があります。

カストディアンはカストディアンのプライマリ属性値によって識別し、カストディアングループ、対象と対象グループはそれらの表示名によって識別します。

CC

文字列

CONTAINS

ANYOF

ALLOF

NOT CONTAINS

NOT ALLOF

NOT ANYOF

CC は電子メールの CC 受信者に基づく条件を追加するために使います。

フルネームは二重引用符 (") で囲みます。名、姓、ミドルネームを個別に入力することもできます。

対象 (T:)、対象グループ (TG:)、カストディアン (C:)、カストディアングループ (CG:) に対応する値は、別の行にする必要があります。 T: や TG: などの接頭辞は大文字にする必要があります。

カストディアンはカストディアンのプライマリ属性値によって識別し、カストディアングループ、対象と対象グループはそれらの表示名によって識別します。

内容

文字列

CONTAINS

ANYOF

ALLOF

NEAR

NOT CONTAINS

NOT ALLOF

NOT ANYOF

Content は電子メールの本文の文字列またはファイルのコンテンツに基づく条件を追加するために使います。

フレーズは二重引用符 (") で囲みます。NEAR 以外のすべての利用可能な演算子に対して、検索ステミングのオンとオフの切り替えを選択できます。NEAR 演算子を使う場合、配布リストを展開するようにルールビルダーのどこかでこのオプションを選択しても、Discovery Accelerator は配布リストを展開しません。

対象 (T:)、対象グループ (TG:)、カストディアン (C:)、カストディアングループ (CG:) に対応する値は、別の行にする必要があります。 T: や TG: などの接頭辞は大文字にする必要があります。

カストディアンはカストディアンのプライマリ属性値によって識別し、カストディアングループ、対象と対象グループはそれらの表示名によって識別します。

Custom

文字列

=

NOT =

CONTAINS

ANYOF

ALLOF

NOT CONTAINS

NOT ALLOF

NOT ANYOF

Custom はアーカイブ時に作成されたあらゆるカスタム属性に基づく条件を追加するために使います。演算子を選択して検索文字列を入力する前にカスタム属性の名前を入力してください。

次に例を示します。

Custom.Veritas.MyAttribute CONTAINS "Veritas"

フレーズは二重引用符 (") で囲みます。ANYOF または NOT ANYOF 演算子を選択すると、複数の値をカンマで区切ることができます。

対象 (T:)、対象グループ (TG:)、カストディアン (C:)、カストディアングループ (CG:) に対応する値は、別の行にする必要があります。 T: や TG: などの接頭辞は大文字にする必要があります。

カストディアンはカストディアンのプライマリ属性値によって識別し、カストディアングループ、対象と対象グループはそれらの表示名によって識別します。

Direction

リスト

=

ANYOF

NOT =

NOT ANYOF

Direction は電子メールの方向に基づく条件を追加するために使います。有効な値は次のとおりです。

  • Internal

  • External Inbound

  • External Outbound

  • Not Specified

FileExtension

文字列

ANYOF

CONTAINS

NOT ANYOF

NOT CONTAINS

FileExtension は電子メールの拡張子の種類とファイルの種類に基づく条件を追加するために使います。複数のファイルの種類をリストとして入力します。次に例を示します。

DOC PDF MSG

フレーズは二重引用符 (") で囲みます。ANYOF または NOT ANYOF 演算子を選択すると、複数の値をカンマで区切ることができます。

Importance

リスト

=

ANYOF

NOT =

NOT ANYOF

Importance は電子メールの重要度の設定に基づく条件を追加するために使います。有効な値は次のとおりです。

  • Low

  • Normal

  • High

MailDate

日付

=

>

>=

<

<=

BETWEEN

NOT BETWEEN

MailDate は電子メールが送信された日付と、電子メールの添付ファイルの修正日に基づく条件を追加するために使います。

BETWEEN と NOT BETWEEN 演算子を使うとき、開始日と終了日を指定する必要があります。

MessageClass

文字列

ANYOF

CONTAINS

NOT ANYOF

NOT CONTAINS

MessageClass は電子メールの MAPI メッセージクラスの設定に基づく条件を追加するために使います。次に例を示します。

IPM.Note.

