NetBackup™ for HBase 管理者ガイド
- 概要
- NetBackup 用 HBase プラグインの配備
- NetBackup for HBase の構成
- HBase のバックアップとリストアの実行
- トラブルシューティング
バックアップホストの管理
バックアップホストは、HBase クラスタのすべてのバックアップとリストア操作をホストするプロキシクライアントとして機能します。NetBackup 用 HBase プラグインの場合、バックアップホストは、HBase クラスタにインストールされている独立したエージェントなしですべてのバックアップとリストア操作を実行します。
バックアップホストは、Linux コンピュータである必要があります。NetBackup は、バックアップホストとして RHEL および SUSE プラットフォームのみをサポートします。
バックアップホストとして、NetBackup クライアント、メディアサーバー、またはマスターサーバーを使用できます。メディアサーバーをバックアップホストとして設定することをお勧めします。
バックアップホストを追加する前に、次の点を考慮します。
バックアップ操作用に、1 つまたは複数のバックアップホストを追加できます。
リストア操作用に、バックアップホストを 1 つだけ追加できます。
マスターサーバー、メディアサーバー、またはクライアントが、バックアップホストの役割を実行できます。
NetBackup 用 HBase プラグインは、すべてのバックアップホストに配備されます。
複数のバックアップホストを使用する場合は、すべてのバックアップホストがメディアサーバーと通信していることを確認します。
NetBackup 管理コンソールまたはコマンドラインインターフェースのいずれかを使用して BigData ポリシーを構成しているときにバックアップホストを追加できます。
ポリシーの作成方法について詳しくは BigData バックアップポリシーの作成を参照してください。
バックアップホストを追加するには
- [バックアップ対象]タブでは、[新規]をクリックし、次の形式でバックアップホストを追加します。
Backup_Host=<hostname>
ポリシーの作成方法について詳しくは BigData バックアップポリシーの作成を参照してください。
また、次のコマンドを使用して、バックアップホストを追加することもできます。
bpplinclude PolicyName -add "Backup_Host=hostname"
詳しくは HBase クラスタ用の BigData ポリシーを作成するための NetBackup コマンドラインインターフェース (CLI) の使用 を参照してください。
- ベストプラクティスとして、すべてのバックアップホスト上の
/etc/hosts
ファイルにすべての HMaster と地域サーバーのエントリを追加します。FQDN 形式でホスト名を追加する必要があります。または
/etc/resolve.conf
ファイルに適切な DNS エントリを追加します。
バックアップホストを削除するには
- [バックアップ対象]タブで、削除するバックアップホストを選択します。
- 選択したバックアップホストを右クリックし、[削除]をクリックします。
また、次のコマンドを使用して、バックアップホストを削除することもできます。
bpplinclude PolicyName -delete "Backup_Host=hostname"