Veritas NetBackup™ 管理者ガイド Vol. 2
- NetBackup ライセンスモデルと nbdeployutil ユーティリティ
- 追加構成
- 動的ホスト名および動的 IP アドレスについて
- UNIX クライアントでのビジー状態のファイルの処理について
- Shared Storage Option について
- NetBackup での Shared Storage Option の構成について
- SSO の概略レポートの表示
- vm.conf 構成ファイルについて
- 保留管理
- UNIX のメニューユーザーインターフェース
- 参照トピック
- ホスト名規則
- nbtar または tar32.exe を使用したバックアップイメージの読み込みについて
- バックアップ時間に影響する要素
- NetBackup 通知スクリプト
- メディアおよびデバイスの管理の推奨する使用方法
- TapeAlert について
- テープドライブのクリーニングについて
- NetBackup によるドライブの予約方法
- NetBackup によるメディアの選択方法
- UNIX でのテープ I/O コマンドについて
NetBackup for Exchange Agent
NetBackup for Exchange Agent は、キャパシティライセンスを使用している場合、正確なライセンス方式を使用してデータを報告します。MS-Exchange-Server ポリシー形式を使用してバックアップが完了すると、エージェントはポリシーが保護するデータのサイズをキャプチャします。データは、マスターサーバーに報告されます。
MS-Exchange-Server ポリシーを使って Exchange データベースがバックアップされるとき、ポリシーの保護データの定義は、Exchange データベース (.edb ファイル) のサイズになります。Exchange のライセンスは、MS-Exchange-Server ポリシーに特有であり、VMware などの仮想化ポリシーを使用してバックアップされる Exchange サーバーはサポートされません。
Exchange 2007 のスナップショットベースのバックアップは、Exchange 2010、2013、および 2016 と同様にサポートされます。
メモ:
Exchange のライセンスでは、Exchange 2007 のストリームバックアップポリシーはサポートされません。これらのポリシーでは、キャパシティ ライセンスの既存の方法 (バックアップイメージヘッダー) を使用してレポートが生成されます。
管理者は、次の方法のいずれかを使って、正確なライセンス方式を使用して報告される Exchange データベースのサイズが正しいかどうかを確認できます。
Exchange サーバーでデフォルトで利用可能な Microsoft Exchange 管理シェルコマンドを使用します。
Get-MailboxDatabase -Status | select Name,DatabaseSize
このコマンドの詳細を参照するには、help Get-MailboxDatabase コマンドを使用します。
Exchange サーバーでバックアップされた Exchange データベースファイル (.edb) のプロパティを調べ、ファイルのサイズを表示します。
表: Exchange バックアップ環境のレポート
データベース可用性グループ (DAG)/クラスタバックアップ | スタンドアロン Exchange バックアップ |
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Exchange DAG またはクラスタ環境では、ユーザーは DAG 指示句を選択してすべての Exchange データベースをバックアップするか、スタンドアロンデータベースバックアップとして DAG の個々のデータベースをバックアップすることができます。 重複は DAG について報告されます。バックアップポリシーで設定されているサーバー設定リストに基づいて、任意のノードから Exchange DAG データベースをバックアップできます。どのノードを使用して Exchange DAG データベースをバックアップしても、キャパシティライセンスレポートは DAG ノード間でデータベースを一意に識別し、重複を識別します。保護データのサイズは、Exchange DAG データベースのバックアップに使用されるノードから計算されます。 | スタンドアロン Exchange 環境では、保護データが報告されます。共通のデータベースがある複数のポリシーでは、重複が識別されます。 |