Veritas NetBackup™ Appliance アップグレードガイド
アップグレードのガイドライン
アップグレードを開始する前に、次のガイドラインを確認してください。
現在、アプライアンス環境でソフトウェアバージョン 2.6.1、2.6.1.1、2.6.1.2、2.7.1、2.7.2、2.7.3、または 3.0 を使用していることを確認する。これらのバージョンのみがバージョン 3.1 への直接アップグレードをサポートします。
アップグレードする前に必ず完全なディザスタリカバリ (DR) バックアップを実行します。
アップグレードのために十分な容量を確保するために、アップグレードする前に、以前にダウンロードしたリリースの更新、クライアントパッケージ、およびクライアントアドオンのすべてをアプライアンスから削除します。ベストプラクティスとして、すべてのアプライアンスおよびクライアントをアップグレードした後に、ダウンロードしたパッケージを必ず削除してください。 アップグレードするアプライアンスにアプライアンスのバージョン 2.6.0.1 がインストールされたことがある場合、別の方法でクライアントパッケージを削除する必要があります。
アプライアンスのアップグレード前のタスクを参照してください。
アプライアンスの場合も、従来の NetBackup のアップグレードと同じアップグレードの順序に従います。 常にマスターサーバーアプライアンスの更新から始めて、次にすべてのメディアサーバーアプライアンスをアップグレードします。
複数のメディアサーバーをアップグレードする場合は、個別のメディアサーバーごとにアップグレードプロセスを実行する必要があります。
従来の NetBackup マスターサーバーがメディアサーバーアプライアンスとともに使用されている場合、そのマスターサーバーの NetBackup にはメディアサーバーアプライアンスと同じか、それ以降のバージョンが必要です。たとえば、メディアサーバーアプライアンスを NetBackup appliance バージョン 3.1 でアップグレードする前に、まずマスターサーバーの NetBackup をバージョン 8.1 にアップグレードします。
対応する NetBackup ソフトウェアのバージョンについて を参照してください。
アプライアンスのメディアサーバーアップグレードの間、NetBackup マスターサーバーがアクティブで動作していることを確認します。 さらに、NetBackup のプロセスがマスターサーバーとメディアサーバーの両方で開始され、実行されていることを確認します。
メモ:
アップグレード中は NetBackup サービスのみをアクティブにする必要があります。 アップグレード中はすべてのジョブを停止しているか、一時停止しているか、または実行を阻止している必要があります。
アプライアンスのアップグレード前のタスクを参照してください。
NetBackup 管理コンソールの互換性のあるバージョンを使用して、NetBackup サービスを管理します。
NetBackup 管理コンソールには後方互換性があります。パッチリリース (x.x.x.x) コンソールは、1 番目と 2 番目の数字が同一の NetBackup のメジャーリリース (x.x) またはマイナーリリース (x.x.x) と互換性があります。
たとえば、7.6.1.2 コンソールは 7.6 の NetBackup Server と互換性があります。ただし、NetBackup 7.6.1.2 コンソールで 7.5.0.7 NetBackup Server を管理することはできません。さまざまな例については図: サポート対象とサポート外の旧バージョンコンソール構成の例を参照してください。
対応する NetBackup ソフトウェアのバージョンについて を参照してください。