NetBackup™ for Nutanix AHV 管理者ガイド

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Product(s): NetBackup & Alta Data Protection (11.0)
  1. 概要
    1.  
      NetBackup Web UI での AHV 資産の構成と保護の概要
  2. Nutanix AHV 管理者の RBAC の役割
    1.  
      Nutanix AHV 管理者の RBAC の役割
    2.  
      デフォルトの VMware 管理者役割とデフォルトの AHV 管理者役割の両方のユーザーへの割り当て
    3.  
      すべての Nutanix AHV 権限と追加の VMware 資産権限のカスタム役割の作成
    4.  
      すべての VMware 権限と追加の Nutanix AHV 資産権限のカスタム役割の作成
  3. AHV クラスタの管理
    1.  
      AHV 仮想マシンを保護するためのクイック構成チェックリスト
    2.  
      AHV クラスタと NetBackup ホスト間、および Nutanix Prism Central と NetBackup ホスト間の安全な通信の構成
    3.  
      Windows バックアップホストで iSCSI イニシエータサービスを有効にする
    4.  
      Linux バックアップホストでの iSCSI イニシエータパッケージのインストール
    5.  
      Java GUI/CLI で追加したクラスタの Web UI への移行
    6.  
      Nutanix AHV クラスタを構成するための前提条件
    7.  
      Nutanix のセグメント化された iSCSI ネットワークのサポートについて
    8.  
      iSCSI による AHV クラスタとの安全な通信のための CHAP 設定の構成
    9.  
      NetBackup が AHV との通信に使用するポートについて
    10.  
      AHV クラスタの追加または参照
    11.  
      AHV クラスタの削除
    12.  
      新しい Nutanix Prism Central の追加
    13.  
      新しい Prism Central サーバークレデンシャルの追加
    14.  
      Nutanix Prism Central の削除
    15.  
      インテリジェント VM グループの作成
    16.  
      インテリジェント VM グループへの権限の割り当て
    17.  
      インテリジェント VM グループを更新します。
    18.  
      インテリジェント VM グループの削除
    19.  
      iSCSI 用 CHAP の設定
    20.  
      AHV アクセスホストの追加
    21.  
      AHV アクセスホストの削除
    22.  
      AHV リソース形式のリソース制限の変更
    23.  
      AHV 資産の自動検出の間隔の変更
    24. マルウェアのスキャン
      1.  
        バックアップイメージのスキャン
      2.  
        作業負荷の種類ごとの資産
  4. クレデンシャルの管理
    1. AHV クラスタのクレデンシャルの管理
      1.  
        新しいクラスタのクレデンシャルの追加
      2.  
        AHV クラスタのクレデンシャルの更新と検証
    2. 新しい Nutanix Prism Central のクレデンシャルの管理
      1.  
        新しい Nutanix Prism Central クレデンシャルの追加
      2.  
        Nutanix Prism Central のクレデンシャルの更新と検証
    3.  
      資産に適用されているクレデンシャル名の表示
    4.  
      指定したクレデンシャルの編集または削除
  5. インスタントアクセス
    1.  
      インスタントアクセス機能を使用する前の考慮事項と制限事項
    2.  
      VM バックアップイメージからのファイルとフォルダのダウンロード
    3. インスタントアクセス Build Your Own (BYO)
      1.  
        インスタントアクセス Build Your Own (BYO) の前提条件
      2.  
        インスタントアクセス Build Your Own (BYO) のハードウェア構成の必要条件
      3.  
        よく寄せられる質問
  6. AHV 仮想マシンの保護
    1.  
      AHV 仮想マシンを保護する前の考慮事項
    2.  
      保護計画を使用した AHV VM またはインテリジェント VM グループの保護
    3.  
      ポリシーを使用した AHV VM またはインテリジェントグループのバックアップ
    4.  
      VPC 内の AHV VM の保護
    5.  
      AHV 資産の保護設定のカスタマイズ
    6.  
      AHV 資産のポリシーの変更
    7.  
      スケジュールと保持
    8.  
      バックアップオプション
    9.  
      仮想マシンの静止を有効にするための前提条件
    10.  
      VM またはインテリジェント VM グループの保護の解除
    11.  
      VM またはインテリジェント VM グループの保護状態の表示
  7. AHV 仮想マシンのリカバリ
    1.  
      AHV 仮想マシンをリカバリする前の考慮事項
    2.  
      リカバリ前チェックについて
    3.  
      AHV 仮想マシンのリカバリ
    4.  
      VPC 内の AHV VM のリカバリ
    5.  
      Nutanix AHV のファイルとフォルダのエージェントレスリストアについて
    6.  
      ファイルとフォルダのエージェントレスリカバリの前提条件
    7.  
      SSH 鍵指紋
    8.  
      Nutanix AHV エージェントレスリストアによるファイルとフォルダのリカバリ
    9.  
      リカバリターゲットのオプション
    10.  
      Nutanix AHV のリカバリ前チェック
    11.  
      Nutanix-AHV のファイルとフォルダのエージェントベースリストアについて
    12.  
      ファイルとフォルダのエージェントベースリカバリの前提条件
    13.  
      Nutanix AHV エージェントベースのリストアによるファイルとフォルダのリカバリ
    14.  
      制限事項
  8. Nutanix クラウドクラスタ (NC2) の保護
    1.  
      AWS の Nutanix Cloud Clusters (NC2) の保護
    2.  
      Azure の Nutanix Cloud Clusters (NC2) の保護
  9. AHV の操作のトラブルシューティング
    1.  
      NetBackup for AHV のトラブルシューティングのヒント
    2.  
      AHV クレデンシャルの追加中のエラー
    3.  
      AHV 仮想マシンの検出フェーズで発生するエラー
    4.  
      新たに検出された VM の状態のエラー
    5.  
      AHV 仮想マシンのバックアップの実行時に発生するエラー
    6.  
      AHV 仮想マシンのリストア中に発生するエラー
  10. AHV の API とコマンドラインオプション
    1.  
      API とコマンドラインオプションを使用した AHV 仮想マシンの管理、保護、リカバリ
    2.  
      AHV 構成の追加の NetBackup オプション
    3.  
      rename ファイルに関する追加情報

