NetBackup™ for SQLite 管理者ガイド
NetBackup for SQLite エージェント 使用時のエラーのトラブルシューティング
表: エラーを解決するための一般的な手順 に、エージェントの使用中に発生する可能性がある問題を解決するのに役立つ、一般的な手順を示します。
表: エラーを解決するための一般的な手順
手順 |
操作 |
操作 |
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手順 1 |
エラーメッセージの確認. |
通常、エラーメッセージは、適切に行われなかった処理を示しています。コマンドラインにエラーメッセージが表示されなくても、問題が発生している疑いがある場合、ログやレポートを確認します。これらに、問題を直接示すエラーメッセージが含まれている場合があります。ログとレポートは、トラブルシューティングに不可欠な手段です。 |
手順 2 |
問題発生時に実行していた操作の確認. |
次について質問します。
|
手順 3 |
すべての情報の記録. |
重要になる可能性がある情報を入手します。
|
手順 4 |
問題の修正. |
問題を特定した後、情報を使用して問題を修正します。 |
手順 5 |
テクニカルサポートに連絡してください |
エラーを解決できない場合は、テクニカルサポートにお問い合わせください。 |
エラーのトラブルシューティングを行うには、NetBackup のログ、NetBackup for SQLite エージェント のログ、および NetBackup XBSA のログを参照してください。これらのログは次の場所にあります。
NetBackup のログは次の場所にあります。
install_path\NetBackup\logs\bprd
install_path\NetBackup\logs\bpcd
install_path\NetBackup\logs\user_ops\dbext\logs
bprd
と bpcd
のログファイルを有効にする必要があります。詳しくは、『NetBackup トラブルシューティングガイド』を参照してください。
NetBackup for SQLite エージェント に固有のログは次の場所にあります。
install_path\nbsqlite.log
NetBackup XBSA に固有のログは次の場所にあります。
<NetBackup_install_path>/netbackup/logs/exten_client
NetBackup のエラーのトラブルシューティングについて詳しくは、『NetBackup トラブルシューティングガイド』および『NetBackup コマンドリファレンスガイド』を参照してください。
表: NetBackup for SQlite のエラーのトラブルシューティング では、操作の実行中に発生するエラーと、問題のトラブルシューティング方法の一覧を示します。
表: NetBackup for SQlite のエラーのトラブルシューティング
エラー |
説明 |
解決方法 |
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nbsqlite のバックアップが次のエラーで失敗します。 xbsa.dll をロードできません (Unable to load xbsa.dll) |
ユーザー環境変数パスが NetBackup の bin ディレクトリに更新されていない場合、nbsqlite のバックアップが失敗します。 |
nbsqlite のバックアップを正常に実行するには
|
nbsqlite のバックアップが状態コード 7648 で失敗します。 |
安全な接続のためのホスト検証が失敗すると、バックアップが失敗する場合があります。 しばらくしてからバックアップ操作が終了し、ジョブの状態が nbsqlite コマンドプロンプトに表示されます。 |
有効なマスターサーバー名とホスト名を構成していることを確認してください。 |
nbsqlite のバックアップが次のエラーで失敗します。 XBSA を開始できませんでした (XBSA initiation failed) または XBSA オブジェクトの作成に失敗しました (Failed to create XBSA object) |
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バックアップを正常に実行するには
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(Windows) VSS スナップショットの作成に失敗しました (VSS snapshot creation failed) |
nbsqlite 操作を実行する権限をユーザーが持っていない場合、nbsqlite のバックアップが失敗することがあります。 |
管理者モードで cmd.exe を実行します。 |
nbsqlite のリストア操作を実行しても、ターゲットの NetBackup クライアントからデータをリストアできません。 |
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正常にリストアするには
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nbsqlite のバックアップが次のエラーで失敗します。 (Linux) LVM のスナップショット作成中にエラーが発生しました (Error creating LVM snapshot) |
ボリュームグループにスナップショット用の十分な容量がない場合、nbsqlite のバックアップが失敗することがあります。 |
ボリュームグループの容量を確認するには、次のコマンドを使用します。
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正常なバックアップ後のエラーメッセージ: <volume_group>/<snapshot_name> 0 / 4096 (29393616896) 後の読み取りエラー: 入力エラーまたは出力エラー。(<volume_group>/<snapshot_name> Read failure after 0 of 4096 at 29393616896: input or output error.) または <volume_group>/<snapshot_name> 0 / 4096 (4096) 後の読み取りエラー: 入力エラーまたは出力エラー。 |
(<volume_group>/<snapshot_name>: read failure after 0 of 4096 at 4096: input or output error.) ボリュームグループにスナップショットが含まれる場合に、nbsqlite のバックアップからこれらのエラーが返されます。バックアップを再度実行する前に、スナップショットをリストしてから削除できます。 |
スナップショットを削除するには
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Linux (LVM) の nbsqlite バックアップが次のエラーで失敗します。 スナップショットのマウント解除中にエラーが発生しました - デバイスまたはリソースがビジー状態です (Error unmounting the snapshot-Device or resource busy) または snapshot-sqlitesnap_<timestamp> の削除中にエラーが発生しました (Error removing the snapshot-sqlitesnap_<timestamp>) |
スナップショットやデバイスをマウント解除しようとしたとき、または既存のスナップショットを削除するときに、nbsqlite のバックアップが失敗します。 |
スナップショットをマウント解除するには
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RHEL または SUSE でエージェントをインストールした後、 |
NetBackup 8.2 以降、RHEL または SUSE でのエージェントのインストール時に、デフォルトでは |
nbsqlite.conf ファイルが存在しない場合、オプションを指定せずにバックアップユーティリティコマンドを実行してファイルを作成できます。たとえば、./nbsqlite コマンドを実行します。このコマンドは、デフォルトの nbsqlite.conf ファイルを作成します。 |