NetBackup™ for Nutanix AHV 管理者ガイド

NetBackup では、RBAC (役割に基づくアクセス制御) を使用して、どのユーザーがどの Nutanix AHV またはその他の作業負荷にアクセスできるかを制御できます。環境に応じて、次の方法で Nutanix AHV 管理者の RBAC を構成できます。

• すべての Nutanix AHV 資産に、デフォルトの AHV 管理者の役割を使用して RBAC アクセス権をグローバルに付与します。

• すべての Nutanix AHV 資産とすべての VMware 資産に、デフォルトの AHV 管理者の役割とデフォルトの VMware 管理者の役割を使用して、RBAC アクセス権をグローバルに付与します。

  デフォルトの AHV 管理者の役割では、すべての Nutanix AHV 資産 (グローバル) にアクセスできます。この役割を使用すると、管理者は Nutanix AHV のクレデンシャルの管理も行えます。(これらのクレデンシャルは、［作業負荷 (Workloads)］、［Nutanix AHV］の［Prism Central サーバー (Prism Central servers)］タブまたは［AHV クラスタ (AHV cluster)］タブで管理します。)

  デフォルトの VMware 管理者の役割には、すべての VMware 資産 (グローバル) へのアクセス権があります。この役割を使用すると、管理者は vCenter、ESX Server などのクレデンシャルを管理することもできます。(これらのクレデンシャルは、［作業負荷 (Workloads)］、［VMware］の［VMware サーバー (VMware servers)］タブで管理します。)

• Nutanix AHV 管理者に、VMware 資産に対する追加の権限を含めて、Nutanix AHV へのフルアクセスを付与するカスタム役割を作成します。この役割は、VMware バックアップイメージからリストアし、リカバリ後に AHV 作業負荷を使用する場合に便利です。

• Nutanix AHV 管理者に、Nutanix AHV 資産に対する追加の権限を含めて、VMware へのフルアクセスを付与するカスタム役割を作成します。この役割は、VMware 作業負荷を使用し、ハイパーバイザ間のリストアを実行する場合に便利です。

次の点に注意してください。

• RBAC の役割を作成するには、RBAC 管理者の役割、または役割を作成する権限が必要です。

• クレデンシャルを作成するには、RBAC 管理者の役割、またはクレデンシャルを作成する権限を持つ役割が必要です。デフォルトの Nutanix AHV 管理者の役割とデフォルトの VMware 管理者の役割はユーザーにクレデンシャルを割り当てることはできますが、クレデンシャル管理でクレデンシャルを作成することはできません。

• 役割とクレデンシャルの作成については、NetBackup 管理者にお問い合わせください。