よく寄せられる質問

ここでは、Build Your Own (BYO) のインスタントアクセスについてよく寄せられる質問をいくつかご紹介します。

表: よく寄せられる質問

よく寄せられる質問

回答

Docker/Podman をインストールせずにストレージを構成またはアップグレードした後、BYO で (ファイルのダウンロードおよびリストアのため) インスタントアクセスによるファイルの参照を有効にする方法を教えてください。

次に示す順序で操作を実行します。

  1. 必要な Docker/Podman のバージョンをインストールします。

  2. インスタントアクセス機能の使用を開始します。

    たとえば、ファイルのダウンロード、ファイルのリストアなどを行うことができます。

nginx サービスをインストールせずにストレージを構成またはアップグレードした後に、BYO で Nutanix AHV インスタントアクセス機能を有効にする方法を教えてください。

次に示す順序で操作を実行します。

  1. 必要な nginx サービスのバージョンをインストールします。

  2. 新しい BYO nginx 構成エントリ /etc/nginx/conf.d/byo.conf が、元の /etc/nginx/nginx.conf ファイルの HTTP セクションに含まれていることを確認します。

  3. コマンド /usr/openv/pdde/vpfs/bin/vpfs_config.sh --configure_byo を実行します。

「MSDP REST API がポート 10087 の HTTPS を介して利用可能であることの確認」で触れている vpfs-config.log ファイルで発生した問題を解決するには、どのようにしたら良いですか。

次に示す順序で操作を実行します。

  1. Yum ツールを使用して、policycoreutilspolicycoreutils-python パッケージをインストールします。

  2. Nginx に SELinux が必要な次のルールを追加し、10087 ポートにバインドします。

    • semanage port -a -t http_port_t -p tcp 10087

    • setsebool -P httpd_can_network_connect 1

  3. コマンド /usr/openv/pdde/vpfs/bin/vpfs_config.sh --configure_byo を実行します。

BYO のインスタントアクセスでは、デフォルトで自己署名証明書が使用され、*.pem 外部証明書のみがサポートされます。

外部 CA (*.pem 証明書) で署名された証明書で置き換えることが必要な場合は、どのようにしたら良いですか。

外部証明書を構成するには、次の手順を実行します。新しい証明書がすでに生成されている場合 (証明書にはメディアサーバーの長いホスト名と短いホスト名が含まれている必要があります) は、手順 4 に進みます。

  1. RSA の公開鍵と秘密鍵のペアを作成します。

  2. 証明書の署名要求 (CSR) を作成します。

    証明書にはメディアサーバーの長いホスト名と短いホスト名が含まれている必要があります。

  3. 外部認証局が証明書を作成します。

  4. <PDDE ストレージのパス>/spws/var/keys/spws.cert を証明書に置き換え、<PDDE ストレージのパス>/spws/var/keys/spws.key を秘密鍵に置き換えます。

  5. 次のコマンドを実行して、証明書を再ロードします。

    /usr/openv/pdde/vpfs/bin/vpfs_config.sh --configure_byo

GNOME のインスタントアクセスライブマウント共有で、メディアの自動マウントを無効にする方法を教えてください。

自動マウントが有効になっている場合、ソースフォルダは GNOME のライブマウント共有からマウントされ、小さなディスクが表示されます。このシナリオでは、インスタントアクセス機能が正しく動作しません。

マウントされたディスクコンテンツソースは、ライブマウント共有配下の .../meta_bdev_dir/... フォルダにあり、マウントターゲットは /run/media/... フォルダにあります。

次のガイドラインに従って、GNOME 自動マウントを無効にします。

https://access.redhat.com/solutions/20107

/var/log/vpfs/vpfs-config.log ファイルの次の問題は、どうすれば解決できますか。

**** Asking the 
NetBackup Webservice 
to trust the MSDP 
webserver (spws) 
**** /usr/openv/netbackup/
bin/nblibcurlcmd 
failed (1):

次に示す順序で操作を実行します。

  1. NetBackup プライマリサーバーが起動しており、ファイアウォールが NetBackup プライマリサーバーとストレージサーバー間の接続をブロックしていないことを確認します。

  2. ストレージサーバーで次のコマンドを実行して、接続状態を確認します。

    /usr/openv/netbackup/bin/bpclntcmd -pn

  3. NetBackup プライマリサーバーを起動し、NetBackup プライマリサーバーとストレージサーバー間の接続を許可してから、次のコマンドを実行します。

    /usr/openv/pdde/vpfs/bin/vpfs_config.sh --configure_byo