Veritas NetBackup™ WebSocket サービス (NBWSS) リファレンスガイド
- NetBackup WebSocket サービス (NBWSS) を使用したクラウドアプリケーションとの通信
- NBWSS に対する WebSocket エンドポイントの設定
- NBWSS のトラブルシューティング
NBWSS を介した API 呼び出し
NetBackup WebSocket サービス (NBWSS) では、クラウドベースのアプリケーションはセキュア接続を介して NetBackup に対する REST API 呼び出しを実行できます。クラウドアプリケーションは、JSON (JavaScript Object Notation) 形式でメッセージを NBWSS に送信します。JSON メッセージには、クラウドアプリケーションが実行する REST API 呼び出しが含まれます。次に、NBWSS はクラウドアプリケーションの代わりに API 呼び出しを行い、そのアプリケーションに応答を返送します。
NetBackup の REST API 呼び出しを行う要求の例を次に示します。
{
"version": "1.0",
"id": "9CD2B69F-0BBF-3F60-974D-C1F2EF37B872",
"type": "COMMAND",
"subType": "REQUEST",
"timeStamp": 1444806222,
"payload": {
"uri": "/netbackup/config/servers/vmservers/vCenter1.domain
.com",
"method": "GET",
"headers": {
"Content-Type": "application/vnd.netbackup+json;version=1.0"
}
}
}次の点に注意してください。
API 呼び出しを行うには、
"type"フィールドが"COMMAND"、"subType"フィールドが"REQUEST"である必要があります。"payload"フィールドは呼び出される API の種類によって異なります。この例では、
"uri"フィールドに REST API 呼び出しの URI が含まれています。NBWSS はホスト名とポートが完全な REST 要求に含まれていることを確認します。"method"フィールドには、実行する API 呼び出しの種類が含まれます。この例では、"GET"(vCenter1 に関する情報を取得する要求) です。"headers"フィールドには、API 呼び出しに含める HTTP ヘッダーが含まれます。この例の"Content-Type"は、要求が JSON 形式で送信されることを示す"application/vnd.netbackup+json;version=1.0"に設定されています。"Content-Type"の形式は次のとおりです。"Content-Type": "application/vnd.netbackup+media;version=<major>.<minor>"
メモ:
"Content-Type"内のバージョン番号 (version=<major>. <minor>) は、変更がメジャーかマイナーかに応じて、将来のリリースで変更される可能性があります。