Veritas NetBackup™ Appliance 高可用性リファレンスガイド
NetBackup Appliance の高可用性設定における機能とオプションの構成要件
ほとんどの場合、機能とオプションは、MSDP サービスを実行しているノードでのみ設定します。このノードは、最初に構成した高可用性 (HA) ノードで、HA 設定の作成にも使用します。
切り替えやフェールオーバーで正しく動作するように、両方のノードで設定する必要がある機能とオプションもあります。これらの機能またはオプションそれぞれの設定が一致する必要があります。MSDP ノードで設定を変更する場合は、パートナーノードでも同じ変更を行う必要があります。
両方の HA ノードで設定する必要がある機能とオプションを次に示します。
セキュリティ技術導入ガイド (STIG) 機能の有効化について詳しくは、『Veritas NetBackup Appliance コマンドリファレンスガイド』を参照してください。
HA 設定の構成が完了した後にのみ、両方のノードで FIPS (連邦情報処理標準) 140-2 機能を有効にできます。FIPS 構成は両方のノードで同じである必要があります。HA 設定が完了する前にどちらかのノードで FIPS が有効になっている場合は、HA 設定を完了する前に、そのノードで FIPS を無効にする必要があります。
HA 設定からノードを削除する前に、両方のノードで FIPS を無効にする必要があります。
両方のノードにおける AD (Active Directory) サーバーと LDAP (Lightweight Directory Access Protocol) サーバーのユーザーおよびユーザーグループの登録は、一致する必要があります。AD ユーザーと LDAP ユーザーの認証について詳しくは、『Veritas NetBackup Appliance セキュリティガイド』を参照してください。
MSDP の重複排除設定は pd.conf ファイルに保存されています。HA 構成におけるデータの重複排除の質を保つには、両方のノードのファイルが一致する必要があります。一致しない場合、切り替え後に重複排除のパフォーマンスが低下する可能性があります。MSDP の pd.conf ファイルの編集について詳しくは、『Veritas NetBackup 重複排除ガイド』を参照してください。
OST (OpenStorage) プラグインの設定について詳しくは、『Veritas NetBackup Appliance 管理者ガイド』を参照してください。
仮想ローカルエリアネットワーク (VLAN) の構成について詳しくは、『Veritas NetBackup Appliance 管理者ガイド』を参照してください。
VCS (Veritas Cluster Server) が HA ノード上のサービスをオンラインにできない場合、そのサービスグループは障害状態になる可能性があります。オンラインであるはずのリソースが障害状態またはオフラインになっている場合は、ベリタスのサポートにお問い合わせください。