NetBackup™ for Nutanix AHV 管理者ガイド
- 概要
- Nutanix AHV 管理者の RBAC の役割
- AHV クラスタの管理
- マルウェアのスキャン
- クレデンシャルの管理
- インスタントアクセス
- AHV 仮想マシンの保護
- AHV 仮想マシンのリカバリ
- Nutanix クラウドクラスタ (NC2) の保護
- AHV の操作のトラブルシューティング
- AHV の API とコマンドラインオプション
インスタントアクセス機能を使用する前の考慮事項と制限事項
インスタントアクセス仮想マシン機能について、次の点に注意します。
この機能は、NetBackup Web UI またはインスタントアクセス API を使用してローカルまたはクラウド LSU (論理ストレージユニット) から作成されたバックアップコピーでサポートされます。
クラウド LSU (論理ストレージユニット) でのインスタントアクセスの制限事項については、『NetBackup 重複排除ガイド』
を参照してください。
この機能は、保護計画またはポリシーから作成されたバックアップコピーでサポートされます。
この機能は、NetBackup Appliance、NetBackup Virtual Appliance、Flex Appliance、BYO (Build Your Own) サーバーでサポートされています。
Flex WORM ストレージでのインスタントアクセスには、次のサービスが必要です:
NGINX、NFS、SAMBA、WINBIND (Active Directory が必要な場合)、SPWS、VPFS
この機能では、メディアサーバー重複排除プール (MSDP) メディアサーバーまたは WORM ストレージサーバーからの同時マウントポイントが 50 個に制限されます。Flex Appliance を使用している場合、この機能では、各ノードからの同時マウントポイントが 50 個に制限されます。
[ダウンロード (Download)]オプションを使用したファイルまたはフォルダのダウンロードの場合、NetBackup Web UI では、プライマリサーバーがメディアサーバーへの接続に使用するのと同じ名前または IP アドレスを持つメディアサーバーにアクセスできる必要があります。
メディアサーバーのアプライアンスがサードパーティの証明書を使用する場合、この機能を使用する前に、NetBackup プライマリサーバーで特定の構成を作成する必要があります。
詳しくは、『NetBackup Appliance セキュリティガイド』で、サードパーティの証明書に関するセクションと、サードパーティの SSL 証明書の実装に関するセクションを参照してください。
5-minutes-alive-session のしきい値は、アプライアンスおよび BYO の Web サーバー NGINX で定義されます。ダウンロード用に選択されたファイルとフォルダは、このしきい値内で圧縮されダウンロードされる必要があります。
ストレージサーバーとプライマリサーバーが NetBackup の以前のバージョンからアップグレードされた後、確実にインスタントアクセスを有効化するには、次のコマンドを使用して、アップグレードされたプライマリサーバーで NetBackup Web サービスを再起動します。
/usr/openv/netbackup/bin/nbwmc stop
/usr/openv/netbackup/bin/nbwmc start
Windows VM からファイルまたはフォルダをダウンロードまたはリストアする必要がある場合は、Windows レジストリハイブの数が 1 万未満であることを確認します。
レジストリハイブに関する詳しい情報を参照できます。
RDM (raw デバイスマッピングモード) または永続モードのディスクがある VM は、この機能ではサポートされません。
Windows のリストアで、ReFS ファイルシステムはサポートされません。
インスタントアクセス機能は、Windows 10 のコンパクトオペレーティングシステムをサポートしていません。オペレーティングシステムが圧縮されているかどうかを確認するには、VM をバックアップする前に、コマンドプロンプトで compact "/compactos:query" を実行します。
圧縮を無効にするには、VM をバックアップする前に、コマンドプロンプトで "compact /compactos:never" を実行します。これによって、VM のバックアップにインスタントアクセス機能を使用できます。
インスタントアクセス機能では、ハードリンクがサポートされません。イメージにハードリンクファイルが含まれている場合にイメージからユニバーサル共有を作成すると、vpfsd では、これらのハードリンクファイルのサイズが 0 バイトと表示されます。
Linux VM の場合、ミラーボリュームはインスタントアクセスではサポートされません。