NetBackup™ for SQLite 管理者ガイド
nbsqlite.conf 構成ファイル
構成ファイル (nbsqlite.conf)
には、各操作について指定する必要があるパラメータが含まれています。事前定義済みの設定が含まれ、クライアント上に配置されます。nbsqlite.conf
ファイルでパラメータを構成するか、コマンドラインでそれらを指定します。コマンドラインのパラメータは、nbsqlite.conf
ファイルよりも優先されます。
パラメータを指定しない場合は、デフォルト値が優先されます。
nbsqlite.conf
ファイルを使用すると、操作を実行するたびにパラメータを指定する必要がなくなります。
nbsqlite.conf
ファイルは次の場所にあります。
(Windows)
C:\Program Files\Veritas\NBSQLiteAgent\nbsqlite.conf
(Linux RHEL および SUSE)
/usr/NBSQLiteAgent/nbsqlite.conf
NetBackup 8.2 以降、RHEL または SUSE でのエージェントのインストール時に、デフォルトでは nbsqlite.conf
ファイルが作成されません。RPM インストーラは、インストール先ディレクトリ /usr/NBSQLiteAgent/ に既存の任意のファイルを単に上書きするため、既存の構成ファイルは上書きされません。
nbsqlite.conf ファイルが存在しない場合は、オプションを指定せずにバックアップユーティリティコマンドを実行して、ファイルを作成できます。たとえば、./nbsqlite コマンドを実行します。このコマンドは、デフォルトの nbsqlite.conf ファイルを作成します。
表: nbsqlite.conf ファイル に操作のパラメータを示します。
表: nbsqlite.conf ファイル
パラメータ (Parameters) |
説明 |
次に対する必須パラメータ |
デフォルト値 |
---|---|---|---|
SQLITE_DB_PATH |
SQLite データベースパスを構成します。 |
バックアップ |
このパラメータのデフォルト値はありません。 |
MASTER_SERVER_NAME |
nbsqlite 操作に NetBackup マスターサーバーを指定します。 |
バックアップ、リストア、問い合わせ、および削除を実行します。 |
このパラメータのデフォルト値はありません。 |
POLICY_NAME |
DataStore のポリシー名を指定します。 |
バックアップ |
このパラメータのデフォルト値はありません。 |
SCHEDULE_NAME |
DataStore ポリシーを作成する際に構成したバックアップスケジュールを特定します。 |
バックアップ |
このパラメータのデフォルト値はありません。 |
CLIENT_NAME |
エージェントを持つ NetBackup クライアントを定義します。 |
リダイレクトリストアと問い合わせ |
このパラメータを設定しない場合は、NetBackup マスターサーバーがデフォルト値になります。 |
SNAPSHOT_SIZE |
(Linux) LVM スナップショットのスナップショットサイズを、キロバイト (KB)、メガバイト (MB)、またはギガバイト (GB) で指定します。 |
LVM バックアップ |
このパラメータを設定しない場合は、 |
DB_BACKUP_ID |
バックアップイメージ名を表します。このパラメータは、バックアップイメージ名を使用して指定するバックアップファイルを構成します。 |
バックアップファイルを削除およびリストアするには、バックアップイメージ名を指定します。 |
このパラメータのデフォルト値はありません。 |
SQLITE_TARGET_DIRECTORY |
バックアップのリストア先ディレクトリを指定します。 |
リストア |
このパラメータのデフォルト値はありません。 |
NBSQLITE_LOG_LEVEL |
NBSQLITE_LOG_LEVEL パラメータを使用すると、
|
ログレベルは、エラーをトラブルシューティングする際に、アクセスする情報の量を制御するのに役立ちます。 |
この値を設定しない場合は、ログレベル 1 がデフォルト値になります。 |
NBSQLITE_LOG_SIZE |
|
値は、ログに書き込むイベントに応じて指定できます。 |
このパラメータを設定しない場合は、10 MB がデフォルト値になります。 |