Veritas NetBackup™ WebSocket サービス (NBWSS) リファレンスガイド
- NetBackup WebSocket サービス (NBWSS) を使用したクラウドアプリケーションとの通信
- NBWSS に対する WebSocket エンドポイントの設定
- NBWSS のトラブルシューティング
NBWSS メッセージの形式
WebSocket エンドポイントと通信するために、NetBackup WebSocket サービス (NBWSS) は JSON (JavaScript Object Notation) による独自のメッセージ形式を使います。JSON 形式により、NBWSS とエンドポイントのアプリケーションは ID に基づきメッセージを追跡し、メッセージの形式とサブタイプを判別できます。
メッセージは要求と応答として動作します。各要求には関連付けられた応答があります。
NBWSS 接続要求の例を次に示します。
{ "version": "1.0", "id": "0CEAB6C2-0BBF-4F60-974D-C1F3EF39B872", "type": "CONNECT", "subType": "REQUEST", "timeStamp": 1444944181, "payload": { "token": "qwerrtrtrtrt2234344===" } }
アプリケーションの応答の例:
{ "version": "1.0", "id": "0CEAB6C2-0BBF-4F60-974D-C1F3EF39B872", "type": "CONNECT", "subType": "RESPONSE", "timeStamp": 1444944191, "payload": { "valid": true } }
次の点に注意してください。
メッセージは左側の波括弧 ({) で始まり、右側の波括弧 (}) で終わります。
応答の
"id"
は要求と同じものである必要があります。エントリは、カンマで区切った
key:value
の組み合わせで構成されます。メッセージには
payload
が含まれます。CONNECT
またはCOMMAND
形式のメッセージの場合、ペイロードには波括弧 { } で囲んだ object が含まれます。NOTIFICATION
のメッセージの場合、ペイロードには角括弧 [ ] で囲んだ array が含まれます。JSON フォーマットについては、JavaScript Object Notation に関するネットワーキンググループメモを参照してください。
表: NBWSS メッセージフィールド では、NBWSS メッセージのフィールドについて説明します。
表: NBWSS メッセージフィールド
キー |
説明 |
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メッセージのバージョン。このリリースの利用可能なバージョンは
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メッセージの一意の識別子。 NBWSS は、要求メッセージを送信するときに UUID を生成し、このフィールドに配置します。エンドポイントのアプリケーションが応答メッセージで応答するとき、NBWSS は応答メッセージが要求メッセージと同じ ID を含んでいることを想定します。この ID により、NBWSS は要求メッセージを応答メッセージにマッピングできます。 NBWSS が要求メッセージを受信する場合、その応答メッセージには要求メッセージと同じ ID が含まれます。この ID により、エンドポイントのアプリケーションは必要に応じて要求を応答にマッピングできます。 |
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メッセージの形式。利用可能な形式は次のとおりです。
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メッセージのサブタイプ。利用可能なサブタイプは |
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メッセージが送信された UNIX エポック時間 (秒単位) の数値表現です。 |
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メッセージの本文。本文はメッセージの形式とサブタイプによって異なります。 次の項で、より詳しい説明と例を示します。 NBWSS を介した API 呼び出しを参照してください。 NBWSS 通知を参照してください。 NBWSS メッセージの例を参照してください。 |