フレーズは二重引用符 (") で囲みます。ANYOF または NOT ANYOF 演算子を選択すると、複数の値をカンマで区切ることができます。

MessageType

リスト

=

ANYOF

NOT =

NOT ANYOF

MessageType は電子メールの種類に基づく条件を追加するために使います。有効な値は次のとおりです。

  • Bloomberg

  • Domino Mail

  • Exchange Mail

  • Fax

  • File

  • Instant Messaging

  • SharePoint

  • SMTP Mail

  • ソーシャル

ModifiedDate

日付

=

>

>=

<

<=

BETWEEN

NOT BETWEEN

ModifiedDate は電子メールかファイルが前回修正された日付に基づく条件を追加するために使います。

BETWEEN と NOT BETWEEN 演算子を使うとき、開始日と終了日を指定する必要があります。

OriginalLocation

文字列

ANYOF

CONTAINS

NOT ANYOF

NOT CONTAINS

OriginalLocation は電子メールまたはファイルの元の場所に基づく条件を追加するために使います。次に例を示します。

  • Inbox

  • Sent items

  • \\server\share\Sales

フレーズは二重引用符 (") で囲みます。ANYOF または NOT ANYOF 演算子を選択すると、複数の値をカンマで区切ることができます。

Recipients

文字列

CONTAINS

ANYOF

NOT CONTAINS

NOT ANYOF

Recipients は次の属性のいずれかの受信者に基づく条件を追加することを可能にする複合属性です。

  • To

  • CC

  • BCC

対象 (T:)、対象グループ (TG:)、カストディアン (C:)、カストディアングループ (CG:) に対応する値は、別の行にする必要があります。 T: や TG: などの接頭辞は大文字にする必要があります。

RetentionCategory DisplayName

文字列

CONTAINS

NOT CONTAINS

RetentionCategoryDisplayName はアイテムがアーカイブされた保持カテゴリに基づく条件を追加するために使います。次に例を示します。

General retention category

RetentionExpiryDate

日付

=

>

>=

<

<=

BETWEEN

NOT BETWEEN

RetentionExpiryDate は電子メールかファイルが期限切れになる日付に基づく条件を追加するために使います。アイテムがアーカイブされた保持カテゴリによって有効期限が決まります。

BETWEEN と NOT BETWEEN 演算子を使うとき、開始日と終了日を指定する必要があります。

Sensitivity

リスト

=

ANYOF

NOT =

Sensitivity は電子メールの機密性に基づく条件を追加するために使います。有効な値は次のとおりです。

  • Normal

  • Personal

  • Private

  • Confidential

Size

数字

=

>

>=

<

<=

Size は電子メールまたはファイルのサイズに基づく条件を追加するために使います。

Subject

文字列

CONTAINS

ALLOF

ANYOF

NEAR

NOT CONTAINS

NOT ALLOF

NOT ANYOF

Subject は電子メールの件名とファイル名の文字列に基づく条件を追加するために使います。

フレーズは二重引用符 (") で囲みます。NEAR 以外のすべての利用可能な演算子に対して、検索ステミングのオンとオフの切り替えを選択できます。NEAR 演算子を使う場合、配布リストを展開するようにルールビルダーのどこかでこのオプションを選択しても、Discovery Accelerator は配布リストを展開しません。

対象 (T:)、対象グループ (TG:)、カストディアン (C:)、カストディアングループ (CG:) に対応する値は、別の行にする必要があります。 T: や TG: などの接頭辞は大文字にする必要があります。

カストディアンはカストディアンのプライマリ属性値によって識別し、カストディアングループ、対象と対象グループはそれらの表示名によって識別します。

SubjectOrContent

文字列

CONTAINS

ALLOF

ANYOF

NEAR

NOT CONTAINS

NOT ALLOF

NOT ANYOF

SubjectOrContent は次の属性のいずれかの文字列に基づく条件を追加することを可能にする複合属性です。

  • Subject

  • Body

この属性はファイルの名前またはコンテンツの文字列で一致させる場合にも使われます。

フレーズは二重引用符 (") で囲みます。NEAR 以外のすべての利用可能な演算子に対して、検索ステミングのオンとオフの切り替えを選択できます。NEAR 演算子を使う場合、配布リストを展開するようにルールビルダーのどこかでこのオプションを選択しても、Discovery Accelerator は配布リストを展開しません。

対象 (T:)、対象グループ (TG:)、カストディアン (C:)、カストディアングループ (CG:) に対応する値は、別の行にする必要があります。 T: や TG: などの接頭辞は大文字にする必要があります。

カストディアンはカストディアンのプライマリ属性値によって識別し、カストディアングループ、対象と対象グループはそれらの表示名によって識別します。

To

文字列

CONTAINS

ANYOF

ALLOF

NOT CONTAINS

NOT ALLOF

NOT ANYOF

To は電子メールの受信者に基づく条件を追加するために使います。

フルネームは二重引用符 (") で囲みます。名、姓、ミドルネームを個別に入力することもできます。

対象 (T:)、対象グループ (TG:)、カストディアン (C:)、カストディアングループ (CG:) に対応する値は、別の行にする必要があります。 T: や TG: などの接頭辞は大文字にする必要があります。

カストディアンはカストディアンのプライマリ属性値によって識別し、カストディアングループ、対象と対象グループはそれらの表示名によって識別します。