Veritas NetBackup™ Appliance 高可用性リファレンスガイド
NetBackup Appliance の HA 設定のアップグレードについて
高可用性 (HA) 設定のノードのアップグレード要件を次に示します。
NetBackup Appliance シェルメニュー
このインターフェースを使用して、ノードをアップグレードします。
メモ:
Appliance Management Console では、HA ノードのアップグレードはサポートされていません。
HA 設定の 1 つまたは 2 つのノード
HA ノードは、HA 設定内からアップグレードする必要があります。HA 設定からノードを 1 つ削除すると、残りのノードをアップグレードできません。HA ノードは、両方のノードを含む HA 設定内からアップグレードする必要があります。
一度に 1 台のノード
他のノードで作業を続行できるようにするため、一度に 1 台のノードのみをアップグレードできます。
1 つのソフトウェアバージョン
両方のノードで、同じアプライアンスソフトウェアバージョンを使用している必要があります。1 台のノードをアップグレードしたら、他方のノードをすぐにアップグレードする必要があります。
ノードのアップグレード順序
MSDP サービスと仮想 IP サービスがオフラインになっているノード (通常はパートナーノード) でアップグレードプロセスを開始します。
最初のノードでアップグレードが完了した後、次のタスクをすぐに順序どおりに実行します。
アップグレードされたノードで Support > Test Software コマンドを実行して、各種アプライアンスソフトウェアコンポーネントの状態を検証します。
テストに合格したら、もう一方のノードにログインし、最初のノードと同じ方法でアップグレードします。
MSDP の構成
リリース 4.0 以降、MSDP ストレージが構成されていなくても、HA ノードをアップグレードできます。
NetBackup Appliance シェルメニューでのパッケージのダウンロード
rpm パッケージをダウンロードする必要があるのは 1 台のノードだけです。パッケージをダウンロードした HA ノードで Manage > Software > List Downloaded コマンドを実行した後、他方のノードでコマンドを実行してパッケージを利用できるようにします。
ホスト名マッピングの承認
ソフトウェアバージョン 3.1.1 以前からアップグレードする前に、関連付けられているプライマリサーバーの NetBackup 管理コンソールで、HA アプライアンスのホスト名マッピングを承認する必要があります。承認しなかった場合、プレフライトチェックでアップグレードを開始できません。
ホスト名マッピングを承認するには、次の操作を行います。
関連付けられているプライマリサーバーで、NetBackup 管理コンソールにログインします。
左ペインで[セキュリティ管理 (Security Management)]をクリックしてプロパティを展開し、[ホスト管理 (Host Management)]をクリックします。
右ペインの左下で、[承認のマッピング (Mappings for Approval)]をクリックします。
右ペインの上部で、承認が保留状態となっている任意のホストマッピングをクリックします。承認を求める[マッピングの承認 (Approve Mappings)]ダイアログボックスが表示されたら、[はい (Yes)]をクリックします。承認が保留状態となっている各ホストマッピングについて、このタスクを繰り返します。